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28.歌のイメージ

今日も魔法の練習。

地味。

割愛…。


「リリアちゃん歌ってみよか?

完全に魔力切って歌ってみ?」


シリルさんが後ろから声をかけてきた。

完全に気配感じなかった!

怖いわー。


練習始めて暫く経ったけど、

できるかなドキドキする。


あ、どれ歌おう?

久しぶりだし、なんか明るい曲。

某大手アイドルのあの曲にしよう。

ちょっと前の曲だけど、どうせ砂浜で歌うなら。

フリも歌詞もかなりあやふやだけど雰囲気で。

本当は髪もポニーテールにしたいけど、ゴムもないし。


取りあえず、サビだけ。

決してAメロを覚えていないからなんかじゃない。

試しだから!まぁ、どうでもいいか。


シリルさんが拍手してる。

上手くいったみたい。


「リリアちゃんが歌う曲は変わった曲やけど、

なんかかわいいなぁ。」


「えへへ。ありがと。」


異世界の歌だなんて言えないけど。


「ちゃんと魔力調整できそうやね。

今度は魔法使うてみよか?

水出してみて?」


「シリルさんと同じような詠唱でできるかな…?」


「決まってないんやから好きにしてみ?」


「『水よ』!」


やっぱり無理だった。


「ニールさんはなんて詠唱してるんでしょうね?」


「アレのことやから、どーせ

『ウォーターボール』とか『ウォーターキャノン』

とかちゃう?」


…あぁ、納得。


「『ウォーターボール』!

『ウォーターキャノン』!

やっぱりダメでしたー。はは。」


「やっぱりリリアちゃんは歌やね。」


うーん、水の歌、水の歌。

…浮かばない。

前にも歌ったことのある某アイドルグループの歌は違うし。

あれは川を渡る歌だ。


あ、アレでいいかな。

ウォーターサーバーのCMソングを歌うことにした。

桶に溜まるくらいに魔力を調整。

ちゃんと桶に溜まる量を出すことが出来た。


ウォーターサーバーの歌、

いいのか悪いのか。

イメージすればお湯が出るかもしれない。

ウォーターサーバーだから。

そう考えたら意外と便利だ。


「良さそうやね。」


「でも、イメージできる歌がないと

魔法使えないってことにみたいです…」


「魔法もそんな万能なもんやないし。

ええんちゃう?」


「そんなもんですかねぇ?」


「そんなもん、そんなもん。」


シリルさんと2人で笑う。

ようやく意識してちゃんと魔法が使えるようになってきた。

シリルさんのおかげだ。



影からひょっこりニールさんが出てきて、


「リリアの魔法はめんどうやな!」


とか言ってきたので、


「ニールさんの詠唱は

『ウォーターボール』ですか?

『ウォーターキャノン』ですか?」


と黒い笑みを浮かべて聞いたら、


「なんで知ってるん?」


と、赤面していた。











ブックマークしてくださった方々、ありがとうございます!

水の歌ってあんまりないですね。

最近の歌でという限定もかけると余計に。

海の歌はいっぱいあるんですけどねー。

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