表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/75

聖夜の番外編第② 19日

第54部 聖夜《番外編》の 他のパターン

12月に入ってから公爵家には大量の招待状が送られてきていた


はぁ~この月になると届くこの招待状どうにかならないのかな?


エリーは母さんによって着せ替え人形にされすでにくたくただった。


「エリーお嬢様。今月のご予定をご確認させていただきます」


仕立屋が帰った後は大抵は剣の稽古をしていることが多いが、この日は侍女長直々に予定を話始めた


「すでにご存じだと思いますが 23日から27日まで、ビッシリと予定が入っていますので外出や鍛練はお控えください。まず23日の日ですが───」


この侍女長は、母さん侍女頭で男装したり剣を振り回す僕を酷く毛嫌いしている一人なんだよね~ そして厄介なことに彼女が言う通り


23日は学園開放日……前世で言う学園祭とオープンキャンパスが合わさった感じかな?この日だけは、制服ではなくドレスコードが指定されている


24日は、ユイセント家主催のパーティー。まぁ、高貴族が年毎主催しているのだけどね~~ 運が悪いことに今回はユイセント家だったわけですよ。そして豊作を感謝する日でもあるからいつものパーティー以上食材を使うし王族も来るわ


ホンと地獄だよね


そして25日は授業終了後……って言っても夜なんだけどね。に王城で行われるパーティーに出席


26日は、各貴族が町の広場に各々持ちよって国民全員で朝から晩までドンチャン騒ぎ。……あっもちろん僕達貴族は領民の皆さんにお礼を言ったり高価な品のお下がりを渡したりと、その領によって風習が少し異なるけどまぁだいたいそんな感じの事をする


27日の最終日はお世話になった方々へ挨拶回り──うぅ~ん……前世で言う忘年会?見たいな事をする


この怒涛な5日の前にもパーティーが入ってるんだよねぇ~


エリーは明後日方角を見ながらこっそりため息をついた


「と言う風になっておりますので」


彼女はそう言うと僕を軽く睨んでから僕の部屋から出ようとし


「そうそう言い忘れておりましたが25日は3時限目が終わり次第直ちにお戻りください」


彼女は言い終わるとさっさと部屋を出て行った


エリーは引き出しから2通の手紙を取り出し、もう一度ため息をつく


1通は魔術騎士団の忘年会が19日

2通目はグリアサの忘年会らしきものは21日

両方に断りを入れたが魔術騎士団の方はリアム王子とマクシムから嫌がらせのように手紙が何通も届き仕方無く参加を余儀なくされた。グリアサの方はわざわざ学園の方までグリアサの先輩方やリーダーであるビクターが来る始末。ノア─ハクアが頭を抱え、次の瞬間ビクターの頭に鉄拳を喰らわせたのは流石に驚いた


まぁそんな困難もあり結局全てに参加することになったんだけどね?


◆◆◆◆◆


そして行きたくもなかった19日の魔術騎士団で行われる忘年会。考えてみて欲しい僕が何故行きたくなかったかを!!


全て小綺麗に使われている備品それを見て思い違いをしていることに気がついたのはこの手紙のお陰でもあった!男だらけの魔術騎士団に料理がまともに出来る奴がいるわけがなかった


開催場所である団長の広々とした部屋にドンッと盛られる肉の固まり。そして適当に置かれたお酒の山


僕が部屋に入ると


「おう!ユイセントようやく来たか!!どんどん食えよ」


袖を巻くって料理を運んでくる大柄な男性バタリオン団長だった


エリーは皿に取り分けながら


「これは何の肉ですか?」


何となく気になって団長に聞くと


「それはな、オークの肉だ」


豪快に笑いながら言う団長に


「それって魔物じゃないですか!?」


「なに驚いてんだ?良く喰ってるだろう?町で安くて大量に売ってるだろう??」


不思議そうに言う彼と回りで普通に食べている彼らを見て一切れ食べてみると


「…………」


確かに言い味はしてるけどなにか物足りないんだよね……


エリーは団長の側に行き調味料を確認すると


「団長僕が焼いてもいいですか?」


「……ああ。だが貴族であるお前が料理出来んのか?」


エリーがムッとしたのに気づいたのか


「あ、いや。そう意味じゃなくてな……貴族って料理をすること事態が無いと思ってな……気分を害したなら謝る」


「いいえ。確かに普通の貴族なら作らないでしょう。ですが、僕は自給自足をしたことがあるので少しぐらいなら料理もできますよ」


エリーは場所を変わってもらうとオークの肉に塩コショウをかけ赤ワインで簡単なソースを作りそれを皿に移すとハーブを置いて完成した


匂いに連れて次々と食べていき気づけばキラキラと言うよりギラギラした視線が突き刺さり、次を要求された


こうして初回の地獄は案外簡単にお開きを迎えた



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ