小学校生活最後の地獄
ようやく最後の学年になった
あと1年もすれば卒業
あと少し、少し耐えれば楽になる
そう思ってたけど
でも、その少しがとても長かった
学年上がって最初の洗礼は首絞められて気絶することから始まった
この時点で殺されるような事なのかもしれない
今警察に被害届出せば救われるんじゃないかな?
そう思うこともあった
でも、救われる可能性が確実にある訳でもない
行けなかった
相談にすら行くことはできなかった
そこからいつもの殴られ蹴られ物を捨てられることが続いた
唯一、解放されたと思える時間があった
それは血を見てる時
自分を偽り親と接し、学校では居ない人扱いされながら暴力振るわれ
『自分はホントに生きてるの?もしかして死んでる?』『長い悪夢を見てるんじゃないの?』
そう思うようになっていってた
だからカッターで手首を切ってみた
でも血はそんなに出てくれなかった
次は腕を切ってみた。少し深く切ったのか血がたくさん出てくれた
痛みを感じた。
その瞬間『悪夢を見てる訳ではないんだ。現実なんだ。でも、まだ私は生きてる』と思えた
それから毎日切ってた
半袖の時期にはコンシーラーを使って傷痕を隠して
冬には1日一本切るだけでは済まなくなった
何本も何本も切っても痛みすら感じなくなって、血が流れるだけだった
太股も切り始めた。理由はただ必ず隠れる場所ってことだった
そして卒業を迎えた
ようやく地獄から解放される!!
そう思っていた私はバカだったのかもしれない。
ここまで読んで頂きありがとうございます
これで小学校編は終了ですが
まだ続きます
よかったらこの後も読み続けてください。
espour