事の一部
エリーが居なくなった陛下の執務室は再び静まり返った。俺は陛下と親父に視線を向けるとエリーの服を拾っていた親父は苦笑いを浮かべ
「何か聞きたいことがあるようだね」
「あぁ、親父はいつからエリーが白猫だと気づいたんた?」
親父は服を綺麗に畳むと収納魔法が施された小型バックにしまいこみ
「あの白猫が城内に入ってきたときぐらいから行動を見てたよ。なんしろよりにも寄って第一容疑者の飼っている猫だからね」
「気づいたのは何時だったんだ?」
「そうだね……お前の執務室に白猫が入ったときに確信した」
いつもにまして穏やかに話す親父を不思議に思いながらも
「何で教えてくれなかったんだよ!!」
「隠そうとしているようだったからね」
俺はもとから知っていた風の陛下に
「陛下は、初めから知っていたのですか?」
陛下は申し訳なさそうに眉を下げながら
「初めからではない。エリー嬢が失踪してから5日目の夜中に彼女が寝室に猫の姿のまま現れた。それで、事情を聴き昼間でも誰も来ない一室を貸し今までの書類をすべて行っていいと許可を出した」
まさか初めからではないにしろ俺以外が気づきスルーしてたと言うのか!?エリー!何故俺には教えてくれなかったんだ?
「あ~エリー嬢はなお前がこれ以上無茶をしないように伝えなかったんだと思うぞ?」
陛下の励ましも逆にエリーが俺を頼りないと思っているように感じ更に落ち込んだ
◇◇◇◇◇
その頃エリーはことの成り行きを物影でひっそりと伺っていた。勿論今までみたいに自分の魔力を一切感じさせないように消してから
「あの白猫が城内に入ってきたときぐらいから行動を見てたよ。なんしろよりにも寄って第一容疑者の飼っている猫だからね」
父さんのこの言葉で
あぁ、やっぱりあの視線は父さんだったんだね
と納得していると
「そうだね……お前の執務室に白猫が入ったときに確信した」
まさかあんな遅い時間にまだ父さんは帰らずにいたの!?しかもそれだけで確信したってもしも敵だったらどうする………あっ!あそこの結界を張ったのは私だから兄さんと術者・許可した人以外入れないから気づかれたのか~
一人で納得しこっそりと窓から出ようとしたら陛下にウィンクで見送られた
………はぁ~術者である陛下にはばれると思ったけど、あそこまであかるさまにやられるとねぇ
訓練をしている兵達を見ながら壁の塀を歩きながら情報をまとめた
夜会での襲撃は彼の従兄弟が黒幕で間違えないらしい。彼が私を何故恨んでいるか分からないがそれにつけこんで私を拐わせたらしい。私が居なくなることでユイセント家は要らぬ失態をおかし権力を奪おうとしたが、先手を打ったお陰でそれは免れた
まぁ兄さんや父さんがそんなへまをするわけがないけどね
そしてまだ従兄弟達は私が彼の家から消えたことを知らないから悠々自適にしていると
後は彼がもう少し話してくれれば、この件は方がつく
エリーは騎士見習いの服装を着ると男性に変装し騎士団の次期トップである彼の従兄弟に探りをいれることにした
さてと、どんな情報を流してくれるかな?




