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ウォーライフ  作者: ルク穴禁
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50連勝と年金



――自宅に着くと、父は居なかった。和谷は居て、父は出勤したとの事。

『朝ごはん食べた?』

『冷凍のコンビニ弁当をチンして食べたよ』

俺は早速、ゲーム機をセットしてスイッチを入れる。しかし、画面が映らない。カセットを入れ直したり、端子をフーフーしてみたり、ゲーム機を叩いてみたり。何をしてもダメだ。

『あのババア、騙したな!? 壊れてるじゃないか!』

――俺がトラブルが起きる度に母は霊媒師の所へ連れて行こうとするが、俺は2度と行かなかった。騙されなかった。

俺は親の財布からお金を抜き取っては、ゲーセンで腕を磨く。

――そして、高校に入ってから数週間後の日曜日。対戦型格闘ゲームで50連勝を達成した。脳からアドレナリンがドバドバ出てるのが感覚で分かる。ラスト5戦の時は緊張か武者震いか手が震えていた。快感だ。

『あんちゃん、凄いな!』オーディエンスがザワついてる。

『いえいえ』

もう乱入者は居ない。ストーリーをクリアして帰る。

負けた連中の眼が怯えた小鹿に見える。片腹痛いわ。

俺はあの快感が忘れられず、また日曜日にゲーセンへ行く。

俺は早速、乱入する。バトル開始だ。

キャラを3人選び、3対3形式の格闘ゲーム。俺はキャラ1人だけで相手を全滅させる。

それにしても今日は獲物が少ないな。あと、1ステージでクリアしちまうぞ。

すると、乱入者が来た、獲物発見!

しかし、結果は惨敗……。二人組だ、筐体の影から見えた。得意キャラを交代させながら嵌め技も織り混ぜて、追い詰められ、劣勢のままタイムアウト。

俺は2度目の対戦を躊躇った。また負けたらどうしよう……50連勝の大台に乗った男だぞ!?

二人組は俺を倒すと終わらせず行ってしまった。1人は誰か判った、田辺洋介だ。中学生に遅れをとるとは……!

俺は帰りに父方の祖父母の家に寄る。目的があった。

2人は出掛けてるようだ、玄関の鍵は開いている。こっそり侵入する。年金を隠してる場所は大体分かる。

寝室の戸棚を下から順に開けていく。すると、一番上の棚に札束があった。俺は証拠は残さない。4万円だけ抜き取って、元通りにして去る。

俺は家電量販店に行き、新型ゲーム機と筐体であった対戦型格闘ゲームの家庭用がセットになっている物を買う。5千円の釣だ。またのゲーセン代にしよう。

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