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<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

私のが格好良い

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

恋愛です。ガールズラブなので、R15です。

こんな、ぐちゃぐちゃした恋があっても良いと思うんですよ。

私とあの子はそれなりに長い付き合いで、それなりに一緒に遊んだ。

長い長い時の中で、恋心を自覚した時は鮮明に覚えていない。ただ何となく胸が締め付けられて、何となく嬉しくなって、何となく手を繋ぎたくなった。それが幾度となく押し寄せてきて、あぁ、私はあの子が『恋』の意味で好きなのだと知った。

その中でも最も顕著だったのは、狭いカラオケボックスの一室だった。お一人様だろうという狭い中で、互いの体が触れ合うまで密着していた。勿論、彼女はそんな事を気にした素振りもなく、横に寄り添ってマイクを手にして曲を選んでいる。

女同士だから、という関係にかまけて、手を握っても構わないだろうか? いや、流石に攻めすぎか。なんの気無しに体を預けたり。……いやいやいや……したらば犯罪者と変わらないじゃん。……本当に気持ち悪いな。

そんな気持ちを欠片も分かることのない想い人は、一昔前に流行った失恋ソングを歌っている。好きになった子が、他に好きな人と付き合うという三角関係の話。聞いているだけで感情移入して、泣きそうになる。

でも……でも……でも、少し違うところがある。この歌詞の主人公は、失恋しているとは言え、さり気ないスキンシップを行っている。髪を撫でたり、手を繋いだり。

……ずるい。と思った。本当に好きならば、好きで堪らないならば、そんな事しなくても、しようとするだけで胸が痛い。もっときっつい。こうやって、さり気なく相手が触れて来るのを待つばかり。それは私達が同性で、彼女に恋焦がれているから? 心の何処かで『気持ち悪い』と思ってしまっているから?

そう思っている間に一曲終えた、彼女は満足した様にスマホを開く。ロック画面に現れたのは、小綺麗な、睫毛の長い美丈夫。作り物めいた顔に見覚えがあるのは、今の失恋ソングを歌っていた歌手の顏だった。

「こんな綺麗な人でも、こんな切ない失恋してるって思うと、なんか凄く感傷的になるよね。君もスタイルが良いし、イケメンだけど、そんな……」

顔を見れない。絶対痛い思いをするから。体に触れて、拒まれでもしたら、間違いなく立ち直れない。だから私は真っ直ぐに前を向いたまま、ただ睨みを利かせてボソッと呟いた。

「……私のが格好良いよ」

この言葉はただの負け惜しみだ。相手が異性で、恋を自覚しても何らおかしくない体質で、でも、それでも。

「私のが格好良い」

「ふふふ。何を張り合っているの?」

世間がなんと言おうと、どれだけイケメン女子であっても、同性愛というのはまだ浸透してません。

だから本能的に自己否定として『気持ち悪い』と。

まぁ、そんなもんですよ。そんなもんです


歌っている失恋ソングを聞いて、凄く感情移入してるんです。

でも一つ受け入れられないところが、此処。

『手にも髪にも触れられない。触れる前から痛くて触れられたもんじゃない』

失恋の一つでもしていたら、そうなるのではないかと。

例え女の子同士であっても、触れられないのではないかと。

それなのに、男女でそんな関係。

だからこの歌手は失恋してないと思いますよ。

絶対そうだと思いますよ。ソース発見しましたもん( '-' )


たまには叫んで掻きむしりたくなる恋愛が書きたくなります。



ここから先、個人の意見、偏見が入ります。


……幼馴染とかだったら、髪とか手に触れるのアリなんかな。

髪とか手って、女性に触れる部位の中で、ある意味重要な部分だと思うんですよ。

意図的に触れようとしても、セクハラとも言い難い部位なんで、男性的にはグレーゾーンだと思うんです。


※勘違いなら大変申し訳ない……。


仮にそうお思いならば、そんな事ぁないですよ。

気を許してない相手に髪を触られる行為って、好きでも嫌いでもない相手ならば、即切りする位アウトな行為だと思うんです。

そう言った思いを込めて、この二つの部位。

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