表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/14

赤頭巾ちゃんご用心

「それにしても遅いわねー・・・カレンったら」

そう言えば、今日は一体どうしたのだろう?

「せっかく作った、お味噌汁が冷めちゃう・・・」

いつもなら、そろそろ喧嘩が始まってる頃だ・・・・

リリリリリリリ・・・・・

事務所の電話が鳴った。

「アラッ?お仕事かしら?・・・・ハイ、花園カレン探偵事務所でーす・・・・・??」

「あーもしもし・・・ふふふふ・・・その声はフォクシーちゃんかな?」

「アンタ誰?」

フォクシーの顔色が変わった。

「つれないなー・・・・フォクシーちゃんが一番逢いたい人間だよ」

ギリギリ・・・・歯ぎしりがここまで聞こえた。

「そうそう、君の可愛い仔猫チャン預かってるよぉ」

「なに!」

まさかカレンが・・・

「お転婆で困ったよ、捕まえるのに部下が3人も殺られちゃった」

「おまえ・・・・なにが望みだ・・・」

「フォクシーちゃん、きみ自身だよ」

「お前の物に成るつもりはない」

「えー、じゃぁ仔猫ちゃんがどうなってもいいのかな?」

「くっ」

「ファクトリーまで来い!」

「行ったら、カレンは返してくれるの?」

「約束するよ・・・あっそうそう兄貴には内緒でね・・・そこにいるマヌケは一緒に来てもいいぞ・・・どうせ生きて帰れない」

「分かった、今から行く・・・花園っちには内緒だ」

「物分かりが良いね、話が早くて助かるよ」

「じゃ!待ってるから」

そう言って電話を切った。

「どうしたの?」

俺は聞いた。

「チョット行ってくる」

チョット行ってくるって顔じゃなかった。

「カレンさんに何か有ったの?」

「ジョー、アンタには関係ないことよ」

「何言ってるんだよ!仲間じゃないか!」

「危険なの!ヤバいのよ」

「そんなの承知の上だよ」

「生きて帰れないかも知れないのよ!」

「カレンさんが戻ってこなかったら、給料貰えないし・・・そうなったら食えなくなるから困るんだよ」

「バカ!何言ってるのよ!」

俺は、リボルバーを抜いた。

「連れて行ってくれないなら、フォクシーちゃんここでぶっ放すよ」

「チョット!物騒な事言わないで!・・・仕方ないわね・・・じゃぁ車の運転お願い」

「よし!分かった」

「車から、離れちゃダメよ」

「分かったよ・・・チョット待って」

「?」

俺は、武器庫のロッカーを開けるとスコーピオンを取り出した。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ