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お遊び

エリーは持ってきていた荷物……って言ってもラフな服装のティーシャツと茶色のズボンと言った庶民や低級貴族が使う着替えだけしかキャリアケースに入れてなかった。全て配置されているクローゼットにしまい建物構造や団長や副団長の部屋を確認しようと計画を立てていたら


トントン


エリーはノック音に警戒しながら気配を押し殺して扉に近づいた


『ユーディ。僕……えっと サクヤ だけどもし良かったら一緒に鍛練しない?』


はぁ~なんだサクヤか。鍛練………ね余り馴れ馴れしくし過ぎると仕事が終わった後に何処かで会ったらばれやすいからなぁ。でもある意味情報収集にはうってつけだよな


エリーは扉ごしに


「サクヤ、着替えるから少し待って欲しい」


『分かった』


エリーは配布された第7の規定された服装に着替え廊下に出ると


「待たせてごめん」


遅れたことに詫びを一言入れた


「いいやそれを言うなら僕だよ。急に押し掛けたんだから」


「それならお互いにこの事は流して、僕が見つけた丘へ行かないかい?」


「丘なんか近くにあった?」


「あるよ。王城の裏にね」


サクヤとエリーは新入隊を表す白の上下と左胸には特別入隊枠で入ったと言う徴の花の蕾が刺繍されている服装で王城の敷地外にある丘へ向かった


その丘はエリー………いやエリックとマクシムたちが正規近衛団になるための試験で使われたプラニナタのふもとを上がったところだ




「ユディー聞きたかったかっだけど……」


不安げに口どもるサクヤに不思議に思いながらも


「うん?なんだい」


サクヤはユディーの顔を見ながらためらいがちに


「その……答えたくなかったら別に答えなくても良いけど…」


エリーは近衛見習の練習場を眺めながら


「うん」


「えっと……何でユディーは特別入隊選考まで待ってたの?君の実力なら本試験でも受かってたはずだよ!!」


サクヤの窺うような視線から輝いた目線に換わったのをエリーは横目で見て、軽く苦笑いを浮かべた


まぁ、やっぱりそれを聞いてくよね~


「ただ本試験に間に合わなかっただけだよ」


無難に答えると


「……そっか。そうだよ「お前らどこの部隊だ!!」」


サクヤの声を飲み込むほどの大声で上ってきた人等を一目見てから


「チッ、またあの馬鹿かよ全くもって懲りねぇやつら」


エリーの呟きは聞こえていなかったらしくエリーを見てキョトンとしたサクヤとヤクザの様に騒ぎ立てる馬鹿3人組を見ながらも


「僕達は、特別入隊枠で第7魔法騎士団に入りました リシアンサス・ユーディリアと彼はランナキュラス・サクヤ です」


彼等は自分達より地位と所属隊が低いことがわかるとニチャッと笑うと


「あぁ~~人数あわせで入った平民貴族()()()()か!!」


「そういや、一人は回復系しか使えず。もう一人は、様々な武器を使えるだけの役立たずだったけな!!」


「「「ギャハハ!!」」」


馬鹿騒ぎをする3人を冷めた目で見ていると


手を震わせ怒っているサクヤが声を上げようとしたとき手で阻止し彼にウィンクをしてから


「現在第4騎士団で()()()()()()()()()()()。元3第魔法騎士団所属で3年前に平民上がりのリアンユを権力で落とそうとした。貴方たちも同じ様な事をしでかし第2から第3へ 第1から第5へ。ユイセント・エリー 当時、第1魔法騎士団副団長だった彼女により降格」


「……な、何故それを!?」


青褪める3人を見ながらサクヤに


「ってことだから今日は、部屋へ戻ろっか」


「うっ。うん」


サクヤを連れて彼等の横を素通り使用とするも腕を捕まれ3人に剣先を向けられた


「はぁ~サクヤ悪いけど先に戻っててくれない?」


「で、でも!!」


僕を助けようとするサクヤに笑顔で


「じゃあ悪いけど今日は第1訓練場にいる魔法騎士団総官長 ユイセント・ランス様を呼んできて貰える?」


「ど、どうやって!?」


エリーは上着の懐から短剣をサクヤに放り投げ


「第1訓練場は、正門の直ぐ側にあるよ。あとそれを見せたら第1の人なら彼の居場所を教えてもらえるよ。さぁ行って!」


「連れて戻ってくるまで耐えてて!!」


走って行く彼を見送りながら


「意外にも待ってくれてたんだね?」


彼等は冷や汗をかきながらも


「ふ、ふん!俺らの方が()()()()だからな。別れぐらい待っててやるさ」


エリーは圧を緩めながら


「そうですか。それならサクヤが連れてくるまでお遊びをしましょうか?彼が来るまでにどちらが立って残っているか……をな」


「このクゾガキが!!」


エリーは笑顔で膝に隠していたナイフを取り出し剣先を全て叩き上げ


「さぁ、()()()()()()()()()()()()()


エリーは合間をとると胸に手を当てお辞儀した


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