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ぷろろーぐ

初めまして、前書いていたやつで悩んでいるので別のを書いてみました。

読みにくい文章かと思いますが、何卒ご容赦下さい。



 このゲームにはログアウト機能がない


 ゲーム内で死亡したら現実でも死亡となる





 なんて見ると、昔読んだ小説とかを思い出す。所謂デスゲームというやつだ。

 解放される方法はゲームのクリアしかないのも定番である。

 それに対して怒り狂う者、絶望する者、皆を救うと誓う者…様々なプレイヤーが物語を彩っていた。



 …だが実際にVRゲームが現実の物となった今日、未だそのような事例は起きていない。

 当然と言ったらその通りなのだが、莫大な金額と人材、時間を掛けて自らの首を絞める者はいなかった。

 悲しむ事でもないし、むしろ安全に楽しくゲームができる環境になったのは喜ばしい事である。

 それ故、今回私がプレイするVRMMOは色んな意味で世界中の話題となっていた。



 そのゲームは世界初のログアウト不可の…まさに先程述べた小説みたいなデスゲームだったのだ。







 ……はい、すいません嘘です。

 嘘ってのはデスゲームというところです。ゲームで死亡したら現実でも死亡とかそんなこと無いです。

 ちょっと悪ふざけしたかっただけなんです。


 …よし再開しましょう。



 えーっと、私が今回プレイするVRMMO【FConnect Online】、通称は【えふこね】。

 開発自体は数年前から発表されてたんだけど、その時から世界中の注目を集めているタイトルだ。


 何やらよくわからないけど凄いエンジンとか色々使ってるらしくて、それこそ現実と変わらないグラフィックにまでなったらしい。

 いやほんとに一般人の私には何が凄いのかさっぱりだったんだ…許しておくれ。

 ま、まあそれはそれとしてだ…これだけでもかなり話題になった。


 だが、それよりも更に大きな話題となったのが、このゲームは『ログアウトができません』というものだった。


 おっと、勘違いしないでほしい。さっきと言ってる事が違くないとか言わないの。


 どういうことか、答えは簡単。VRの長時間使用、VR内での時間加速による人体への影響とか様々な内容を検証するためだからだ。

 つまりはVRの安全性を高めるための実験って訳。


 色々な意味で世界中の話題になったというのはこれが原因だ。主に非人道的だーとか騒ぐ人達が多かった。私にとっては最早懐かしい話しである。

 それでも最終的にVR技術の向上と、どうすればより安全になるのかを一度大規模に検証する必要性があったため開発は進んだのであった。



 それから数年が経って、去年の冬…大体クリスマスのちょっと前くらいだったかな。

 遂にえふこねプレイヤーの募集が始まったのだ。悪い言い方すると実験用モルモットの募集になる…最悪な字面である。


 当初は危険性の高いものである故、抽選倍率はそう高くはならないだろうと思われた。だが蓋を開けてみれば倍率は日本だけでうん十倍…各国でも軒並み高い倍率となっていた。

 何故なのか? それはただ一つ…私達は面白そうなゲームがしたいだけなのだ。


 はいそこ、合法的に働かないでゲームできるからとか言わない。


 勿論プレイヤー募集応募に対して条件があった。


・満18歳以上の者(高校生以下不可)

・心身共に健康である者

・年齢問わず、家族からの了承を得た者

・犯罪履歴のない者


 …他にもずらーっと細かい事はあったんだけど割愛。当たり前っちゃ当たり前な四つだけ載せとく。


 そんな無駄に倍率が高かった抽選を通り抜け、専用の健康診断をクリアして私は数少ない(10万人)のプレイヤーとして選ばれたのである。ありがたやありがたや。





 …そんな訳で、私はえふこね運営とそのプレイヤー達のために作られた施設に一月程前からお世話になっている。

 某ドームが何個かは余裕ではいる大きさの施設が全てえふこねのために使われている。初めて見た時は感動したね。今じゃ移動で無駄に疲れるくらいしか思いつかんよ。


 何のためにサービス前なのに一月前からいるかって、直前で施設に連れてこられて今からここで一年あなたは寝たきりになりますとか言われても怖いじゃん?

 そのために参加者の私達にどういった環境でどういった事をしているのかを細かく説明しなければいけないとかなんとか。これは各国代表が集まってのなんか凄い会議で決まったらしいから反論はできませぬ。

 命に関わるかもしれないし慎重になってるんだね、仕方ないね。


 あとは事前にゲームの仕様についての説明とかキャラメイク、チュートリアルをさせてもらった。

 これは私達が使うVRの試運転と、全員平等にゲームをスタートしようという事かららしい。

 人によってはキャラメイクだけで初日丸々使うとか普通だもんね…。わかるよ…。


 ん?私のアバター?それはまた後でね。



 サービス開始…実験の開始までの残り時間は他の参加者との交流とか現実での遊びやら適当にやっていい自由時間だった。

 ここで予め気の合う人を見つけて開幕からパーティを組もうとかそんな感じである。私?いきなり話し掛けるなんて無理だから一人ぼっちよ?余裕のソロだよ?悲しくないもん。


 ついでに…ここで遊ぶお金に関してはこの実験への協力費として支給されるので問題ない。それもかなり多額である。どれくらいかって新築の一軒家買ってもお釣りくる程度には支給された。そんな大金この国のどこにあったんだと正直に私は思ったよ。


 つまり参加者はこの一年間ゲーム内に拘束される代わりに、多額のお金と働かなくていい権利を得たのだ。合法ニートってことだ。最高だよ。



 えーっと…あとなんかあったかな。


 あーあれだ。

一年間の実験期間というけど、丸々一年通してって訳じゃないの。流石にそれだとシステム的な障害とかの危険性が拭えないから、3ヶ月に一度2日に渡ってメンテナンスをするみたい。

 その時だけ参加者は現実に戻ってきて、健康に問題ないかとか色々チェックされるらしいよ。

 他にも時期関係なく、体調に異変が感知された時点で強制ログアウトさせられてメディカルチェックが入るとか。


 家族や身寄りが心配するのではという声にもお応えして、事前に申告さえあればゲーム内と映像を通して会話可能らしい。


 とにかくここまで大規模な実験をなるべく安全に終わらせるために、様々な取り組みがされているみたいだよ。


 ほんとに私達にとってはゲームするだけなんだけどね。偉い人達は大変だー。



 さてと…大雑把に説明するとえふこねってのはこんな特殊なゲーム。

 ゲームの内容とかはまた今度にするよ。そろそろ時間だしね。




 そう、長きに渡り準備を重ねてきたえふこねだが、遂に開始日になったのだ。


 楽しみでもあるけど、やっぱり少しの不安もある。だけどきっとやっていけるはず。私はやればできる子。


 よし、それじゃ…


 更なるVR技術の発展を信じて、私達参加者は…別の世界へと旅立とう。


 最後の確認を済ませ、VR機器をセットする。さらば現実よ。また3ヶ月後のメンテで会おう。


 VRの起動音…瞼を閉じる。静かに落ちていく私の意識…。





 『私達の力で、未来に繋げましょう。ようこそ【FConnect Online】へ。』



 こちらこそ、よろしく。

時代的には現在よりも数年先って感じです。


ゲームの内容について全然触れてませんが、デスゲームじゃないログアウト不可を上手く説明できそうになく、こうして一話分作っちゃいました。


次から2話分くらい施設での事前準備であるゲームの世界観説明、キャラメイクとチュートリアルを予定


更新日時は未定です。明日かもしれないし来月かもしれない…

こんな調子でよければ、今後もよろしくお願いします。

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