同族
エリーと侵入者は獣であるシロ達に運ばれ牢獄の塔に連れて上がって貰った。
そこは、日当たりよく塔の真下に花々が咲き誇り風で揺れている。窓から飛び降りる事も、魔法を使う事もできない。自殺も出来ないように作られている。
エリーは男二人をベッドに寝かせた。
「シロ。この人達が起きたら知らせてくれる?」
『もう行くの?』
「うん。お友だちを連れてきてるから、早く戻らないと心配してしまう。」
『また、来てくれる?』
「また来るよ。彼らに事情も聞かないといけないしね。」
『私達の事嫌いになった?』
モフモフの白い体に抱きつき
「僕が、君たちを嫌いになるはずがないじゃないか。そうじゃなかったら週一で来ないよ。」
『そうね。彼らの事は、私に任せておいて!』
「うん。ありがとう シロ」
シロにもう一度抱きついてから扉を閉め長い階段を降りていった。
◇◇◇◇◇
調度リビングに着いたとき
「エリー嬢お話は、大体済ませました。」
「ありがとう。ノア」
ノアの後で、なんとも言えない表情の二人がいた。
ご飯を食べるように促し、食後の紅茶をひと口飲んでから切り出した。
「ノアに大体聞いたと思うけど、僕達は守護者持ちです。今まで黙っていてごめんなさい。そして、私は守護者を使い未来を変えたくて貴殿方3人を試させてもらいました。心よりお詫び申し上げます。」
3人は黙ったまま続きを促した
エリーは紅茶を入れ直してから夢の話をした。
「って事で、僕は同士を探している。この未来を回避するには、後4人見つけ出さなければ回避は難しいです。その4人が見つからなければ、リアム王子とルークは自分自身を守らなくてはいけない。先程のように見えない魔の手から。」
重たい沈黙がその場を支配した。
やっぱりそう簡単には信じてくれないよね。僕だっていきなりそんなことを言われたって、信用できないしね。
『エリー。起きたわよ。』
シロの声が聞こえた
食事と水を持っていかないと、餓死してしまうね。
「僕は、部屋に戻るよ。信じるか信じないかは、好きにしてくれたらいいよ。じゃあおやすみ。」
こっそり準備していた彼ら用よ食事と水を持って、先程の塔を登った。
「やぁ、目が覚めたんだね。食事を持ってきたよ。」
彼らの前に置くといきなり体当たりをしてきた
エリーは軽くよろめき
「おっと。」
「な なんでたよ!?こんなに細いくせに何故倒れないんだ!」
シロが彼らを威嚇するのをとめ
「君達は、暗殺者かな?それとも、僕を狙う輩かな?」
「誰が答えるか!」
「じゃあ、僕の事を教えてあげるよ。
僕は暗殺者に所属しているデアって言うんだ。よろしくね?君達は同士なんだからね。」
二人が青褪めたのを見て
「大丈夫だよ。僕は、人殺しを好かないタイプだから安心していいよ。」
「・・・・」
「誰に雇われたかを言ってくれれば、楽な生活が後れるよ。僕が最大限にホローしてあげるから、足を洗いなよ。君達には合わないよこの仕事は。ダーイフさんとフアイさん。」
「「なっ!!」」
「あれだけ、お互いの名を呼びあって聞かれていないはずがないでしょう。」
「・・そうだ!はかしてから俺たちを殺す気だ!」
「きっとそうだな、フアイ」
「はぁ~。殺るなら地下倉庫で殺ってるよ。それに調べれば直ぐに雇い主ぐらい判明するしね。」
「「………」」
あっ黙っちゃった。自白剤飲まそうかな?
「・・俺らは、暗い道でフードを被った男性に依頼された。」
「その男性はどんな体格だった?声は?」
「ガッツリした体格だった。顔は見てねぇ。」
「他に知っていることは?」
「この森で過ごす者を殺れって言われた。その男の声は、低めで喉に何かが詰まっているような声だった。」
「そう。ありがとう。しばらくはこの家を使ってて良いよ。」
と言ってシロ達と塔を降り寝室に向かった。




