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イジメの現実  作者: espour
地獄の始まり
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小3 急に始まった『いじめ』

今、この文を読んでる方は『いじめ』にあったことありますか?


最初はどんな小説にもあるような出だしで始めてみました


「ない」と答えた方は幸せな方なのでしょうね。

でも、ホントに無かったのでしょうか?貴方が気がついてないだけかも知れませんよ?


「ないけど、見たことはある」と答えた方はいじめられてる方にとっては救いを求めても、見て見ぬふりをする 言わば敵と同じ位置にいる方。

簡単に言えば傍観者と呼ばれますね


「いじめたことある」と答えた方はなぜいじめたのでしょうか?


大抵いじめっ子はストレス発散の為やタダの悪ふざけと答える方が多いと俺は思います。


最後に「ある」と答えた方

貴方はどんなイジメでしたか?軽かったですか?ひどかったですか?



俺は最初に皆さんに質問した事に対して「ある」と答えます。


ここに書いていく文章は俺が実際に体験した事実しか書きません。この文章を読んでる方がどう思うかは正直分からないし、気分悪くするかもしれない。

でも今のいじめは「いじめ」という言葉で片付けることは出来ないものです。

その事実を知ってもらいたくて俺は書きます。


1人でも多くの方に認識してほしいです。



私はM県の某小学校に行ってました


あの日はいつも通り起きて、いつも通り学校行った。

今日は何して遊ぶか、今日の授業で何やるのか考えてたし、ワクワクしてた。


まさかこれから自分がいじめに合うなんて思わないから


学校についた時私は友達にいつも通り声を掛けた。


「おはよ!」

「...........」


いつもなら返ってくるはずの返事。

でも返ってこなかった。

その時は気にしなかったが、その時からだろうか

誰に声をかけても返事が返ってこなくなったのは。


「次の授業って国語だよね?」

「...........」

「変更になったんだっけ?」

「........」


この時点で何故私はおかしいと思わなかったんだろ


授業が始まれば消しゴムのカスを投げられた。

コンパスの針で後ろから刺された。

トイレ行って戻ってくれば筆箱が無くなってた


「ねぇ!私の筆箱誰か知らない?」


周りではクスクス笑う声しか聞こえてこなかった



「あれ〜?そういえばさっきゴミがいっぱいになったから棄てたよ〜w」


そんな言葉が聞こえて、まさかとは思いつついつもゴミ袋を持っていく場所に行ってみたら

私の筆箱が捨ててあった.....



信じたくなかった。気が付きたくなかった。

私が、自分が『いじめ』に合ってるって


最初は偶然とかたまたまとかって思い込んでたけど、そうもいかなくなった。


考えてみれば全て当てはまった。

だってそうじゃん?机の中に入れてたはずの筆箱がゴミ箱に捨てられてたんだ

その時に思ったのはただ一つだけ

「どうして私なの?」

クラスの人に聞いても笑うだけ



体育の時間は2人組になっての授業だった

俺とペアになった人はあからさまに嫌な顔をしてた

少しでも触れてしまうことだってある。

でもその度に


「うわっ!最悪!汚ったな!」


と大きな声で言われた


その時触れた所をまるで汚れを払うような動作をしながら


プリントを配ったときはまるで汚物を触るかの様に摘む様に触ってた


お昼休みクラスメイトが花瓶を割った

その時は俺は保健室に行ってたからクラスに居なかったがそれがダメだった

教室の扉の前に着いた時、中から先生といじめっ子の声が聞こえて、入るのを躊躇してしまった。


「誰が割ったの?!怪我すると危ないから離れてて!」

「espourが割ったのを見ました!」

「本人は何処に行ったか分かる?」

「多分逃げたんだと思います。」


花瓶を割ったのはなぜか私って事になってた

私は無実を証明するために先生に駆け寄った


「私は割ってません!今さっきまで保健室に居たんで割ることはできません!」

「なんで嘘つくの?本当の事いいなさい!誰かが怪我してからじゃおそいんだよ!?放課後職員室に来なさい」


先生は私を信じてくれなかった。

それを見てクラスメイトは笑ってた。


職員室に行けば別室に連れてかれ説教


「なんで嘘ついたの?」

「私は嘘ついてません」

「でもA君は嘘を付くような子じゃないの」

「なんで私の言葉を信じてくれないんですか?」

「信じてないわけじゃないんだよ?でも、どうして嘘を付いたのかだけ知りたいの」


埒が明かない

先生は俺の言葉を信じることはなく、私が悪いってことで話は終わってしまった。


『なんで私の言葉を信じてくれないんだ?

なんで私がいじめに合ってんだ?』


そんなことを思いながらその日は自宅に帰った

自宅では何事も無かったように振る舞いながら



この日を境に俺の生活が地獄へ変わって行った....



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