第ニ路 え?魔法を知らない?
「痛っ!?」
俺はまだ異世界転生してから数時間。
いつになったら人に会えるのだろうか。
「今度こそ!ステータスオープン!」
シーン……
「なんでだよ!!」
『これはラノベの見過ぎですね。』
「誰だよあんた!助けてくれぇ!」
『いやですよ。あなたには介入できませんし。』
「じゃあなんで声なんかかけてんだよ!」
『……面白いから?』
「とりあえずステータス……スキルとか見る方法を教えてくれ…」
『ないですよ?スキル』
「は?え?異世界転生ヤッホイチート無双ハーレム最高じゃないのか?」
『なにを勘違いしてるのか…ていうかスキル欲しいなんてあなた言いましたか?』
「うぐっ…」
『どうしても、というのならあげましょう。』
「お願いします。ください。」
『ならハーレム禁止。見ててムカつくんだよ。ああいうの。』
「クソッ……夢が一つ……いや、それでいいのでお願いします!」
『はいはい、[性能表示]って言ってみ?]
「性能表示]
シュイン!!
「おお、すげぇ…(なんで和訳したんだよ……)」
『知らないです。as……すみません呼ばれたので。そいじゃ』
(あいつ実はサラリーマンなのか?)
「ていうかなんだこのスキル…」
〜〜〜
佐藤正雄Lv.1 男
HP:10
MP:10
スキル
翻訳Lv.1-さまざまな言語を翻訳してくれる。
性能表示Lv.1-対象の情報を見ることができる。
魔法もどきLv.1-初級までの魔法を使う媒体になるスキル。
以下、使用可能魔法。
火球Lv.1-火の球を生成、発射できるスキル。水に弱い。消費MP8。
風吹Lv.1-風を起こす。出力はスキルレベルによる。一部魔法を取り込む。消費MP3。
〜〜〜
(……強いのかわからん)
「ま、使ってみればわかるだろう。」
すると……ガサガサガサガサ
「試し撃ちに良さそうな獲物が来たのか?さすが異世界!ラノベみたいな展開が……」
現れたのは……
「bgoooooo!」
「よっしゃ!オークだ!一応……性能表示」
〜〜〜
オークLv.21 オス
スキル
スキルレベルが低いので確認不可
※美味しいらしい。元の世界のA5ランク牛みたいな感じ。
〜〜〜
「……よし!逃げよう!」
「bgooooooo!」
「ていうか美味いってなんだよ!」
「bgoo!」
「あ、やべ」
なんと!俺は土につまずいてこけてしまった!
『ククッ……ダサッ……』
(聞こえてますよ!)「だ、誰かーー!」
ズバッ。
「pgoo!?」
「そこの兄ちゃん!早く立て!逃げろ!ここは俺に任せろ!」
「いえ、加勢します!」
「なんだと!?武器もないのに?おっと」
「bgooooooooooo!」
「いけ!火球!」
booooom!
「やったか?」
『それ言ったらやれてな…』
「黙っとけ!」
「トドメだ!風吹!」
【MP不足です。】
「は?」
「bgoooo!」
「だから言ったろ?逃げろって」
ズバッ。
「pgeeeee………」
佐藤正雄はレベルアップした!
「お、終わったのか…」
「んで?兄ちゃんこんなところでなにをしてたんだ?」
「えーと、かくかくしかじか」
「かくかくしかじかって?」
(おい、astさんよ、通じさせてくれよ)「えーと、あ、そうだ魔法書ってありますか?」
「質問に答えろよ。てかマホウショってなんだ?」
「魔法について書かれた本です」
「マホウ……?なんだそれ?」
「え、魔法を知らないだと……」
『あ、そうそうこの世界に魔法は存在しないよ』
「嘘だろ!?」
「なぁ、兄ちゃんよ、あんた誰と喋ってんだ?」
「えーと、そういうことです」
「全くもってわからない!まぁいいけど身分証明書はあるよな?」
(なんだと……?)
『あなたのポケットに入れておきましたよ』
「これですね。」
「佐藤、か。よろしくな、佐藤」
そうして二人は道を進んで行こうと………
「ていうか俺あんたの名前聞いたっけ?」
「あ、俺か?俺はなB級冒険者のシュガって言うんだ。」
「シュガ、か。よろしくな」
……二人は今度こそ道を進んで行った。
どーも。astです。2路読んで下さってありがとうございます。次回もご期待ください。




