慈悲無き運命
ジョーは、眠れなかった。
自分にフォクシーちゃんを撃つことが出来るだろうか?
それを考えると眠れなかった。
怪物に変貌してしまったフォクシーの事をジョリーはどう思う…俺は、ジョリーの死に報いたい。
ジョリーの死が、フォクシーを狂わせてしまう事をジョリーは望まない筈だ。
やはり、ジョリーの仇討ちは花園に任せた方が良いのでは…気持ちは痛いほど分かるけど…
明日もう一度、話し合おう…
そうこうしている内に朝に成った。
フォクシーが朝食を作るために起きた。
俺も起きると一晩中考えた事を言った。
「もし、ジョリーの死が、フォクシーちゃんを怪物にしてしまうならジョリーは、浮かばれないと思う…花園さんに任せたら?」
「…そう言うと思った」
「ジョリーは、フォクシーちゃんを撃ち殺す為に俺を助けたんじゃ無いよ」
「…」
「気持ちは分かるけど…」
「もういいわ!昨日事は気にし無いで」
「じゃぁこれは返すね」
「それは…取っといて…万が一の為」
「いいけど…おれはフォクシーちゃん撃てないよ!」
「有り難うダーリン…優しいのね」
「報告します。河奈は爆破に失敗した模様です。相手側の被害は犬のみの模様」
「くくく…いいのだよ、一番効果が期待出来る獲物を仕留めた」
「?」
「あのデブなかなかいい仕事したよ」
「失敗ではないのですか?」
「地上最強のモンスターの誕生さ」
「?」
「奴らはこの慈悲無き運命から逃れられないのだ…ハハハハ!」
「そろそろカワイコチャンの到着かな?」
「貫様、連れて参りました!なかなか手強い女でした」
カレンが後ろ手に縛られ囚われていた。「チクショウ!」
「これはご挨拶だね。連れていけ!丁重にな…ハハハハ!」