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第7魔法騎士団

エリーは第7魔法騎士団の訓練所へ向かっていると


「そう言えばまだ新人2人は来ないのか?」


うん?新人ってこの時期に入ってくるはずないんだけど特例かな?


「そろそろ到着しても良い頃ですが……揃いも揃って迷子にでもなったんですかね」


迷子ってことは平民上がりの可能性があるね


エリーは野外活動している魔法騎士団を壁に隠れながら見聞きしていると


「ねぇ君も迷子なの?」


振り向くとベンよりも背が低いぶかぶかの団服を着た男の子が立っていた


ベンより低いから140センチだい位かな?ここは怪しまれないように話をあわしておこう


「そうだよ。ここってとっても広いから迷っちゃったんだ。僕は リシアンサス・ユーディリア よろしくね」


「あっ、僕は ランナキュラス・サクヤ。


えっとリシアンサスさんも第7魔法騎士団なの?」


さて、どう答えるべきか本当に他に迷子の子が居た場合その子は追い出されるし……


「ユーディでいいよその代わり僕もサクヤって呼ぶから。……僕も第7に配属なんだこれからよろしく」


エリーが笑みを浮かべながら後ろから聞こえる音に神経を研ぎ澄ませた


「わかった!これからよろしくねユーディ」


親睦を深めていると背後から


「お前ら時期外のエリーと二人組か?確か下級貴族の リシアンサス・ユーディリア と ランナキュラス・サクヤ だったっけな。あの宰相が特別入隊を許したとか言う」


………はぁ?宰相ってことは父さんが仕組んだってこと?まぁいっかその方が後処理も簡単だしね


「はい。私がリシアンサス・ユーディリアです。そして隣にいるのが ランナキュラス・サクヤ です。二人して広々とした場所になれなくさ迷っていました。遅れてしまったことまことに申し訳ございません」


慌てて頭を下げるサクヤを視界にいれつつ無駄に注目されるこの後の事を考えてこっそりため息をついた


「まぁいいこれからは気をつけろ。俺は第7魔法騎士団 副団長のエーデルワイス・エルム 。それよりあの宰相が認めたってことはそれなりに強いんだろうな?」


うわぁ~初めからハード!?父さん帰ったら覚えとけ!!


内心怒り爆発中だがそれをおくびにも出さずに


「いいえそれほど強くはないのです。僕は、どの武器でも操れるから推薦してくださったのだと思います」


「ぼ、僕は治癒魔法が一般より強く広範囲の魔法が使えるからだと………」


「はぁ、まぁいい。やってみれば分かることだ。ドームよ方でお前たちの実力を見させてもらう」


「はい」「……は、はい」


エルム副団長の後に続きドームと言う名の無駄に広い訓練所に到着した。そこには各階級ごとに振り分けられている第7魔法騎士団とリアンユに似た顔つきでゴツい身体をした魔法騎士団長と思われる男性が居た


「団長!見つかりましたよ」


「偉く早かったな」


「ひとつ角を曲がったところに二人とも居ました」


「そうか。ご苦労だったな」


「いえ」


「早速だが皆に紹介する。特別枠で入隊した リシアンサス・ユーディリア と ランナキュラス・サクヤ だ。こいつらの実力を見させてもらう」


二人揃ってお辞儀をし副団長とサクヤは中央フィールドに残りエリーは防御結界が張られているところまで下がった


さてと、治癒と広範囲魔法だけでどれだけやるのかな?


エリーは完璧に傍観者に成り果てていると


「お前、あの宰相に認められたんだろう?」


団長が話しかけてくるので、サクヤの試合を片目で見ながら


「はい。といってもどの武器も自在に操れるだけですが」


「お前魔法騎士に成りたかったのか?」


どういう意味か計りかねていたら


「お前も彼奴もあまり嬉しそうじゃないから、もしかしたら魔物に壊された町から来た俺らと同じ公爵家に恨みがあるやつかと思ってな」


無差別に広範囲魔法を放つサクヤに勝機がないと見て、団長に視線を完全に向け


「団長も何か恨みが有るのですか?」


怒気を含ませた視線を何処かに向けながら


「あぁ。あの公爵家のガキ二人にな」


私と兄さんに?何かこの人にしたかな?もう少し聞き出したいな


「何か──」


「終わったみたいだぜ。お前の試合楽しみにしてるぜ」


チッもう少しだったと言うのに……はぁ~副団長にでも探りを入れてみるか


サクヤとハイタッチをしてエリーはフィールドに入った


サァてとこの魔法騎士団がどれ程の実力を持っているか試しながらやるきゃないか


エリーが手に取ったのは普通の剣だったエルム副団長も団長も眉間にシワを寄せていた


「他の物は使わないのか?」


実力が分からない相手に不利な戦いをするほど自惚れてないよ


「副団長はとても強そうなのでほかの得物より使い馴れた物の方が良いと判断したので」


「……」


「………」


お互いの間に沈黙が訪れた瞬間開始の合図が上がった


エリーは使う魔法を1~5のみと己で決め残りは剣技で押していった


斜めから来る剣をいなし横から来るものを弾き下から来るものを避け放たれる魔法を正反対の魔法を剣に宿し霧散させた


………あれ?冷静に成ればなるほどこの人って弱点と言うより剣筋が基本通りで次の行動が読めやすい。彼らと共に居たせいかここの団って基本的で弱すぎ!?


先程からエリーはいなしては距離を取り弾いては、背後を取る。を繰り返しながらフィールド外にいる人達の反応を見ると呆然としていた。時間を見るとあれから40分も経っていたらしくエリーは副団長に勝ちを譲るため徐々に体力が切れたように見せかけながら隙を作った。


案の定彼はこれを好機と見て左手の甲を叩き剣を落とさせた


『カランカラン』


剣が落ちる音と同時に首もとに剣を添えられた


エリーは両手をあげた


「降参です」


ふぅ~久しぶりに疲れたわーここまで基本どおりだと手加減がやり辛いわ


床に倒れこむと副団長が手を差し出し


「……お前、見かけ、によらず強いな!この俺でもギリギリだったぞ!!」


話しながら息を整える彼の手を取り立ち上がると


「副団長に、そう言って、もらえて、光栄です」


エリーも多少息をあらげて言うととても嬉しそうに彼が微笑んだ


「サクヤ。 ユーディリア」


「「はい」」


団長の声に返事を返すと


「お前らの部屋を案内してやる。今日は休め」


「「はい」」


って言っても休めないんだけどね


「エルム。そいつらの指示を頼んだ」


「了解」


団長に案内された部屋は個室だった。救護棟の近くの部屋で出入り口が近い願ったりかなったりのところだった


部屋の中にはロッカーとベッド・机が置かれているだけのシンプルな場所


後はどうやって彼らが繋がっているか、何故私達を恨んでいるか。それさえ分かればさっさと別の仕事に戻れるのになぁ


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