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15.チートはそっちか!!

「あの…どうしましょうか?」


精神攻撃食らって魂が抜けかけているニールさんと

笑い死に寸前のシリルさん。

私の心底困った顔で正気?になったようだ。


「んー、魔力がないわけないしなぁ。

さっきバカスカ使こうてたわけやし…。

そういや、さっきの魔法は歌ってた言うてたな。

なんか自分がイメージしやすい歌でも歌ってみるか?」


変身系の歌かー。どっちにしようかな。

今は5人組アイドルのメジャーデビューシングルを歌うことにした。

なお、1人なので、前奏は飛ばすことにした。


「変身ー!」のところで

魚のそれが人の足のように変化した。

鱗はあちらこちらについたままだが。


「出来たー!良かったー!」


私は抱きついた。

もちろん、シリルさんに。


「なんで俺やないの…?

(ここはお兄ちゃんのおかげだよーやないの?)」


「アホはほっておいて、慣れへん魔法使ってお腹減ったやろ。

ご飯にしようね。」


日はすっかりとっぷりと暮れていた。


シリルさんが簡単なものだけどと言いながら、

野菜スープのようなものを出してくれた。

調理がなされたものを食べるのは

こちらに来て初だ。


「美味しい!!」


「あらー、ありがとうねぇ。いっぱい食べてね。」


本当に美味しいのだが、中々満腹にならない。

なぜ?成長期?


「このスープ、美味しいけど、

あまり魔力量が回復しないのが難点なんよね。

ニールみたいにあんまり魔力使わないんのにはいいんやけど」


「空腹と魔力って関係あるんですか?」


何それ詳しく!



「リリアちゃん達人魚のことはようわからんけどね、

普通はあんまり空腹を感じへんの。

魔力ようさん使うとすごくお腹減るんよ。」


確かに本ばかり読んでた時はお腹減らなかったっけ。


「見た感じ、リリアちゃんはめっちゃ効率の悪い使い方やから、

お腹減ってると思うんよ。迷子になってる間は何食べっとったん?」


「あの辺の海藻食べてました。黒くて長いやつ。」


「あぁ、アレね。アレなら納得やわ。

リーブラは高濃度の魔力草やからねー。

食べ過ぎると体に毒やから気付けなあかんけど。」


私、危ない草食べてた?!


「一気に何枚も食べたとかやなければ大丈夫とちがう?

非常食に使うくらいは。」


セーフかな…?


どうやらチートだったのは昆布(仮)の方だった。




ブックマークしてくださった方々ありがとうございます!

もう1曲の候補はキュー◯ィーハニーでした。

「変わるわよ」までが長いし、アイドル曲にしたかったのであちらにしました。

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