神のゲーム②
「これは、あなたの為に作ったゲームです。私の管理する世界を舞台にあなたの暇を使って遊んでみませんか?」
ふーん。
なるほどなるほど…星によってクリア条件も違うんだね…
他の星にもタッチしてみる
『小惑星マイン』
生命配置の力を持つ精霊になり
惑星の発展を目指す。
クリア条件、大洪水での生命絶滅回避
難易度 10段階中7
『惑星アーズと惑星デネラ』
人為的に衝突危機にある惑星2つ
問題を解決し、どちらも守れ。
クリア条件、衝突回避。
難易度 10段階中9
とまあ、様々な内容があと7つくらいあった。
うーん面白そうだけど…
神の力を使えばどれもすぐ終わりそうな内容ばかりだなぁ
「僕の暇を舐めないでほしいな。こんなんじゃ、暇潰しにもならないよ」
「このゲームは、あなたがプレイしますが、操作できるのはいまのあなたという、存在ではありません。いくつか能力は引き継げますか、その世界に存在している生命に転生してプレイする仕様です。」
「うぇ?」
…いや、そんなん無理ゲーですやん。
「辞めますか?ならまた、暇でも持て余していてください」
「や、やるし!いっちょやってやんよ!」
売り言葉に買い言葉とはまさにコレだ。
僕は、勢いそのままに適当な惑星に触れ、説明文と一緒に出てくるゲームスタートと言う文字に触れる…
瞬く間に僕は光に包まれながらおそらくかの惑星に転移した…
「期待していますよニート。私達神にも解決出来ない事をあなたがやるんです」
神の王の独り言が、白い空間に響く…