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守護者

一方エリーが龍王様・蛟・フェニックスと話しているとき、バタリオン団長・ダニエル・マクシムの3人はと言うと圧倒的な魔力を感じ佇む事しか出来なかった。

ベンは、エリーの回りに居る影の支配者達を見て困惑していた。


(何故、龍王様が居られるの?3方居るだけでも珍しい事なのに。しかもトップ3のお三方がエリーの守護者って! 一体誰の生まれ変わりなんだ?それにあんなに親しそうに話しているってことは、何度か会ったことが有るんだろうね。僕もエリーの側に行って、お三方に挨拶しないけないよね。)


ベンが考えに更けている間のバタリオン団長・ダニエル・マクシムは、やっと立ち直り


「あの魔力量、王族の方々を優に越えている。全部の魔法制御を外せば、誰も近づくことはおろか半径1万キロは彼等のみの世界になるだろうな。」

とバタリオン団長が冷静に計っていた。


「確かにそうなる可能性が高いですが、それは見える分だけの予測で……たぶんもっとあると思います。」

とダニエルが団長の予測を否定した。


「それよりも、あいつ誰と話てんだ?」

とマクシムが問いかけると後ろから返事が帰ってきた。


「エリーは、闇の守護者と言われる者達と話している。マクシム、お前も聞いたことがあるだろう?この言い伝え『国が乱れ始めると古代王の生まれ変わりが世界を守る。彼らを闇から守る闇の王が居る。その者達の逆鱗に触れてはいけない』

って言う言い伝えだ。」


「そう言えば、祖母に聞いた覚えがあったな。っ!」

マクシムが振り返るとそこには、元気そうなアゼルが立っていた。

「お前!起きても大丈夫なのか!?」

アゼルは苦笑いをしながら

「心配かけたな。」

その声に気づいたバタリオン団長とダニエルも後ろを振り返り

「寝てなくて大丈夫か?」

「はい。団長 大丈夫です。」

「その飾りは?」

「?あぁ~ダニエル、この飾りのことか?」

「まさかと思うが魔法制御の装飾品か?」

アゼルはダニエルの質問に肩をくすめて

「何~だ、知ってたのか。せっかく教えてあげようとしたのにな。」

そう言っておどけた表情を隠しベンに向かって

「さぁ、俺たちも挨拶に行こう」

ムスッとした顔で

「あんたに、言われなくても行くつもりだったから。」

と言って二人揃ってエリーの元へ向かった。


ちょうどアゼルが訓練所に入ってきたのを瞬時に察した。


あんがい回復が速かったね。


『エリー、近々パーティーを開こうとと思ってる。お前の友達も連れてこい。来てくれるか?』


僕は苦笑いを浮かべながら

「『連れてこい』って言ったら強制になる。まぁ、龍王様が主催するなら行くけどね。今回も夜かな?」

『別に朝でも昼でも良いが、用事が有るのだろう?』

「まぁね。魔術騎士になるための訓練を受けてるからね。他にもね。」

『ふむ、それならいつが良いだろうか?』

「できたら、祝日か休日にしてくれない?」

『そうだな、お前の休みに合わしてやろう!』

「ありがとう、龍王様。」

『それぐらい構わん。その代わり……前みたいに時々でいいから我らと過ごさんか?』

「‼いいけど、あの扉今は使えなくなっていると聞いたけど?」


そう、幼い頃ちょくちょく彼らの元へ行くために開けたら空間。それに気づかれ頑丈に複雑な魔方陣が描かれている。無理に開けると、時空がネジ曲がり闇の下級族がこちらの世界へ出入り自由になってしまう。その為開けることができず、僕は両親によって魔法制御の装飾品を山ほど着けられた。


『それがな、術者が亡くなったらしく魔方陣が無くなっておった。』

「その扉今でも、その森に?」

『いや、場所を移した。我らしか知らない秘密の場所にな。パーティーの前にまた、教えてやる。』

「ありがとう。」


僕は、近くに来たアゼルとベンの方に振り返りアゼルか着けてる装飾品をみて

「正常に稼動している様だね。」

「改良品なため拒否反応を出すと思ってた。」

「!おい、まさかとは思うが俺を実験台にしたな!」

「実験台にはしてない。」

「実験台になったのは僕だよ。」

と言うと

「はぁもういい。お前らと話してたら、らちが明かん。」


ついでに今の話の順は

僕→ベン→アゼル→ベン→僕→アゼル


僕は後ろに居る龍王様達に彼らの事を教えた。


「もう気づいてると思うけど、彼等も生まれ変わり。彼等の守護者には、会ったことない。僕からみて、右側がベン『マルグリット・ベン』で治癒魔法や空間魔法を得意とするそして、僕と同じ『ツァウバー・クルー』。ベンの隣に居るのが、アゼル『マグリット・アゼル』で炎系魔法を得意としている。」

『あの武家の一族か。今回は大物揃いのようだな。』

「龍王様、ご無礼は承知ですがどう言うことですか?」

とベンが聞くと龍王様の代わりにフェニックスが

『何100年か何1000年かに生まれ変わりが覚醒する。前までは覚醒するのが遅く己の力の扱いや我らの存在を知らない。その為国を立て直しても5年もしないうちに、魔力暴走が起き死んでいく。それに比べ今回はまだ10代だと言うのに覚醒しお互い魔力を制御しあったためなのか、歴代よりも圧倒的な魔力を保持してる。』


「ふう~ん。それよりも、俺らには守護者居ないのか?」

とアゼルがどうでもよさそうに聞いた。

蛟がため息を付きながら

『1つ魔力制御を外せば見えるようになるわよ。』

と言った。

アゼルはブレスレット型の魔力制御を外した。

先程暴走したためかすんなり魔力が流れていた。


『今回の光は、あんがい幼いの。』


うん?この声何処かで聞いた気が……

確か、龍王様の所へ行来してた頃

《そなた、どこから来たのじゃ?光の力が強いようじゃな。》

〈私、向こうから来たの。〉

と扉の方を指した

《成るほどの。そなたは光の子じゃな。

そなたの名は何と言うのじゃ?》

〈私は、ユイセント・エリー。龍のお兄ちゃんの所に行く途中なの〉

《そうか、あの龍王の元にとな。面白そうじゃな。我と契約せんかの?》

〈けいやく?ってなに〉

《そうじゃの、約束ってことかの?》

〈良いよ!何の約束?〉

《我と一心同体、簡単に言うと友達じゃな。》

〈うん!なる、お友だちになる!約束ね。〉

《お互いに交換したら完了じゃ。》

〈うん~じゃあこれ渡すね〉

そう言って、幼いながら作った魔法石のブレスレットを渡した気が…

《じゃあ我からは、これを授ける。》

そう言って渡されたのが確か…金色の石が付いたブレスレットだったはず。

〈おねぇさんのお名前教えて?〉

《そうじゃな、今は【グランツ・シャイン】とでも名乗っておこう。》

〈しゃいんおねぇさんね!じゃあまたね。〉

そう言って龍王様の元に向かった気がする


今まで大切な友達の事や約束を忘れてたなんて‼


声を聞いて龍王様が

『お前がアゼルと言う者の守護者なのか?』

と光に向かって問いかけた

『ふん。久しぶりじゃの龍王よ。我の事よりも何故お前がこちらに居るのじゃ?』

『ふん!俺は、久しぶりに光の子に会いに来ただけだ。』

『そなたの子はどの子かの?』

『俺の前に居る、エリーだ。』

『!?今、エリーと言ったか!ユイセント・エリー なのか?』

『?あぁそうだが、それがどうした』

光が薄まりロングヘアーで金髪の美女が現れた。


うそ!本当にあの時のシャインお姉さんなの?

僕は驚愕のあまり目を見開き言葉がでなかった。


『久しぶりじゃの!あの時の以来あの扉に行ったが陣が組まれたから来れなかったんじゃな?』

「えぇ、私がそこを通って行ってたことがばれてしまって……。」

『そうじゃったのだな。我の名とブレスレットは持っているかの?』

「【グランツ・シャイン】 シャインお姉さんと呼んでいたわ。ブレスレットは、ここにあるわ。」

そう言って左手首からブレスレットを外しシャインお姉さんに返した。シャインお姉さんも手首からブレスレットを外し私に返してくれた。


『これにより両者の思いを確認した。【カイザリン・リュミエール】そなたを《ユイセント・エリー》の第2の守護者と認める。』


第4者がとんでもないことを告げた。


『!?ふざけるなたとえ父上でもこればかりは許せん!』

『何故ですの!?守護者は多くても3人までのはずですわ!』

『誰かが辞めさされるってことは無いのでしょうか?』

龍王様は天に向かって怒鳴り、蛟が抗議しフェニックスが自分より身分が上のため怒鳴りはしないが必死に落ち着こうとしていた。僕らは兎に角この会話に関わらない方がいい気がしたため、聞く側に徹した。


また上から声が聞こえた

『【オースティン・ドラガオン】お前の許可など不要だ。

蛟いや【ミュロンデオワゾ・アニータ】確かに基本は多くても3名だがお互いが契約していれば出会った時に何人いようが、許可される。フェニックス【フェニーチェ・ライアン】そなたからの問は、順番が変わるだけで辞めさせることはない。』


僕は、彼等の話を聞いていてふと思ったことを聞くことにした。

「お伺いしても宜しいですか?【オースティン・カイザラ】陛下」

騒がしかった龍王様も蛟もフェニックスも一斉に静まり返ったが、名前を言い当てたことにより再びざわめきだした。


『お主、何故我の名を知っておる?』

「何故って、幼い頃龍王様と遊んでいたら陛下が来られその横に居られた皇后陛下様がそう仰っていたからです。」

『とうの昔に忘れていると思ってたんだが……』

「あの頃の記憶は、心の中で残ってました。ただ 皇帝陛下のお声を聞くまでは、忘れていましたけどね。」

『ははは!そうだったのか。そなたは面白いな。あぁ、そうだった質問があるのだったな。』

「はい。私に【カイザリン・リュミエール】を着けるとアゼルの守護者はどうなるのでしょうか?」

『その事なら安心せい。彼女は元からその男の守護者ではない。』



次回は、アゼルとベンの守護者について!

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