白猫
テスト期間だったので投稿が遅れてしまいましたm(_ _)m
俺の名前を呼んでから建物の中に戻っていった彼女を見ていたら
「さて、副団長殿が合格と判断したんだから次行くぞ」
彼女とは別の西側の入口へ入って行く彼を追いかけ
「あの、何故 エリー副団長様は俺を庇ってくれたのですか?」
俺が一番気になっていたのはその部分だった。どうして、後見人にはなってくれていなにのに俺を庇ったかが気になっていた
灰色の絨毯がひかれた訓練場に面した廊下を歩きながら、右前を歩く彼女の従者らしき彼に問いかけた
「うん?お嬢はお前をかばった訳じゃねぇよ。あいつは、平民だからとか貴族だからって言うやつが嫌いなだけさ」
見下しているやつがいたからあ言ったのか?
「もう1つ良いですか?」
彼は前を歩きながら
「ああ、いいぞ」
もう1つ気になっていたことそれは
「副団長様は俺の事を忘れているのですか?」
彼はしばらく黙りこんだが、頭をかきながら
「……あ~お前の事を忘れている訳じゃないと思うぞ………その、お嬢の立場が」
彼の言葉の後半は小さすぎて聞き取れなかったが、忘れられていないことにホッとした
俺は剣の試合をしている風景を横目で見ながら
「次はなのん試験ですか?」
俺も早く混ざりたい
「次か?普段なら筆記試験だ」
不穏な言葉に思わず
「普段ならとはどう言うことですか?」
彼は行き止まりの角で止まると何かの魔法を唱え次の瞬間別の訓練場内に入っていた
「えっ!ここは………」
「しっ!」
彼は俺の口を塞ぐと下の方を指差し小声で
「あれが見えるか?」
彼の言葉にうなずくと俺の口を塞ぐ手が無くなり
「彼処にいるのは、おじょ……こほん!ユセント辺境伯当主のエリック殿。お前の後見人だ」
その人の洗礼された動きに心惹かれ見ていたら
「あの方もあの時側にいたんだぜ。誰よりも民の安全を第一として、部下にも自分にも厳しく妥協を許さない。常にああやって己を高めている 消して誰も見ていないが努力を怠らない」
彼の言葉に耳を傾けながら常に同じ角度から振り下ろされる木刀。呼吸をするかのように放たれる魔法。行動すべてが絶え間なく流れる川のようだった
「凄い!あれだけ早く詠唱出来るなんて!!俺は彼を見習って強くなる」
俺はこの場所で己の決心を知らぬ間に口に出していた
「ちょっ!お前……」
彼が横で慌てる姿に自分が声を出していたことに気がついたが後の祭りだった
「ルーク!?お前何故こんなところにいるんだい」
静かに問いかけた声に少し殺気が加わっていることに気がつき
「申し訳ございません!!あなた様が後見人になられていると知りお礼を申したくて、無理を言って連れてきて貰ったんです」
彼は、木刀を床に置くなり二階にある観客席まで 一蹴りで登ってきた
「そうでしたか、それはそれはご丁寧に」
エリック様は俺に優しい微笑みを浮かべ俺の後ろにいる彼に視線を向けると同じ笑顔だと言うのに寒気がした……がこんなに近くにいるんだからゆっくり見せてもらおう
「それで?何か可笑しな事| を吹き込んではいないよな?」
何だか彼女に似ている気がする。再従姉妹だからなのか?それともこう言う美形の家系だからなのか?そう言えば彼女のお兄さん?もスッゴい美形だったな
「はっい。彼は試験が終わったので案内をと思い……」
「はぁ~明日からの訓練倍にしてあげるからね」
「鬼!鬼畜!!悪魔!」
「好きに言うといいよ。決定事項は覆らないからね」
やっぱり彼女に似てる気がする。あと年齢が同じ?だからかな、でも雰囲気が少し違うから気のせいだな
「おじょ……エリック、明日からの新人教育はどうすんだよ!?」
「僕とおにい……カール殿と見るので気にしなくてもいいよ」
「はぁ!?お前らきょう……二人が行うと全員やめてしまうだろうが!?」
よっぽどきつい訓練なんだろうな。俺も負けねぇように体力を作っておかないとな。それよりどんな訓練を行うか楽しみだな!彼女に会って再会を喜びたいな
念願の夢の一部が叶ったことにより受かれているといつのまにか話が終わったようで
「ルーク後は頼んだからね」
彼はこの言葉だけ残し一瞬で姿を消した。俺はルーク先輩?に副団長の事を聞きながら魔法騎士の僚に案内され、一通りの説明が終わり早めに寝ることにした
◇◇◇◇◇
俺は魔法騎士の仕事を終えると直ぐ様帰宅し、寝室を見ると一匹の 白猫が彼女が寝ていたベッドの上で寛いでた
どっから入ってきやがった?まぁいいさっさと放り出して彼女の検索をしないとな。って言ってもユイセント家でも消息が掴めていないものを俺がつかめるわけもねぇしな
白猫を外に放り出すが、俺が寝室に戻ると先程の猫がドアの前で座っていた
『ミャー?』
首を傾けた猫が俺に近づき足に頬釣りをしてきた
なんだこいつ?
「お前、俺の側にいたいのか?」
その猫はまるで俺の言葉が分かっているかのように
『ミャー!』
と鳴き俺の腕へ飛び込んできた
「うわっ!っ猫の癖にジャンプ力有りすぎだぞ!」
170を超えてる俺に飛び付いてくるって本当、どんな脚力してんだか
俺は気にすることもなく風呂に白猫を連れていくと暴れだして何処かへ行った
気にせずに風呂に入り服を着終えた頃に白猫が湯船に飛び込み直ぐに出てきた。体を震わせて水を翔ばすと落ちていたタオルで体を擦るように転がると俺の腕へ戻ってきた
「お前は一体何なんだよ」
『ミャ?』
「はぁ~俺はなにやってんだか」
猫をベッドに置くと抱き抱えるように共に寝た




