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(03) - 花火

 反省会も、特別大きな反省がないまま終わり……まあもっとも、今回は大勝利だったので当然なんだろうが、ともあれ解散と相成った。

 そして今、夜の七時。

 未だに俺は、≪オーリオウル・オンライン≫の中にいた。

 ……まあ、何をしているのかと言うと。


「た~~~まや~~~~!!」

 要約すれば、花火だった。

 打ち上げられた花火が、パラパラパラという効果音を伴って光の花を咲かせ、そしてもう一輪――その隣でまた花が咲く。

 おおおぉぉーっ、という歓声のもと、集められるだけ集められた暇人、もといプレイヤーたちが、上空を見上げている。

 そして頭上で、満点の星空と白く濁る円環の下、光の花がぱっと咲いた。


 花火アイテム、というものがある。

 こいつは、製造職の中でも最も趣味の色が強い『火薬職人』クラスによるものだ。まあ本来は爆弾なのだが、特別なスキルとアイテムがあればこれこの通り、リアルとまったく変わらない大きな花火も作れるのだ。

 今回の花火大会は、ギルドの倉庫に眠っていたものと、新たにいくつか買い込んだものを、まとめて打ちあげて花火大会にしよう、なんて話になったのだ。

 ちなみに発案者はミミさんで、全員を集めて回ったのは、なぜか顔が広い俺と人当たりのいいライだ。そこに、夕方になってログインしてきたギルドの面々も集まり、割と結構な人数で花火大会と相成った。


 花火大会が催されたここは、小高い丘のうえにある、一面の花畑だった。

 周囲は見渡せる限りの絶景で、その中で打ちあげられる花火というのも、現実の日本では絶対に味わえないだろう感慨深いものだ。まあ根本的に、今リアルの季節は冬なわけだが。

 そしてまた、上空に大きな花火が一輪。

 あの下では今頃、ミミさんが花火アイテムをバンバン使って打ちあげているはずだ。

 製造職を一通り網羅しているらしいミミさんは、なんでも花火アイテムをより派手に打ちあげるスキルも持っているらしい。とはいえさすがに申し訳なく、なんなら俺がやる、と買って出たのだが、曰く「これはこれで面白いし、一番近くで見れるから」とのことで、やんわりと断られてしまった。

 相変わらず、あの人は職人の鑑だと思う。


「……何を考えているんだ?」

 気遣わしげな声に、ふと横を振り向くと、そこにはいつの間にかリンが座っていた。

 いつの間に着替えたのか、いつもの青と白の騎士服ではなく、浴衣姿だ。髪もポニーテールから結いあげられていて、いつもと雰囲気が違って見えた。

 そしてその表情は、どこか優しい。

 ふわり、と花が舞って――不意に、わけもなくどきりとしてしまい、そっぽを向いた。

「ああ……いや。ミミさんは大変だろうなと」

「はは、確かに。でも実際、確かにあれはあれで楽しんでるんじゃないかな?」

「そうなのか?」

 問い返すと、ああ、と頷いた。

「一応、ちょっと行ってみたんだがな。何人か職人クラスの人が集まっていて……結構楽しそうだったよ、打ちあげるのも」

「そうか……」


 そして、またひとつ打ちあげる音が鳴って、空に光の花が咲いた。

 それを二人でじっと見つめながら……不意に、リンが言った。

「その……だな。カナメ……」

「ん?」

 言われて振り向くと、なぜかリンは顔を真っ赤にして、地面をじっと見つめていた。

「その……なんだ。お前はああいうが、今回は本当に感謝してる。と、特にっ、ジーグが死んだとき、お前ひとりで三十秒もタゲを持ち続けてくれたろう?」

「ああ、あれか」

 言われて、少し苦笑する。

「ありゃ正直、シノブ姉の弱体毒(WP)がないと速攻死んでたけどね」

 そう断言できるほど、あの時のシノブ姉の立ち回りは、完全に神懸かっていた。


「そっ、そうかもしれないが、私はあの時の、その、お前の貢献が大きかったと思う! そ、そそそ、その、正直ちょっとかっ――ぅ」

「かう?」

 わけが分からず問い返すと、いつの間にかリンの表情は茹であがったタコのごとく真っ赤に染まっていた。毎回思うに、VRMMOのこういう感情表現エモーションは少々ばかり大げさな気がする。

 ごほん、とリンは仕切り直すように大きく咳払いして。

「その、なんだ。少し話があるんだが――」

「あ、ギルドに入れってのはパスな。いい加減ライを止めてくれよ……リーダーさん」

 機先を制する形で、若干うんざりしつつ言った。実のところ、俺達を執拗に――と言うと表現が悪いが――ギルドの勧誘してくるのは誰よりライなのだ。正直、一週間で十回ほど言われたことがあり、その時は「勘弁してくれ」と思ったものだ。まあ……それでいて嫌味にならないのがあいつなんだが。

 リンは「分かった」と少し頷いて……同時に、「いや」と首を横に振る。


「いや、そう言う話じゃなくてだ……カナメ」

「ん?」

 と――再び、空に打ちあがる花火が音。

 その音が大きかったので、首をそちらに向けると――ひたすら特大の花火が、空に一輪の花を咲かせていた。周囲から、再びの歓声が上がる。

「その……カナメ。この後、少し、時間があるか……?」

 周囲と同じように、それをぼけーっと見上げていたカナメの耳に、ふと届いた声。

 視線を返すと、真っ赤に染まった顔のまま、彼女は真っすぐにこちらを見つめていた。しかし先ほどの声には、どこか不安と、緊張が混ざったような色があって――。


  ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


「いいんですか? ユーリさん」

 呼ばれて、優しげな声に振り向くと、そこには金髪碧眼の少年――ライリッヒが立っていた。

 言葉の割に、少しも心配していそうな気がしない。まあもっとも、この少年の笑みが崩れたところなど、戦闘中ぐらいしか見たことがないわけだが……。

「いいんですか、って何がよ」

 ふん、と胸を張る。

 まあ、問い返さなくても分かってるけど、と思いながら。

「カナメさんのことですよ……言わなくても分かるんじゃないですか?」

「だから、カナメが、どうしたっていうのよ?」


 正直、自分は、この少年が得意というわけではなかった。

 実のところ、こいつが一番の曲者なんじゃないかと思う。いっそどこかのギルドのスパイでした、とか言われてもまったく驚かない。

 しかし何より厄介なのが……恐らく、コイツはそんな自覚なんてまったくなくて。きっと、心の底からギルドの一員として、自分たちを仲間だと思っているだろうこと。

 そして、何より私がコイツを苦手としてるのは――


「……だって。ユーリさん、カナメさんのことが好きなんでしょう?」

 ――こういう風に、人の心を勝手に読んでくるところとか。


 二人の視線の先では、リンとカナメが何やら話している。

 まあ声までは聞こえてこないが、リンが赤くなったり青くなったり慌てたりしているので、内容はお察しの通りだろう。

「……それこそ、良いも悪いもないでしょ」

 再び、空に花火が打ちあがる。

 それを見上げないまま、ほんの小さくため息を吐いて。

「リンは決めてたんでしょ。S級ユニーク倒したら、気持ち伝えるって」

 こんないい雰囲気で、こんな綺麗な景色で……それに第一、リンが本当に心を決めたのなら。

 私の出る幕なんて、本当にありはしない。


「大変ですね……大人って」

 少年が言うや否や、インベントリーを高速で操作。右手に杖を出現させ、それでぽかり――という効果音の割に割と強烈に――少年の頭を殴打した。

 もっとも、私なんかよりも数倍は硬いだろう少年のHPは、1ドットほどしか削れなかったが。

「今度言ったらぶっ放すわよ」

 杖を突きつけて言うと、少年は「ははは」と小さく笑った。


 実際に、大人という奴は大変だ。

 いろんなものに見切りをつけて、いろんなものを諦めていく。毎日をただ生きるだけで、その先に何があるのかもよく分からない。

 むしろいっそ、子供時代の方が、もっといろんなものが見えてたんじゃないだろうか。

 大人になれば、立派になるのではなくて――ただ擦り切れて、自分の放っていただろう光が鈍くなっているだけなんだと気づいたときには、もう完全に手遅れだ。

 まあとは言っても、私はそこまでオバサンじゃない。まだギリギリで二十代前半だし。

 確かにこの小柄なキャラクターには合ってないかもしれないが……。

 だけれど、この自分とは正反対のようなキャラクターのお陰で、私はこの世界を愛せたんだろうと思う。この世界を愛せたから、リンと出会えて、S.E.Lと出会えて、カナメと出会えて……こんなにも仲間に恵まれた。


 それ以上、望むものが何かあるだろうか?

 私はもう、諦めるのには慣れてしまった。だからせめて、若い彼らには、いろんなものを諦めて欲しくないのだ。

 いつかリンの恋が、彼女自身を傷つけることがあったとしても……その時は私が癒してみせる。

 それは大人だからじゃない。友達だから。親友として……そして仲間として。

 これ以上の得難いものを、私は知らない。だからそれ以上なんて望まない。

 ……だから、良いも悪いもあるわけがないのだ。


(……でも、もし生まれ変わることがあるなら)

 それは、本当にどうしようもない、密かな……絶対に自分の胸の裡にしまっておくべきだろう、そんな想い。

 もし生まれ変わることがあって。

 そのとき、彼と私が、結構近い歳だったりして。

 ばったりと、学校が偶然一緒になって。

(……馬鹿ね。少女か、私)

 自分の、そんなひそやかな想いを……しかし、隣の少年は見透かしたように。


「僕は結構、ユーリさんって可愛いと思いますけどね」

 まったくもって、調子のいいおべんちゃらだ。

 ――次、同じこと言ったら、絶対ぶっとばす。

 そんな想いを胸に抱きながら……少女の顔をした自分は、小さく笑った。

「だから、アンタは嫌いなのよ」


  ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


 ただ、それを遠くから見詰めていた。私には、他に出来ることなんてなかったから。

「カナメ……」

 名前を呼ぶ。今その少年は、少女と楽しそうに話している。

 でもきっと、彼は気づいていない。隣に座る少女の気持ちに。

「カナメは……ニブチン、だから……」

 だから、気づかない。

 彼女の気持ちにも――そして、自分の想いにも。


 蓮宮忍にとって、千堂要は弟分だった。

 お互いに親が不在で、そしてたまたま家が隣で……気がつけばそういう構図で、いつの間にかそういう関係だった。本当の姉弟のように育ち、そして歩いてきた。

 自分が苦しいときも、悲しいときも、嬉しいときも、ずっとそばにいてくれた。

 自分が言いたいことも、すぐに分かってくれる。

 それだけ――それだけ理解してくれているのに。

 なのに、この気持ちには気づかない。


(なんでだろう? もしかして……気づかないフリ?)

 ううん、それはないだろう。彼は、そんなことが出来るほど器用じゃない。

 だとしたら……そう。やっぱり、ただ鈍いだけ。


「カナメ……」

 分かっている。

 きっと、自分のこの気持は伝わらない。

 彼は気づかず、そして私は、その一歩を踏み出す勇気がない。

 だから、この一歩は永遠に埋まらない。

 ――だけれど、きっと。リンは……あの子は、その一歩を踏み越えるだろう。

 その一歩を彼女が踏み替えた時。自分たちはどうなる? 自分とカナメの関係は……何か変わってしまうのだろうか。


「……怖い」

 怖い。それが怖い。ひたすらに怖い。

 恋人でいてくれ、なんて言わない。ただ、自分の傍にいてくれるだけでいい。ずっとずっと、自分の傍で、いつもみたいに笑ってくれれば、それでいい。

 けれど――そんな想いに、きっと彼は気づかない。

「そろそろ……卒業、なのかな」

 彼から。そして、自分から。

 互いに一人の人間として……彼に依存することなく、生きれるように。

 思えば彼は、ずっとその手助けをしていてくれた気がする。


「ずっと……カナメに、甘えっぱなし」

 彼も悪いんだ。甘やかされてしまうから、甘えてしまう他になくなる。そうに違いない。

 だからきっと……彼女と付き合いだして、自分を甘やかせる余裕がなくなれば、自分はきっと自立できる。そうに違いない。

 でも――でも。

「もし……生まれ変わったら……」

 もしもこの世界が終わって。自分が死んで、カナメもまたいつか死んで。

 そして来世――生まれ変わることがあるのなら。

 自分とカナメは、何か、今とは違う関係を築けるだろうか?

 姉弟のような二人ではなくて……踏み出せないこの一歩を、踏み出せる関係に変われることが……あるだろうか?


(……馬鹿な……妄想)

 そう、それは妄想だ。ただの妄想。

 転生うまれかわりなんてものはありえない。もしあったとして、再び出逢えることがあるのなら、それは奇蹟だろう。

(私と、カナメが恋人とか……変)

 ああまったく変だ。想像がつかない。そんな未来、まったくもって想像がつかない。だから――。

(ずっと、想うだけなら……いいよね)

 願わくば、奇蹟を。

 しかし奇蹟なくとも……彼を想い続けることだけは。この胸の内側にある優しい想いを、ずっと抱えて生きていくことだけは、出来るから。


「カナメ……」

 どうか、幸せになって。

 これだけは、違いなく――蓮宮忍にとって、間違いなく本物の願いだった。


 ――かくして、花火大会は続いていく。

 いろんな人の、いろんな想いを乗せて……それを空に打ちあげるように。


  ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


 八時三十分。

 公園のブランコに腰かけたまま、待ち人に片手を挙げた。

「よっ」

 息が白く染まる――季節は冬。

 あの後、「時間はあるか」と聞かれて了承した俺は、リアルの、リンの家の近くにある公園で待ち合わせすることとなった。

 まあその理由は単純で、俺はスクーターがあるが、彼女は徒歩で来るしかないからだ。

 実際、それよりも十分ほど早く到着した俺は、ブランコなぞを漕ぎながら、彼女の到着を待ち――そしてきっかり三十分。相変わらずの完璧さで、少女は姿を現した。


 もっとも、俺たちはもともとリアルでの知り合い、というわけではない。

 しかし、S.E.Lの中でも特に付き合いのあるメンツ――リン、ユーリさん、ライ、ミミさんの四人とは、リアルで何度かオフ会を開いたこともある。

 まあ最初は、ユーリさんのキャリアウーマン的な出で立ちにびっくりしたり、リンがゲームの中そのままの外見だったことに驚いたりと、大変だった。

 ちなみ、そのままというのは服装の話ではなく、顔の出で立ちの話である。


 ≪オーリオウル・オンライン≫において、アバターの顔は自動的に決定される。

 といっても無茶苦茶な顔になったりすることはあまりない。なんでも、自分の深層意識を読み取って、そこから生成されるらしい。生成はやり直せるが、そこまで大幅に変化することもない。

 そしてそれゆえに、あのゲームの中で、二つとして同じ顔は存在しないし、性別を変えてプレイすることも不可能だ。まあ声は変化しないから、顔だけ変えてもすぐ分かるだろうが。

 とはいえ……本人の顔がそのままアバターになってしまう例は、間違いなく希少だろう。むしろリン以外には見たことも聞いたこともない。

 まあ本人はそれなりに気にいっていて、曰く「違和感がなくてやりやすい」らしい。

 そしてライ曰く、「リーダーは根が正直すぎるから、それが出たんだと思いますよ」とのことで……実のところ、俺もこの説を推している。


 まあ、ネットゲームの中でも話題になるほどの美人なので、当然、こちらで見てもその美しさはひとつとして損なわれていない。むしろ、リアルの方がどちらかと言えば魅力的に見える。

 まあそれも当然だろう。

 次世代VRMMOと謳われる≪オーリオウル・オンライン≫でさえ、表情の完全再現は果たせていない。リアルでは分かるシノブ姉の表情が、ゲーム内ではろくろく分からないように。

 いくらリアルとはいっても、やはりゲームなのだ。リアルの彼女を見ると、毎回そんな想いに捕われてしまう。


「とりあえず座れよ」

「あ、ああ……」

 隣のブランコを指し示され、どこかいつもより綺麗な気がするリンが、静かに腰を下ろした。ギィ、とわずかな音を立てると同時、口を開く。

「すまないな……。待たせたか?」

「いや、大して待ってないよ。思ったより車が少なくて早く着いただけさ」

 こちらの言葉に、「そうか……」とだけ答えて、その後には静寂が満ちる。

 お互いに無言のまま……俺は空の星空を見上げ、リンは地面をじっと見つめていた。まあ別にそのままでもこれといって文句はないんだが、静寂がなんとなく痛々しかったので、口を開く。


「……で、どうしたんだ? 急に、時間あるかって」

「あ、ああ……」

「ギルド――じゃないって言ったか。じゃああれかな。次の狩りの話? 誘ってくれるなら行くけど、回復アイテムがあんまり心許ないから……」

「いっ、いや……っ! 違う。その……違うんだ」

 思いつく話をつらつらと重ねていくと、ばっとリンが顔を上げて否定した。

 じゃあ何の話なんだろう……分からず首を傾げる俺に、リンは、すうはあと何度かの深呼吸を経て、もう一度俺に振り向いた。

 暗がりでよく分からないが――なぜか、ここはゲームの中でもないのに、その顔が赤く染まっている気がする。


「その……ずっと決めてたんだ。S級のユニークを倒したら……って」

「?」

 途切れ途切れの言葉と共に、リンが立ちあがる。

 俺もそれを追うように、ブランコから立ちあがって……そして、振り向いたリンと、真正面から視線が合った。

「……私は。私は、ずっと……」


 ――そして、それはあまりにも唐突だった。


 世界が白く染まっていく。

 白昼夢、ではない。ただ世界が遠ざかって――遠ざかっていく。


「私は、ずっと……君のことが――」


 その中で、ただリンの声だけが聞こえて。

 そして、それすらも遠ざかって……。


「君のことが……――――」


 その言葉の終わりを聞けないままに。


 世界は……ただ白く。

 ただ白く――塗りつぶされていった。

「――ここは……本当にゲームの中なのか?」

そして、カナメが目を覚ましたのは、VRMMORPG≪オーリオウル・オンライン≫の中だった。

しかしどこか違う世界……どこか違う空気。

忘れ去られたもの。幻想と現実。生と死。

狭間で悩み、苦しみ、慟哭の果てで、カナメが下した決断とは――。

――次回、第一章『慟哭』。

こんな世界、俺は認めるわけにはいかないんだ……!

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