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クソ弱勇者はチートつき!  作者: 甘味好き
二章 魔族・《魔王》
25/30

模擬戦の後

「はぁはぁ……はぁ」

「はぁ……中々持ちこたえるじゃないか」


ロノと模擬戦が始まってから三十分位たった。

俺とロノの力は六対四位の比率でロノが上だ。

俺の《身体強化・真》が、ロノのただの《身体強化》よりも劣っているというのだから笑えてくる。

いくら素のステータスとは言え、仮にも“神クラス”の力が出せる俺よりも強いとかチート過ぎるぜ。


「はぁっ!」

「ぐっ!!」


ロノとの打ち合いは数えきれない程やり続けているが、未だに決着は着かない。

いや、俺がつかせていない。

何故なら、決着がつくとしても、このままじゃ勝つのは十中八九、ロノだ。

ついこの間まで地球の学生だった俺と、この世界で闘ってきたであろう、ロノとの戦闘経験の差がありありと伝わってくる。


《身体強化・序》を使ったのに、それがロノの素のステータスすら上回れず、やっと一太刀入れたと思ったら、《身体強化》を使ってきて、俺もそれに合わせて《身体強化・真》を使ったのに、ロノの方が余裕がある状況になってしまった。


恐らくは全力の八割も出していないのだろう。

物凄く屈辱的だ。

いや、それよりも屈辱に感じるのは、


「ロノォ。てめぇ、この前初めて会った時、何で《身体強化》を使わなかった? 本気でやれば抜け出せただろ?」


これほどの力があれば、俺の《斥力》位なら抜けられるだろう。

あの時は本気で発動していなかったが、ロノのこの力さえ使えば、彼処で動く事も出来たし、俺の不意もつけた筈だ。

なのに何故?


「あ? んなの、いつでも抜けられるからに決まってるだろ?」


ブチッ。

ロノのその返事を聞いた瞬間、俺の中で何かがキレた。


「?! っと!」


さっきの俺の様に何かを感じたのか、ロノが慌てて後ろに下がった。

風呂の時と同じく、冷や汗もかいている。


「ロノォ、お前の辞世の句を聞いてやる。ほら、言え」

「ちょっと待て! 何で模擬戦が命が関わる事になってんだよ! それに、お前の《身体強化・真》とやらも効果が切れかけているだろ!?」


ロノの言う通り、俺の《身体強化・真》は切れる寸前だ。

このまま放置すればステータスが大幅に下がり、ロノに成す術も無くやられるだろう。

だが、


「関係ねぇ。それでも勝つ」

「っ! てめぇ……嘗めてんじゃねえぞ?」


ロノもスイッチが入った様で、殺気が溢れだしてきた。

その位が心地良い。

これからぶっ飛ばす相手には、その位がちょうど良い。


「《身体強化・終》」


俺の体から魔力が溢れだしてくる。

と言っても、言うほど出てきていないので、遠目だと俺が光っているように見えるだろう。


「へぇ。第三段階か。さっさと出せば良かったんじゃねぇのか?」

「お前には充分だと思ったんだ。さっさと来い」

「抜かせ!!」


ロノが今までで、一番の速度で迫ってくる。

俺はロノが木刀の範囲に入る前に(・・・・)木刀を地面に叩き付ける。


ドゴオォォォン!!

耳が痛くなる程の音が衝撃と共に響く。

周りで見ていた騎士達は、衝撃で吹き飛び、ロノも勢いが弱まっていたが、すぐに立ち直り、木刀を降り下ろした状態の俺に斬りかかる。


しかし、甘い。

《身体強化・終》で大幅に上がった筋力値に物を言わせて地面にすがり付いていた俺にはロノの勢いが弱まって瞬間にもう動き出していた。

俺は木刀を逆袈裟に切り上げて、勢いが無いロノの木刀を払いつつ、フリーの右手でロノの顎にアッパーを食らわす。


「っっ!!」

「ぶっ飛べぇ!!!」


ロノの体が宙に浮き、一気に上に飛ぶ。

意識があるなら受け身をとるだろうが……。


「……大丈夫か」


ロノの力を失った体はゆっくりと放物線を描き、地面に落ちていった様だ。

俺が地面をぶっ叩いたせいでクレーターが出来ているので良く見えないが。


そこで、《身体強化・終》が切れた。


「うっ!」


《身体強化・終》は他の身体強化よりもステータスを大幅に上げるが、その分時間も少ないし、死ぬような筋肉痛という代償もある。

これを迷宮でやってしまった時は危なかった。

危うくナメクジ見たいな見た目の魔物に食われる所だった。


「やっぱ、使いこなせねぇな」


この《身体強化・終》だけでなく、俺の持っているスキル、魔法の殆どを俺は使いこなせていない。


スキルが多すぎるのもあるが、テオから貰った記憶の中にそれらを使った記憶が無かったのだ。

恐らく、それまで記憶を渡すと俺の頭がバグる可能性を考えての事だろう。

テオも万能じゃない事は知っている。

だから俺みたいなのがいるんだが。


話を戻すと、俺は殆ど、記憶にあったスキルと魔法だけに頼って(自分で創った重力魔法や、《転移》は例外)いるわけで、今回の《身体強化・終》は《身体強化》を使った記憶があるから試した経験も含めて、使っただけだ。


使いこなせていない分、使用時間が普通よりも短くなってしまったのは予想の範囲内だが、少し悔しい。


「とはいえ、俺の勝ちだな……」


既にやってきた筋肉痛に耐えつつ、立っているのも限界なので、木刀を杖に立とうとしたが、


「あり?」


木刀が無い(・・・・・)

いや、正確にはある。

ただ、刃の部分がバラバラになって消し飛んでいて、持ち手しか残っていない。

どうやら今までロノの剣を受け続けてきたのと、最後のロノの上段切りが効いたんだろう。


「………………あ」


そこで、俺はロノが言っていたルール説明を思い出した。

「木刀を折られても負け」

このルールが適用されるのなら……


俺の負けだ。


「ま、ま、ま、負けたぁぁぁぁぁぁぁ!!」


━━━


「………………」

「バカじゃの~。力押しするのにも限度があるわい」

「……ロノに闘いで勝って、試合で負けた感じでしょうか」

「雄次郎……」


試合が終わった後、傷ついたロノの手当てをしていると城の中にいた筈のシルヴィアとレラージュが走って訓練所に来た。

後ろにはイルミーさんもいた。


最初は俺がロノを治療している事から俺が勝ったと思ったシルヴィアが抱きついて来て、レラージュは凄く驚いていた。

一応自分の体の方は治癒魔法で回復させておいたが、《身体強化・終》を使ったせいで筋肉痛が酷い体にはそれなりにダメージがあった。

イルミーさんは無表情。


抱き締められるのは嬉しかったが、筋肉痛で悲鳴を上げている体にはキツかったので、離れてもらって試合の詳しい展開を話した。


苦戦した事、《身体強化・終》を使って勝った事、その時の状況、結果的に俺が負けた事。


イルミーさんは終始無言だったが、レラージュは俺の負け方にビックリしていた。

シルヴィアは微妙な表情をしていた。


挙げ句、イルミーさんにさえ言葉責めを食らい、シュンとしていると、俺がクレーターをつくった時の余波で吹き飛んだ騎士達が俺の近くに集まりだした。


「凄かったです!」

「俺、感動しました!!」

「ロノさんより強いなんて……カッコいいです!」

「今度からアニキって呼んで良いすか!?」

「私達は「雄次郎様」で良いですか!? 良いですよね!?」

「え?……え?」


吹き飛ばされた文句を言いに来たと思って身構えていたのだが、騎士達の口から飛び出したのは予想外の言葉だった。


俺が対応出来ずに戸惑っているとイルミーさんが割って入ってくれた。


「お前ら、そこまでにしろ。コイツはロノとの模擬戦で疲れているんだ。少しは休ませてやれ」


「ええ~」と声が響く。

俺には何が何だかわからないが、取り敢えず吹き飛ばした事は怒っていないみたいだ。


「さ、残りの訓練は第三広場でやるぞ。ここはもうダメだからな」

「うっ」


イルミーさんが俺をチラッと見てから言う。

この人、意外と嫌味とか言うんだな。

結構ダメージでかかったぞ。

いや、確かにここにクレーターをつくって使い物にならなくしたのは俺だけど。

ロノも一応加害者側にしたいんだが。


てか、ロノの心配は皆しないんだな。

って、あれ? アイツ、何処に行った? 確か、ここで倒れていた気が。


「ふぅ……。疲れたな」

「うわぉ!!」


後ろからロノの声が聞こえてきたから、ビックリして何処かのギャグ芸人の様な声が出てしまった。

ロノは既に全快した様に怪我一つ無い体に戻っていた。


「ハッハッハッ! 雄次郎、お前油断し過ぎだ! 後ろがガラ空きだったぜ!?」

「ビビらせんなバカ! おっさんのくせに!」

「俺はまだおっさんじゃない!」


ワーワーと一通りロノと言い合った後、傍観の姿勢を田茂っていたレラージュとシルヴィアの方に目を向ける。

イルミーさんは騎士達を連れて第三広袴とやらに行った様だ。


「ロノは《不死族》の血を引いておる魔族じゃ」

「《不死族》?」

「名前の通り、死なない種族だよ」


レラージュの答えに首を傾げるとロノが捕捉してくれた。


「初耳なんだが? そんな種族いたっけ?」

「魔族という括りに入っておるが、ちゃんとした種族じゃ。魔族の中にも種族は多々ある」


人間という括りの中の白人と黒人みたいな感じか。

イメージ的にはわかる。


しかし、ロノがさっき言った“死なない種族”というのが気になるな。


「で、《不死族》っていうのは本当に“不死”なのか?」

「な訳ねぇよ。殺されまくれば死ぬし、痛みはちゃんと感じるから無敵でも無い。寿命もある」


あっさりと否定された。

それがロノの復活に何か関係があるのだろうか。


「《不死族》は再生能力に優れていてな。頭と心臓とその周辺が無事なら再生できるんだよ。勿論、魔力を使った一種の“固有スキル”だし、限度もある。時間もかかるから戦闘中には向かない。だが、さっき位の怪我なら無傷の状態で復活出来るから皆放置してんだよ」

「……」


普通はさっき()の怪我をすれば死にはしないだろうが、何時間か意識不明位にはなるんじゃないか?

それを復活すると知っているとはいえ、放置って……。

魔族って……結構無茶苦茶な奴が多いよな。


ん? そう言えば、アイツ(・・・)もすぐに傷が治っていたが、《不死族》と何か関係があるのだろうか。


「なぁ、《魔王》って《不死族》の血を引いているのか?」

「何故そう思うのじゃ?」

「いや、アイツも簡単に傷が治っていたからな。結構重症でも簡単に治ったし、そうなんじゃないかと思っただけだ」

「ちょっ……雄次郎!」

「よし。その話、ゆっくり聞かせて貰おうかの」

「え?………………あ」


ヤバい。

《魔王》と会った件はなるべく避けていたのに。

自分からバラしちまった。


「や、……あの、これは、だな」

「話は中で聞こうかの。ロノ、コイツが逃げ出そうとしたらすぐに闘える様にしておけ」

「了解」


キョドっている内に外堀を固められていく。


「シルヴィア!」


最後の希望としてシルヴィアに目を向けるが、


「雄次郎……」


呆れられた目線を向けられただけだった。

その目線が彼女の言いたい事を物語っている。


「諦めろ」


さっきまで闘っていたロノの方が優しい言葉をかけて、肩をポンポンと叩いてくれた。

ロノの優しさにちょっと涙が出た。


男同士の友情って殴りあって初めて生まれる物だと実感したよ。

……最後の方は殴り合いって言うより殺し合いだったけどな。


━━━


俺は何故か椅子に後ろ手で縛り付けられて座っていた。

目の前にはレラージュとイルミーさんとロノ。

部屋は最初にこの城に来た時にレラージュを泣かした部屋だ。


隣にはシルヴィア。

何故か彼女は縛られていない。

理不尽だ! 男女差別だ!

何て騒ごうとしたらイルミーさんにすっごく睨まれた。

イルミーさんがさっきから容赦ない。

訓練所を壊した事を怒っている様だ。

他にも色々理由があるんだろうけどね。


「さて、ミスカ」

「はい」


天井から一人の男が出てきた。

天パで髪の毛が何重にも巻かれてアフロみたいになっている人だ。

この人もレラージュのお付きの人だ。


そう言えば、俺が前に天井に穴を開けたけど、もう直っていた。

その時に使ったのは多分この人だ。

ロノとシードは壁に突き刺さってた記憶がある。


「周りに嗅ぎ回っている奴がいるか、調査を依頼したが、いたか?」

「数名程。ただし、この近くには居りませぬ」

「なら良い。シードに其奴の調査の依頼を頼む。終わったら何時もの業務に戻れ」

「御意」


忍装束を着ているから何となく予想はしていたが、やっぱり何か忍者みたいだった。

アフロの忍者……無いな。


「では」


そう言うとアフロ忍者……ミスカは天井に戻った。

一々天井に行く必要があるのか聞いてみたい。

あと天井に突き刺した事を謝りたいね。

流石にやり過ぎちゃったからな。

今は同僚何だし、確執は作りたくない。


「さて、壁に耳は無いし、障子は元々ない。心置きなく話せるの?」


レラージュが最初にこの部屋で話した時と同じ様な態度になり、俺も身を固くする。


「兄上の再生魔法を見たとな?」

「……いや、その時は偶然」

「儂は嘘を見抜けるのは知っておるな? 兄上が再生魔法を使うのは余程の非常時だけじゃ。そんな事態になるという事は……」


真っ直ぐな目を見れば、何がなんでも聞き出すという決意が伝わってくる。


結構重要な秘密(こと)だし、下手したらこの国から追い出されかねない。

しかし、話さなければどの道この国から出ていく事になるので、俺的には話さなければならないと思う。

ここまで隠してきていたが、これ以上は無理だからな。


その意味を込めてシルヴィアを見ると、シルヴィアは俺に優しく微笑んで頷いた。

それが答えみたいだった。


結局、俺は《魔王》と出会ってから迷宮を攻略するまでの話をこの前まで話せなかった部分も含めて話した。

しかし、俺が《唯一神オメテオトル》に会って力を手に入れたとか、称号《神の代行者》を持っている事とか、本当はもっと強い事とかは聞かないでくれと頼んだ。

いきなり力を手に入れた事も、そういうスキル(・・・)だと思って欲しいと頼んだ。


ロノ達は黙って話を聞いていたが、時折眉を動かしたり、目を見開いたり、口をあんぐりと開けていた。(イルミーさんすらあんぐりとしていた)

しかし、レラージュだけは難しい顔をしたままだった。


「──で、迷宮を脱出したら知らない魔族が魔物に襲われそうで……ってここからは見てますね」

「あ、ああ。………そう、だな」

「……」

「…………」


何故か無言になってしまった。

誰も動かない。

き、気まずい……。


無言の時間が二分程続いたと思われる頃、レラージュがやっと喋った。


「兄上は……死んだのか? 」

「!…………ああ。俺が殺した」


やはり肉親だからショックがあるのだろうか。

やり方に反対していたとは言え、それでも兄妹だ。

兄を殺した奴が今までのうのうと自分の近くにいてどう思っただろう? 今目の前で拘束されていてどう思っているんだろう?

俺には一生わからない。

捨て子だから兄弟どころか、本当の両親の名前すら知らない。

異世界に来てしまったから、何処かで再会する事すら無い。


「……」

「……」


かける言葉が見付からず、また黙り込んでしまう。

シルヴィアも黙っているし、イルミーさんやロノも無言だ。


また時間が過ぎる。


「雄次郎」


レラージュが再び喋り出したのはちょうど三十秒程経った時だった。

目は何かを決心した様に、決意の炎が灯っていた。


「儂は兄上が好きだった訳では無い。少し嫌いだったかもしれない。しかし、それでも最後の肉親だ。正直、それを殺したという雄次郎の事はどう考えて良いかわからん」

「……」

「……しかし、兄上は間違っておった。政治のやり方も、人との接し方も、その殆どがじゃ」

「……」


俺には《魔王》の事を殆ど知らない。

ただ人間の敵で、悪い奴で、テンプレな考え方をする《魔王》で、強い奴って事しか知らない。

レラージュは三百年以上《魔王》を知っているのだから、思うことはあるだろう。


「兄上は儂と違い、父に目をかけられ、父の魔族こそ最高。他は全て最低という考え考えに染まり、父が死んで《魔王》になっても変わらなかった」

「……」

「儂はもっと常識的に見るように諭したんじゃがな。最後の最後まで人間を下に見ておったか。ずっと前からそんな事をしておったの。《悪魔化》とやらの実験という名目で拐ってきた人間をいたぶっていた事や、人間に泥仕事をさせたりとしてきた様じゃが……詳細は知らぬ。ただ……もう少し、自分の父親を疑って欲しいものじゃった」


レラージュは遠い目で《魔王》の事を話した。

《悪魔化》という言葉に反応しそうになったものの、何とかポーカーフェイスを保った。

シルヴィアも大丈夫な様だ。


レラージュはそこまで話すと俺を見た。


「兄上の事は本来、儂が片付けるべきじゃった。それをやってくれた雄次郎には礼を言おう。ありがとう」


レラージュはそこで頭を下げた。

椅子から立ち上がり、60度位まで腰を曲げた。

礼を言われると思わなかった俺は三秒程フリーズしたが、すぐに我に帰った。


「あの、そんなの良いから頭を上げろ……上げてください」

「そうですよ! そんな事しなくて大丈夫ですから!」


シルヴィアも慌てて止める。

二人して止めてもレラージュが頭を上げる気配が無い。


「ちょっと! 本当に大丈夫ですから! 止めて下さいって」

「雄次郎」

「はい!」


やっと顔を上げたレラージュに反射的に返事をしてしまったが、そんな事は気にせず、レラージュは俺を真っ直ぐ見ていた。


「本当にありがとう。これで──」


何処からか取り出したナイフを振りかぶって──。


お楽しみいただけましたか?

次の更新は火曜日か水曜日辺りになります。


誤字脱字、感想、質問など受け付けております。

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