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適当最強論  作者: 芥
3/5

2回目の…

「びっくりしたぁ。」

思わず口から言葉が出た。

それもそうだ。急に猪が襲いかかってきたんだもん。誰だってびっくりするでしょ。

 

 俺が適当にパンチをしたが、確か当たってはいなかったはずだ。でも猪は進路を変えて何処かに行ってしまった。いきなりパンチが飛んできて驚いたのであろうか。

 何かしてみるもんだな。俺はそう思った。


 辺りはもうすっかり夜になっていた。写真は一枚も撮れなかった。なんてこったい。

 まぁ何がともあれ自分が無事であるのには変わりない。めでたしめでたし。


 帰りにバッティングセンターに寄った。

 ここのバッティングセンターは夜の11時半まで営業している。たくさん打てるね。

 1000円で100球打つ事ができるから、それなりの満足感は得ることができる。

 俺はいつも120キロを打つ。120キロのボールをフルスイング。これを100球。

 とにかく全力で振った。全力で。

 100球を打ち終える頃には手にマメが出来ていた。痛い。そして疲れた。身体中汗でびちょびちょになっている。

「とりあえず家に帰るか。」

家に帰った。

 

 今日は疲れた。明日は休みか。

 ゆっくり休もうか。


-----------------------


 気づいたら俺は洞窟のような所に居た。

 これはあれか?夢か?

 

 とりあえず先に進んでみる。夢と分かっているけど。

 生き物とかは全然居そうにない。コウモリとか居そうなのに。

 それよりこの洞窟かなりデカいな…高さ50m、幅75mといったところか。嘘です、適当に言いました。まぁでも、かなりデカい。


 しばらく進んだ。

 進んだ先に少し光っているところが見えた。

 気になったので光ってる方向へ足を進ませた。

 

 




 歩き始めて1時間は経った。

 かなり長い。まだまだかかりそうだ。と思ったとき、遠くの方に誰かが居る。

 光を見ている。1人で。声かけてみようか。

「何してるの?」

その人はこっちを振り返った。

どこか見覚えがある。

同じくらいの歳で綺麗な顔立ちの女性。

「あんたもきたのね。」

彼女は続ける。

「ここに来れば力が得られるらしいの。あんたもその目的で来たの?」

またよく分からないことを言っている。そもそもこれは夢だ。俺には関係ない。

「まぁいいや。私はあの光ってる所に行こうと思うんだけどついてくる?」

ついていきたいし、なんならテレポートとかで一瞬であの光ってる場所まで行かないかなぁ。

 なんて思ってると、

「テレポートで行こうと思うから、行きたいんであれば私の肩に手乗せて。」

マジかよ。テレポート出来るのかよ。すっご。これはラッキーすぎる。

 俺は彼女の肩に手を置いた。

 その瞬間、時空が歪んだ様な光景が広がった。何も痛くないし力が吸い取られた感じもない。疲労感もない。すげぇ。

 こんなことを思っていたとき、たどり着いた。

 その光っている場所に。

 

 

 

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