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2つのえびのしっぽ

作者: まえとら

私は4人だけのミステリー研究部に所属してる。食べ物の中で何が好き?と問われれば「えび」が好き。AB型だからじゃあない。



今日も今日とてのほほんと。トリックだ超能力だと公園にて検証。謎の活動を終えた私たち。

結成1周年のお祝いに、みんなで回転すしに行った。


お寿司が運ばれてくるレーン側に私とキミが並んで座ることに自然になった。さりげなくみんなのぶんのお茶とお箸を配るキミ。気配りのできるキミ。


たわいもない会話をしながら食べるひとときの幸せ。


レーンから、えびが流れてきた。

私の右手とキミの左手が同時に、そのお皿を手に取った。

「あっ」

「あっ」


「どうぞ」

「どうぞ」


「じゃあ半分こしよ」

「うん」

ふたりのほほがピンク色に染まった。


ひとつずつ、えびをほおばり。

お皿に、えびのしっぽが並んだ。

私のえびのしっぽとキミのえびのしっぽ。

ハート型の、えびのしっぽがふたつ並んだ。

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