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5話 初クエは土の味して

「おっさんはなんで呪の品なんて買うんだ?」

「あぁ、こういうのはな、コレクターに高く売れるんだよ。まぁ、コネがいるから兄ちゃん達には無理だけどな!」


なるほど、そういう人もいるのか

金食いモアイなんて相当特殊だと思うが…


「じゃあな、兄ちゃん達!!」

「…たいへんだったな」

「とにかく、お金になって良かったですね!!」

「まぁ、回したもんが回しただけ回ってきたんだろ。」

「もしかしてその言葉気に入ってます?」

「…」


俺達は早く登録するためにギルドに向かう。

急いでいたためか、大柄な男にぶつかってしまった。


「痛ぇ、オメェ何すんだ!!医者りょ──」

「痛ぇぇええ!!絶対折れた!!絶対折れたぁあ!!」

「は?」


俺がぶつかった男とその仲間らしき2人が何か言いかけたものの、俺の叫びを聞くと黙る。


「「は?」」


「カルス様大丈夫ですか!?あ、あれ…」

「痛ぇ…、お前ら勇者の腕折ってただで済むと思うなよ!!」

「おい!!お前ほんとは折れてないだろ!そこの女も不思議がってんじゃねぇか!!」

男のうちの一人が顔を真赤にして大声で言う


「?、何言ってるんだ?俺が折れたって言ったら折れてるんだよ」

「意味わかんねぇこと言ってんじゃねぇ!!俺達がゴロツキ三銃士だって

分かっててやってんのか?」



「は?なに?お前ら三銃士ってことは3人だけ?少なすぎだろ、それに三銃士って…はは!!まだ中学生なの?いい加減卒業しろよ、イタいお年頃はよぉ!!」

「て、テメェ!!舐めやがって!!いいぜ!!かかってこいよ!!」

「なに?相手から攻撃してくれないと怖くて手も出ないの?三銃士なのにw?三銃士なのにw?」

「いや、カルス様!?煽るのやめてください!!」

「てめぇええええ!!!」

「ほらぁあ!!怒っちゃったじゃ無いですかぁぁぁあああ!!」


野蛮なゴロツキが俺達に殴りかかろうと近寄ってきた。

どうしよう、俺喧嘩すらしたことねぇからビビって動けねぇ…


「そこまでです、もし続けるなら牢屋に入ってもらいます。」


警察らしき女性が俺達の間に入って喧嘩を止めた。

そのおかげで三銃士(笑)は去っていった。


警察も去っていったことで通行人ももとに戻り何事もなかったかのような状態になった。


「良かったですね、何もなくて…」

「なかった…」

「え?」

「慰謝料ぶんどれなかった!!」

「いいじゃないですか!!どうせ怪我してないんだから!ほら、ギルドに行きますよ!!」


俺はエルメスに手を引かれながらギルドへ向かった。


〜冒険者ギルド〜


「はい、これでお二人とも登録できました」

「おお…これがカード。なんかなくしそうだ。」

「再発行にはお金と時間がかかるのでなくさないでください…」


カードを見てはしゃいでいた俺に受付嬢が釘を指してくる。


「制度について説明しますか?」

「…エルメス聞いといて」

「え?私ですか?」


俺はエルメスを待つ間依頼を確認する。


デカメノカ

デカイ蚊で、バカでかい虫刺されに困る人続出。


…なんだコレ、迷惑にも程があるし地味にも程があるだろ。


歩くベロ

夜中町中でペチャペチャ音を立てながら移動する気持ちの悪いベロです。

騒音被害が出ています。


…なんだコレ、(以下同文)


「カルス様!!聞いてきました!!」

「おぉ、ありがとう、どうだった?」

「何もわかりませんでした!」

「は?」

「でも、初心者にはスライムがおすすめらしいです。さぁ!初討伐行っちゃいましょう!!」

「は?」


俺はエルメスに引きずられて依頼に連れて行かれた。


〜草原〜


「はぁ!?なんで攻撃が当たらないんだよ!!初心者におすすめって話だろ?嘘だったのかよ!?」

「カルス様の剣の振り方が変なんですよ!!」


草原にやってきて小一時間

さっそく見つけたスライムと戦っているのだが全く勝てない。


「グフッ!!」

俺の腹にスライムの体当たりが刺さる。


「お、お前…!!許さねぇ!!オラオラオラぁぁあああ!!」

「横じゃなくて縦に振ってください縦に!!」


エルメスの叫びを聞いて俺は剣を縦に振る


グサッ!!


「地面に刺さった!!」

「何してるんですか!?」


「グフッ!!」

またも俺の腹にスライムの体当たりが刺さる


「ぐおぉぉ…もう立てない…」

「カルス様!?勇者がその調子じゃ情けないですよ!?」


そう言ってエルメスは倒れた俺の前に居たスライムを斬りつける。


ブシャッ!!


「…」


その際に溢れたスライム汁が俺の顔にかかり口に入る。


「もう、大丈夫ですか?まずは剣の振り方からですね。」


俺は無気力感と敗北感そして口に広がる畑の土のような味を感じながら俺の初戦闘は終わった。


ここまでお読みくださりありがとうございます。


まさか勇者がスライムに負けるとはね…

なけなしの路銀はたいて買った剣も地面に突き刺しました


次回は宿探しになるでしょうか?

ぜひ楽しみにしていてください!!

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