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上の空

エリーは、魔法講義を上の空で受け剣術のテストも上の空で受けかけていたが


「……か?エリー!!大丈夫か?」


肩に手を置かれハットして後ろを振り向くと


「エリー、本当に大丈夫か?なにボーとしてんだ?さっきの講義だって的確に答えていたが、なんか常に上の空だぞ。」


はぁー。リアムが、こんなに優しいなんて心配かけちゃったかな。


「ごめん。ちょっとこの頃予想だにしないことばかり起きていてね。そのお陰で、一切睡眠が取れていないんだ。」


「また、親父の無茶ぶりか?」


エリーは首を横に振り


「国王様ではないよ。」


「じゃ誰だ?」

「ユイセント・エリー嬢」

「はい。」


エリーは教師に呼ばれ、皆の視線が集まる中央に立つと


「私と対決し勝てば……合格、負ければ2週間の補習と再テストが待っている。」


再テスト……か。寝不足だから心配だな。


「では、やりましょう。」


「どの武器を使う?」


エリーは、武器かごを見ながら


「では、その大剣でお願いします。」


「ソードでなくても本当に良いのか?」


「大丈夫ですわ。この頃大剣で試合することが多いので、なれていますの。」


「そうか。それでは始めよう。」


「よろしくお願いいたしますわ。」


お互いが礼をし構えると


「開始!」


お互い一定の合間をとり睨みあった。


「先手は、ユイセント嬢に差し上げますよ。お好きなときに仕掛けてきなさい。」


「あら、良いのですか?では、お言葉に甘えて一発勝負に致しましょう。」


「何を焦っているのですか?」


「いえ、ただこの後に予定が詰まっているものでしてね。早く終わらしたいのですわッ。」


「フッ!それは、転入生の事ですかッ?」


「ッ!そうですわッ!」


「それでは、一騎討ちを開始しましょうか。」


「それは嬉しいですわ。」



お互いにもとに位置まで飛び下がると構えを変え二人の間には、火花が飛び散っていた。


「行きますよ?」


「はい。」


「ウラァーーーーーー!!」


「ハアァーーーーーーー!!」


一方は、剣先が首筋に当たるか当たらないかのギリギリのところで止まり

もう一方は、相手の額のところで止まっていた。


「……そ…そこまで!」


「いやはや、嘗められていると思ったのですが中々際どいことをしますね。」


「いいえ。さすが先生ですわ。私の動きにここまで付いてこられた先生はいませんもの。これからも、よろしくお願いいたしますわ。」


「こちらこそよろしく。」


礼をしもとの位置にいるリアムに


「転入生のメシア様のところに行ってくるわ」


と伝え訓練施設を後にした。


◆◆◆◆◆


エリーがサロンに入ると


「エリー、やっと来てくれた。ここってどういう意味?」


メシア こと 〈ラオール・アフトクラトル・ヒュイオス・タドミー〉がエリーに教材を差し出した。


「あ~。トワニス国の歴史についてですか。テスト範囲は 初回のページから中盤辺りまでだったね。」


「……あの、エリー?言葉が混ざってるよ。」


「ごめんね。学園にいるとどうしても敬語に成りやすいんだ。それより、トワニス国の歴史についてなんだけどね。」


エリーは鞄から自らの纏めた白色のノートとタブレットを取り出し説明を始めた。


『僕の母国トワニス国は、遥か昔4人の神が訪れた国だとされている。自然の女神はこの地に住み着き、植物を植えた。2人目の神は、生命を授けた。そうすることにより、増えすぎた草花が動物に寄って均等がとれるようになった。

そかし、この神は、物寂しく思い動物が多く存在するマーレフォンド国を造り出した。



3人目の神は武力こそが一番だといい武力に秀た国を形成した。それが、ユンバルン国。


そして、4番目の女神は魔法に秀だ国も必要では?と考え造り出されたのが ラオール帝国。』


「これが、4大国家の形成の歴史だよ。」


「この問いは、どういうこと?」


「うん?トワニス国の王族が、そんなに信仰されているか か。

それはね、国が形成されて以来、一揆や内戦が一度も起こっていないとされているからだよ。それに、戦が起これば王族のうち誰か一人が必ず戦場に立ち作戦や前線に立つからだよ。」


エリーは時計を見ると


「さてと、今日はここまで。また明日教えるよ。復習をちゃんとやっておいてね。」


「ありがとう、エリー。」


「どういたしまして。」


立ち上がるとさっさとサロンを出て、残りの授業に向かった。


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