表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
The story’s (あるバスは決まりなく色んな街、色んな街に進いていて、 バスの窓から色んな場所色んな物語見て語る話)  作者: San


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

40/130

The story’s インタビュー(読み切り)

「それじゃインタビュー初めましょうか」


「はい。」


「まず確認ですが、この物語、会話だけで進んでますよね?」


「え?」


「地の文ゼロですよね?」


「言われてみればそうですね。」


「読みやすさ重視です。」


「誰に向けて言ってるんですか。」


「読者です。」


「読者いるんですか?」


「いる前提で進めています。」


「強いですね。」


「では質問です。」


「急ですね。」


「あなたは今、座っていますか?」


「座ってます。」


「本当に?」


「え、疑われてる?」


「立ってる可能性もあるので。」


「ないです。」


「証明できますか?」


「どうやってですか。」


「椅子の感想を三語で。」


「固い、冷たい、普通。」


「リアルですね。」


「疑い晴れました?」


「70%。」


「まだあるんだ。」


「では恋愛について。」


「流れ雑ですね。」


「安心してください、恋愛の中身は聞きません。」


「じゃあ何を聞くんですか。」


「この物語に恋愛は必要だと思いますか?」


「急に制作会議。」


「読者層を意識して。」


「読者いる前提なんですね。」


「常にいます。」


「見えないのに強気。」


「あなたは今、自分がキャラクターだと自覚していますか?」


「ちょっとしてきました。」


「怖くないですか?」


「あなたのほうが怖いです。」


「よく言われます。」


「自覚あるんだ。」


「では次の質問です。」


「切り替えが早い。」


「あなたは今、ちゃんと本音で答えていますか?」


「たぶん。」


「“たぶん”は保険ですか?」


「ちょっとだけ。」


「では保険を外してください。」


「事故ったらどうするんですか。」


「物語なので大丈夫です。」


「便利ですね物語。」


「便利です。」


「今、何%くらい私を信用していますか?」


「30%。」


「低い。」


「だって椅子の証明させましたよね。」


「あれは必要でした。」


「何のために。」


「リアリティの確保です。」


「方向性が独特すぎる。」


「ではあなたからも質問どうぞ。」


「いいんですか。」


「双方向型インタビューです。」


「じゃあ。」


「はい。」


「あなた何者なんですか。」


「インタビュアーです。」


「それは見れば分かります。」


「では肩書きは“物語をかき乱す人”です。」


「自覚ありすぎる。」


「あなたは今、楽しいですか?」


「ちょっと楽しいです。」


「なぜでしょう。」


「あなたが変だからです。」


「褒め言葉として受け取ります。」


「便利ですね。」


「今この瞬間、読者が吹き出した可能性は何%だと思いますか?」


「20%くらい。」


「低めですね。」


「あなたのせいです。」


「責任重大。」


「ちなみにこのインタビュー、ゴールあります?」


「あります。」


「本当に?」


「たぶん。」


「あなたも“たぶん”使うんだ。」


「便利なので。」


「さっき外せって言いましたよね。」


「矛盾は物語のスパイスです。」


「都合いい。」


「では核心に迫ります。」


「急に怖い。」



「もし今、この会話が突然終わったらどう思いますか?」


「え、ちょっと寂しいかも。」


「なぜ?」


「なんかまだ続きそうだから。」



「ずるい終わり方しようとしてません?」


「少しだけ。」


「メタですね。」


「はい。」


「じゃあ私から最後。」


「どうぞ。」


「あなた、実は私のこと結構好きですよね?」


「インタビュアーとして?」


「人として。」


「……。」


「沈黙入りましたよ。」


「物語的にいい間です。」


「逃げた。」


「否定はしません。」


「それ肯定です。」


「終わりますか?」


「終わりましょうか。」


「ちゃんと区切れますか?」


「たぶん。」


「またそれ。」


「便利なので。」


「じゃあ。」


「はい。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ