ガチムチ②
話は転生直後へ戻ります
ニートがゲームオーバーになる
3日前…
「う、うん?あぁこれが、惑星ガチムチか!」
目を開けて飛び込んだ景色は…
緑と水が豊富にあり、生命の繁栄に適した豊かな星
の中を彷徨う…
筋肉ムキムキの亡者の様な生命体の群れ
「何アレ…キモいな。ビーナねーちゃんがいたら、発狂もんだろ…」
「アレは、この星の種の頂点、ムキフォイ。その中でもMP1万を超える中流階級の存在、ムチムーチですぴょん」
その声はウサエル?
ふと声がしたほうを振り向くとウサ耳をつけた、ガチムチのド変態野郎がいた。
「ウォオェェエ」
僕は衝撃の余り嘔吐した。
「嘔吐するなんて、失礼な人ぴょん!この世界では、上流階級にあたるムチーガルの身体に転生したのです。見てくださいよこの美しい肉体美」
ウサエル…もう、この惑星に順応してやがる。
「あ、ニート様も、ムチーガルに転生してますよ?」
…ん?
「え?も一回」
いやいや聞こえてたけど、聞き間違いを期待。
「だから、ニート様もムチーガルに転生しておきました。おそらくクリアには一番効率がいい種族ですから」
ハァアアアアッ!?
ふざけんな、このガチムチウサギ!
そんな事を信じるかよボケナス
「はい、鏡ですぴょん」
「ウォオェェエ」
二回目の嘔吐。
僕は赤い髪の毛が3本生えた
ガチムチ野郎になっていた…