一人目のジョーカー
はじめての投稿なので緊張してます
しとしとと雨が降る、涙するも雨なのか涙なのか分からなくなる
大野 静也は普通の高校生だった、しかし些細な事からいじめが始まり
ぼろぼろになった彼は飛び降り自殺をしようと校舎の屋上に来ていた。
「その命いらないのかい?」
突然現れた黒のスーツ姿に仮面の男は静也にそっと話しかけた。
「もう、疲れたんです…もう、あの地獄には戻りたくない」
「じゃあ、その命借りてもいいかな?、もちろんただとは言わない君の望みを一つ叶えてあげよう」
静也はこの男はなにを考えてるのか分からなかった。しかし、ただただ怪しい仮面男の言うことにどうせ死んでしまうならこのはなしに乗ってしまってもいいのではないかと思っていた
「命を借りるとは?、望んだらなんでも叶えてくれるんですか?馬鹿げているそんな夢物語だれが信じるんですか」
「命を借りるとはそのままの意味だよ、少しばかり働いて欲しいだけさ
もちろん働いてもらった対価は払うつもりだよ。叶えてあげられるのは君の本心から叶えたいと願うものだけさ、答えはどうする?」
「分かりました。あなたにこの命貸しましょう」
「ハハハッ、嬉しいよ君がその答えを選んでくれて。じゃあ明日を楽しみにしてくれるかな?とっても良いことが起こるから」
そして仮面男は指を鳴らすとすうっとまるで虹が消えるように居なくなった、自分は幻でも見ていたのか、現実だったのかをしったのは翌日教室に入ってからだった。
そう、仮面男が血まみれになった教室の真ん中にぽつんと立っていたからである。
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