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デレデレ義一
「殿、謀反でございます。」
「またか、して誰が。」
「羽場殿でございます。」
「むむ、家老ともあるものが何たる行い、許せん。」
「いかがなさいます。」
「兵はどちらからくる。」
「は、真西から攻めてきております。」
「よし、西に陣を張れ。迎え撃ってくれようぞ。」
「ウオー、信長討つべし。」
「そこまでだ、観念せい。」
「負けてたまるか、一挙に出ろ。」
「かかったな、そーれ。」
「ウワッ、なんだこれは。」
「落とし穴だ。ひっ捕らえい。」
「むむ、くそ。参った。」
「殿、羽場殿をひっ捕らえに御座候。」
「でかした、褒美を取らせようぞ。」
「ありがたきお言葉、感謝いたします。」
「して、何か言うことはあるか。」
「好き好き好き大しゅきー。」
「介錯。」