7.
お久しぶりです。
言い訳とすれば……資格試験のオンパレードで勉強が忙しかったと言いましょうか。
今年度の抱負を見事に達成できないと言うフラグ(?)を回収してしまいましたね。
…この作品1年で8ページとか本当に亀更新だと自負しています。
そして文字数が少ないです、すみません。
この世界でも綺麗な四季がある。
その四季でも今は夏。
天気は曇りひとつない晴天。夏と言っても初夏でまだ肌寒い時がしばしばあるような時期だ。
そんな日の中、寮の室内で一人、ベットの上横になっていた。
「(相変わらず、キツイ)」
俺は月に一度、女性に起きる某アレの痛みが激しい部類に入る。
前世ではそう言う薬があったが残念ながらその世界にはないらしい。
医療系魔法が発達しているのが理由かもしれない。
そんな魔法だが、どうにも回復系の魔法が俺には効きづらいらしく、毎回このダメージに耐えている。
…と言っても現在これが起きるのはまだ4回目。
中学少し前あたりに女だと宣告された数日後にはじめてのが起きた。
その日からと言うもの、某アレの日付近は一日中ベットの上からほとんど動かない。
某台詞の「二日目だから」などと言う下ネタチックなあれを実感してしまう日々で、今は何とか作り出した魔術により痛みをだいぶ和らげている。
腹部の下の方に魔法陣を書いてそれに常時魔力を流しを発動させる形で何とか持っている。常時使ってないと効き目が少ないのである。魔力が多くて本当に助かった。
今まで一番辛い日が休日だったからいいものの、今回はキツイ日が平日に当たった。
できることなら動きたくない。割と本気で。
なので移動時は軽く体を浮かせて魔術で移動している。
「シファちゃん、食堂行こう?」
『嗚呼』
…移動がつらい。
特に椅子に座ったり立ったりとか拷問に近い。
なのでやっぱり魔術。
ぷわーっという感じで浮いて平行移動のように移動していく。
他愛もない話に相槌を打ちながら食堂に向かってゆく。
アリアに注文を頼み、先に席を取ろうと食堂へ向かって移動していくのだが、入り口から10メートルほど離れたところで誰かにぶつかった。
「うわっ!?」
「っ~~!!?」
その拍子に押し倒されてしまう。
普段だったら足に力を込めて踏ん張れるところを今日は浮かせている。
急なことで完全に立ちなおすことを考える前に押し倒された。
「え、あ、ハイルノークさん!?す、すみません今どきます!」
ぶつかってきた犯人は弟である。
…そしてぶつかった拍子に腹部に熱い液体がかかったのを感じ、嫌な予感がし、それが的中してしまう。
魔法陣が崩れてしまったようだ。
痛みと魔法陣が崩れてもなお発動し変な効果を起したようで、変な波が押し寄せた。
その場に蹲り必死に耐える。
「だ、大丈夫ですか!?」
「シファちゃん!?」
アリアも後ろから急いで駆け付けたようで急いでこちらに向かってきた。
「~~~っん!?」
変な魔法陣の現象が体内の魔力の流れを乱してゆき、腕のリングへ魔力を送ることが出来ず、地声で離さないといけない羽目になった。
その後、変な波が最高潮に至り意識を失った。
○△□
目が覚めたときは寮の自室のベットの上。
目が覚める前の事を思い出して悶絶する。
恥ずかしい!
「あ、目が覚めた!」
「アリアが運んでくれたの?」
「部屋の前まで、レン君が」
思えば、ローブは外されていることに気が付く。
「アルカディナどこに?」
「お詫びの品を買って来るとか言って今はいないよ」
「そうか、ありがとうアリア」
「あ、後お腹のあたりに魔法陣が書いてあって形が崩れてたから落としちゃったけど大丈夫?」
…なんてええ子なんや。
問題ない、と答えると安堵の息をついた。
「それにしてもなんでお腹に魔法陣?え、まさか何か解いてはいけない魔物を封印してたとか!?」
…撤回。
前世で言う中二病患者と同レベルだった。
「そのなんていうか、女なら来るアレの日できつかったから魔法陣で緩和してただけ」
「…え、ああああああああああああああああああああああああっ!ご、ごめんなさい、デリケートな話なのに」
「基本的に空中に浮いてるのが主だったからだいぶ楽だったけど、魔法陣がまさか飲み物で消されるとは思わなかった」
後で確認してみたら、ローブ耐水の魔法陣を刻んだはずだがそれが一部消えてしまっていた。
これを機に他の魔法陣もチェックしておかないと。
今もなお布団の上にいるから楽なものの、今日は極力動きたくなくなった。
そんなことを呟いたらアリアがすぐに「水持ってこよっか?」と聞いて来たので取りあえず、おバカカテゴリーにとどめておこうと思う。
先に謝っておきましょう。
年が明ける前に次回更新できたらな…とか思っていますが多分達成できません。
そろそろ展開進めないと(震え声)
以上生存報告。