囚われ人
僕が与えられた試練は常に死がつきまとう事を教えられる物ばかり。
一つ目の課題が夜の繁華街に潜む裏カジノに潜入しとある女性を救出する事。もちろん武力行使しなければ行けない。 グアザ曰くこの課題は 相手を殺すことに耐えること、殺らなければ殺られる事を実戦で学ぶための試練。
と言っていたけど………本当にここで合ってるのか?全く警備がいないし簡単に侵入出来て良いのか?警戒が強いって言ってなかった?
僕は首を傾げながらも辺りに人の気配が見無いことを確認しながら更に奥へ進んだ。
しばらく進むと大勢の人の気配を察知した。
この先が裏カジノに使われている所かな?所々腕のたちそうな者が居るってことは当たりだね。
彼らに気づかれないように裏側へ回った。そこには豪華な品や保冷剤に詰め込まれた赤黒い物。とある有名画家が描いた作品などが置いてあった。
更にその奥に扉がありそこは、ここに入るときに解除したときよりも複雑に魔法式と暗号が組重なっていた。
この先にいるのかな?
扉の向こう側に人の気配があるか確認しようと意識を集中した。
………絶滅危惧種に指定されている動物。……この気配は!隣国の王家から盗まれたという国宝!?
嘘でしょう!どんなけ巨大な組織が動いているわけなの!
…………………はっ!誰か後ろにいる!?
気づいたときはすでに遅し。巨体で黒服を着た男性に口元に薬品の臭いがついている物を押さえられ、念には念をと拘束魔法と睡眠魔法?をかけられ朦朧とする意識のなかで解毒薬を飲みこみ意識を手放した。
どれ程意識を手放していたのだろう。
誰かに揺すられ僕は意識を取り戻した。
ここは?確か裏カジノがあるカジノに入り込み……………………あっ!僕は、中を探るのに集中し過ぎて背後に来た男性に気づけなかったんだ!
こんなミス今まで無かったのに。気を再び引き締めなければ。
口に詰められた布を吐き出し足を縛っているロープを噛んでほどいた。
よし残りは、腕だけで拘束はほどけるね。………………。さっき僕は確かに誰かに揺すられていたと思うんだけど?
冷静になり辺りを見渡すが誰も居なかったがその代わり確かに先ほどまでそこに人がいた温もりは残っていた。
…………連れていかれたか。次は僕の番だねきっと。一応ドレス型にしていたのが良かったのかな。あの場で殺られていないところを見るとね。それに暗器にも気づかれていないみたいだし。
目の前にあるカーテンから少し明かりが漏れていた。ギリギリまで鉄格子に近づき目を凝らすと逆光の中椅子に縛り付けられ座っている女性が目にはいった。
もしや!彼女が今回のマル秘かな?
僕は手を縛っていた紐を切り落とし耳をすませた
『本日の__商品。___の第2姫__。
___アイです。』
彼女につけられた目隠しが取れると客席からどよめきが上がった。
彼女が顔を僕のいる方へ反らしてくれていたおかげで気づいた
彼女がマル秘だったんだね。
瞬時に行動に移そうとしたとき人の気配を感じ紐を軽く結び直しもとの状態で寝そべった。そのとき先ほど司会をしていた男性が戻ってきた
「おい。その女を舞台に連れ出せ。」
「しかし 侵入者です。」
「つべこべ言うな。こいつをあの女つきの侍女として高価格で売っちまうんだよ!そうすれば、更に儲かる!分かったらとっとと叩き起こして連れてこい」
「……へい。」
多分司会が舞台に戻ったんだろう 足音を聞きもう一人の男性かどう動くのかを確認しなければね。
「お嬢ちゃん。あんたは不運だね。あんなところにさえ来なければ怖い思いもしなくてすんだろうにね。」
と言いながら男性は私の体を揺すった。
この人……案外優しい?
「……う……うん。ここは?」
まるで今気づきました貴族風女子を演じながら目を開けた。
「い いや!なぜですの!?私は、お手洗いに行こうとしてそして迷ってしまったのよね?でもどうして私がこの様なところで寝かされているのかしら?」
といかにも頭が少し残念なお嬢様風でいると
「お嬢ちゃんは、来ては行けないところに来たのさ。悪いけど来てもらうよ。」
「ぃ 嫌ですわ!は 離しなさい!ぉ お父様!だ 誰かっ!」
男性に口をてで押さえられガムテープを貼られた。
「うううん!ううううん!!」
彼に担がれ舞台の椅子に座らされた。
さ~てと 落札されたら 4・5人ぐらいが近づいて来るでしょうし今のうちに全てを把握しないとな。
はっと捜索して20人ぐらいが武器を持っているね。しかも残り12人は魔法使いね。そうと分かればこんな茶番さっさと終わらそう。
蛟アニータは逃げ道確保。
フェニックス《ライアン》は逃げる隙を作って
龍王ドラガオンは彼女が今回のマル秘か確認しそうであれば脱出案内を違うのであれば探しだして。
シャイン《リュミエール》 他の方々を連れ出して。
『『了解ですわ』』
『……わが主の命ならば』
『我に任せよ。』
ドラガオンが可 と答えたので準備が整い次第作戦決行となった。
ライアンが何処かに火をつけ辺りが騒ぎだした。パニックを使い眠らせた姫様をドラガオンの背に乗せた。
僕はそれを見送り司会者とその他諸々に拘束魔法をかけ意識を飛ばした。グリアサに回収を依頼した。
2分で格子の中にいた人々の救出と組織を軽く潰し拘束。マル秘の救出を終らし1分でグリアサの回収部隊が現れた。その中の一人が僕に近づいてきた
「お疲れ様ですデア。やることが早いというか適当というか……もう少し余裕を持ってやってくれませんか?それに貴女は女性なのでしょう。それなのに こんなにドレスを汚してしまって身だしなみはきちんとしてください。」
「お疲れ様です。ハクハ様。お忙しいのに僕を 隙があれば見ててくださってありがとうございます。それと仕事は男性としてやっているのでお気に為さらず。」
「はぁー。まぁ ともかく第一試練
デア・ザラーム 突破。」
「ありがとうございます。」
「では、第二試験も頑張ってくださいね。私はこれで失礼する。」
「お気をつけて。」
僕は後始末を彼らにに任せ自宅へ戻った。




