過去の出会いは再び交わる
「「「Happy New Year!!」」」
エリー「昨年は、僕の相手をしてくれてありがとう。たくさん厄介なことが多かったけど、君と出会えて嬉しかったよ。今年も、僕の応援をよろしくね。愛しき僕たちの女神。」
リアム「ふん!今回だけは祝ってやるよ。ただし!俺は絶対に負けねぇ!昨年は、勝てなかったが今年こそ勝ってやる。あいつよりも俺の応援を頼むぜ。」
ノア「新年あけましておめでとうございます。兄さんもエリー嬢も好き勝手言っているので、私も言わせてもらいます。私は、いつも見てくれている君のことを心から感謝しています。ハクハとしての仕事もあるなか、レディーの応援は力になっています。今年も、私や兄さん・エリー嬢の応援、よろしくお願いいたします。」
皆様、新年あけましておめでとうございます。
昨年は、中々執筆が進まず遅れることが多々ありましがお読みくださってありがとうございます!
今年も、よりいっそう努力しますので読んでくださると喜ばしいです。
エリーのサロンに着くとノアが、紅茶とケーキを配膳し ルークは防音結界を張り巡らした。リアムは、エリーをノアと挟むように座ると
「それで?何故1ヶ月も休んだ?」
「………」
はっ?なに言ってるの?兄さんが伝えたはずじゃ
「兄さん。それはエリー嬢の兄であられるランス殿が仰ってましたよ。たまたまユイセント公と登城していたエリー嬢は魔力暴走をおかした魔法に当り大怪我をしたと」
うわ~そんな話になってたんだ。でも、魔力暴走をしかけたのは僕の方なんだけどね。
「……あっ。そう言えばそんなこと言ってたな。」
「兄さんは、次期王なのですよ。しっかりとしてください。」
リアムが嫌そうに
「お前がなればいいだろう?俺は、近衛隊に入隊したいからな。そして、エリーと肩を並べ・・・」
「……あの 。妄想に浸るのも構わないけどね。僕は今近衛第1団体の一人だけど君が王に成らないのなら魔術騎士として軍部に移動するつもりだよ。」
「「「はあ~~っ!?」」」
何かおかしなこと言ったかな?武官としてリアムやノアの側にいてもいいけど、内より外を守った方がいいと思うんだよね。ノアだって、リアムが王になるから裏仕事や文官としての能力を高めているのだからそこまでおかしなことではないよね?
「エリー!?戦の最前線に行くつもりか!!」
「貴女なら大丈夫でしょうが、仕事はどうするのですか!?」
「お前、一生独身でいるつもりか!?」
今、ルークとても失礼なこと言わなかった?わ、私だって彼氏か夫が欲しいよ!
「もちろん、最前線にいくよ。仕事の方は・・・間見つけてやるよ。ルーク、一生独身でいるつもりはないから。」
「何故、前線に行く!いや、仕事ってなんだ??」
「あぁ~。俺もそれ知りたいな。」
エリーはリアムとルークに問い詰めるように見られノアにバトンパスした。
ノアは、《そこに気づいたか》と言うような表情を一瞬浮かべたが、それを見たのはエリーだけだった。
「私の方から説明させて貰います。」
「お前は、エリーの仕事を知っているのか?」
「はい。エリー嬢と共に仕事をしていますので。」
リアムは、険しげに。ルークは、驚きながらノアに先を促した。
「この事は、誰にも告げてはいけません。そして、今後明かされるその日まで触れることさえ行わないと約束してくれますか?」
「あぁ。」「わかった。」
リアムとルークの返事を聞いてからノアが語り始めた。
「私とエリー嬢は、学園に入って直ぐに国王陛下から直々に仕事を承りました。主に反対旗を翻す可能性がある貴族の偵察。他国の情勢と開戦する意志がうかがえるか。この二つを頼まれているのです。」
エリーはこっそり遠い目をしながら
あぁ~~確かに、陛下直々言われたし謀反を企てそうな貴族又は、実行しようとした者を偵察と言う名の暗殺依頼もあったよね。
「父上が、まだ成人していないお前たちにそんな命令を下したのか!?」
「王たるもの。何時なんどきであろうとも民を守ることを一番に考え、使える手駒は老若男女関係なく使う。それが民を守ることになるなら、王侯貴族など関係なく。」
エリーはノアのストレートの言い方に苦笑いを浮かべなから
・・まぁその言葉は正しいけどもう少し言い方ってものがねぇ~。
「リアム、勘違いしないでね。情報収集のために諜報部隊を作った方がいいのでは?と進言したのが、僕だったんだ。そして、僕が一人目としてやると言ったんだよ。そうしたら、ノアまでもが入ってきたんだ。」
「つまり、エリーが要らぬことを言ったがために父上が命じたと?」
「ごめんよ。だけど、未来で絶対に必要だと思ったから。」
「ほぉう。まさかと思うが、1ヶ月休んだのも諜報部としての活動かな?」
イヤ~!!リアムの後ろに龍が見えるような気がする。
本当のこと言えないな~
「違うよ。本当に怪我が治らなかったり、数日寝込んだりしたからだよ。」
嘘はついてないよね?3日寝込んだのも事実だし、傷痕が消えなかったのも事実だしね。
「・・・そう言う事にしておくか。」
信じてくれてない!?
「それよりも、エリー嬢。教えてくださいますよね?先程おっしゃってた《彼の機嫌を取った方がいい》 と言う意味をね。」
うわぁ~。逃げられると思ったのに
「僕、そんなこと言ったっけ?」
「しらをきつるもりですか。それなら録音を聞きますか?」
ノアが懐から元は透明だったであろう記録用の魔具を取り出した。
これは、逃げられないよね。
「はぁ。分かったよ、答えるから。まず、途中で何処かへ行ったラウロは彼の正体と大体の居場所を把握したんだと思う。」
エリーは口を潤してから
「《彼の機嫌を取った方がいい》と言ったのは、その人物は僕が来ないことに憤りを感じているからだよ。そして、その怒りが国に向いてはいけないから機嫌を取りに行くべきなんだよ。そして、その彼って言うのが」
「南にあるラオール帝国の第1皇子《ラオール・アフトクラトル・ヒュイオス・タドミール》だよね。エリー」
案外と早く出てきたんだね。
「なっ!お前いつ入ってきたんだ、ラウロ!?」
「うん~とね。《彼の機嫌を取った方がいい》と言ったのは………。から聞いていたよ。」
驚いたのはリアムだけで、ノアとエリーは気配で気づき ルークは防音結界の回りに彼の気配を感じたから緩めていた。
ノアは、ラウロが座った前に紅茶とケーキを置き
「何故貴方までもがご存知なのですか?」
「彼とは、複雑な糸で絡まっているからね~。エリーは、どうして知っていたのかな。まさか、間者なのかな?」
ラウロに絶対零度とマグマのような熱が両側から迫り来るのを防御壁で受けた。
「安心して。そんな事やっている暇もないし余裕もないね。」
「そうだろうね~。それにあんたなら、絶対にばれないように懐に入るだろうからね。」
「それは、誉め言葉として貰っておくよ。」
「それ、?どこで知り合ったら彼になつかれた?」
ラウロから逃がさないとでも言うような圧力を感じた。
「まぁ、簡単に言うと売られそうになったときに同じところにいたのが彼だったわけ。」
「どう言うことだ!?」
「兄さんは黙っててください。エリー嬢、辛くなければ教えてもらっても構いませんか?」
「別に家族や領民、陛下も知っていることだから構わないよ。」
エリーはあの頃を思い出すように語り出した。




