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皆には秘密ですよ?  作者: アバババ
1/1

始まりはいつ?

「あのー……これはちょっとやりすぎじゃありませんか?!」


と言って銀髪の髪をなびかせている美少女がいた。彼女はいつにもまして真剣な表情をしている。強く意思のこもった赤色の瞳はその他大勢の観衆たちを見ていた。


「皆様もそう思いますわよね!?ね?」


しかし回答虚しく観衆たちは首を横にふる。


観衆の一人は告げる

「あんな事をしておきながら許されるとお思いで?例え齢10歳でもあれは許すことなんて…」

観衆の二人目は告げる

「おとなしくしましょう。もう逃れることはできません……。」


「そんな……ッ……ねえセブス!何とか言ってよ!私このままじゃ確実に……ッッ!!」


涙ながらに訴えた2メートル先には長年付き添ったセブスという執事が立っていた。そう。彼女が生まれてからずっと一緒にいる育て親のようなものだ。


「お嬢様………プププ…滑稽ですねえ。もう腹くくってくださいよぉー」


ピキッ


「ゴホン……やだなあ睨まないでくださいよー。ニーア・アグリフお嬢様?あっいっけな~い……今はただのニーアでしたね……。」


もう一度言おうセブスは執事で、生まれてからずっと一緒にいた育て親と遜色ない男だ。


「あっあんたねえ!今からされることが目に見えてます?!ここ……崖なのよ?生まれてからずっと一緒にいるじゃない!私に対する情はないわけ!ほんっと血も涙もない冷徹男だわ!このサドジジイ!」


「ジジイじゃないわい!!お嬢様………あなたのおもりを任されたせいで俺の……俺の花の15歳!!青春ど真ん中の輝かしい日々を謳歌できなかったんですからね?初めの3年はまだよかった。しかしことあるごとに問題ばっかおこしやがって!先方に謝りに行ったり色々手を打った俺に感謝の1つもないんか?!しかもそのせいで25にして円形脱毛症(頭頂部ハゲ)になった俺の気持ちが分かるのか!?分かるのか?!」


「感謝…はしたじゃない!一応。ほらあんたの好きな虫のコオロギを部屋に大量プレゼントしたり、あっ!あとあんたってばその年になってまだ独身だから女の人に手当り次第に見合い写真とかもろもろ…送ったりしたわ!!他にもまだまだやったわ!感謝しかないじゃない!」


「ほぉー…部屋にコオロギ大量プレゼント?せめてケースとかにいれて?コオロギがあちこちにいるもので恐怖を感じたね。あの一件でコオロギが嫌いになったわ。しかも女の人に見合い写真送った?めっちゃ出会い厨、タラシ男呼ばわりされたんだが?他にも色々ねえ言いたいとは山ほどあるが……」


うわーと観衆たちがざわつき始める。ところどころやりすぎだろーという声も


「あのー……そろそろニーア様の刑を執行してもよろしいですかな」それまでずっと苦笑いしていた執行官が話しかけてきた


「ええもちろんです。ところで俺が代わりに刑を執行しても?」


「話を聞くとねえまあいいでしょう。どうぞやっちゃってください」実にゆるゆるの管理体制である。


「えっちょっちょっとたんまたんま!!」


「んじゃあ…遠慮なく……」


ガッ

セブスは躊躇いもなく足で蹴った


その瞬間ニーアは浮遊感に襲われた。地面がなくここは崖である。そう…あえて楽しい感じで言うなら紐なしバンジージャンプまあようは崖から落ちて死ねということだ。ニーアはこの国初めての齢10歳にして死刑執行という偉業?を成し遂げたー。


「う……うわあぁあああああ!!てめえぇええ!おっぼえてぇええろぉおおお!!」ニーアはうっかりでた汚い言葉とともに下っ端悪役のはくようなセリフをぶちかましてはるか下まで落ちていった。彼女が巷でいう残念美少女と言うやつなのかもしれない。



ちなみにこの崖、底がみえないくらい深くまだ誰も………この崖下の全貌は知らない。

初めて書いた小説です。楽しんで見ていってくれたらそれだけで嬉しいです…。文とか作りはまだまだかもしれませんが見てくれてありがとうございます!

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