第8章 登場人物 (加筆途中)
更新は、適度にやります。
ある程度、更新をして、作品の全体を見直して、おかしい部分は、訂正をします。
南光坊天海
読みは、なんこうぼう てんかい
謎の僧にて、前半の生き方などの、一切の経歴が不明である。
ただ、正式な記録によると、元亀年間に、真田敦の世話になっていたとの僅かな記述がある。
数多くの大名や、商人等の人物達と出会っており、かなりの知識人であるらしい。
天正10年の夏以降、その姿が表舞台に出てくる。
新陰流の剣術と、槍の使い手、更には他の剣術の使い手らしいのだが、滅多な事では、その腕前を見せる事は無いと言う。
顔に大火傷の痕があるらしく、他人にその火傷の痕を見られたくない為に、普段から白い頭巾を被り、素顔を隠している。
胡桃
読みは、くるみ
南光坊天海の側にいる、謎の女である。
尼さんなのか、もしくは、渡り巫女らしいのだが、良く分からない。
動きを見ると、身軽な方であり、一説には抜け忍である、くの一との、噂もあるらしい。
剣術は、新陰流の使い手である。
どうやら、南光坊天海から、新陰流を学んだらしいのだが、やはり詳しい事は不明である。
容姿は、どちらかと言うと、平安風の美人ではなく、現代の美人に近い。
南光坊天海のお目付け役との、噂もあるらしい。
しかし、天海の正室とかではなく、剣術の弟子であると、本人は言っている。
エリザベス1世
読みは、えりざべす いっせい
イングランドのテューザー朝の5代目にして、最後の君主。
彼女の治世の時代は、ウィリアム・シェークスピア、クリストファー・マーロウ等の劇作家や、フランシス・ドレークや、ジョン・ホーキンス等の、優秀な航海士も活躍をしていた。
生涯を通して未婚であり、「私は国家と結婚をした」との言葉も残している。
イスパニア国王である、フェリペ2世を生涯の宿敵として見ており、カリブ海の海賊を裏から支援して、イスパニア国籍の船舶を襲わせている。
国内で大量生産をされている、毛織物の販売ルートを手に入れる為に、海外進出の機会を伺っている。
フェリペ2世
読みは、ふぇりぺ にせい
イスパニア国王。
イングランド女王である、メアリー1世との結婚期間中共同統治者として、イングランド王フィリップ1世の称号を持つ。
1580年には、ポルトガル王国を併合し、ポルトガル王国が有していた植民地も手に入れる。
その為に、フェリペ1世として、ポルトガル王も兼任をする。
スペイン王国・スペイン黄金時代の最盛期の君主である。
ヨーロッパ、中南米、アジア(フィリピン)にまで支配下に治め、ポルトガル王国の植民地である、アフリカ、インド等も支配下に治める。
地中海の覇権を、オスマン帝国とも争い、オスマン帝国の水軍を、アルマダ(無敵艦隊)で打ち破り、地中海にも支配力を持つ。
海はアルマダ、陸はテルシオで、イスパニア帝国の覇権を保つ。
しかし、日本の権力者による、南蛮遠征が開始をされると、イスパニアの帝国の基盤を、しだいに失っていく。
伊達政宗
読みは、だて まさむね
伊達家の17代目当主。
正室は、真田敦の次女の、詩穂姫である。
天正10年(1582年)若干16才の若さで、父親である輝宗から、家督を譲られる。
翌年、畠山義継の謀略により、父輝宗を失い、父以来の忠臣達が追い腹をする。
畠山義継による、伊達輝宗の誘拐事件の時に、旅の僧である、南光坊天海達と出会う。
南光坊天海との出会いにより、伊達政宗は奥州統一に向けて、動き始めるのである。
後には、騎馬鉄砲隊の設立も行っており、亡き岳父である、真田敦の娘婿の立場を有効に使い、南蛮の武器などの入手にも余念がない。
久里原昌邦
読みは、くりはら まさくに
真田家の水軍大将である、大内勝雄の副将をしている。
知力、政治、軍略に優れており、時には、冷酷非道の策を用いる事も、必要悪と考えている。
賤ヶ岳の戦いや、国内統一戦、南蛮遠征等の、大きな戦に参加をする。
水軍を率いる才能は、日の本の中でも、3本指に入る才能を持ち、大船団による世界一周の冒険に出る事を、常に夢を見ている。
統率力に優れており、久里原の元に弱兵なしと言われるほど、勇猛果敢な配下を持つ。
鳳野朝冶
読みは、たかの ともや
真田政長の、親衛隊長をしている。
武勇に優れており、真田家の5本槍の1人に上げられる程の、豪の者である。
後の4本槍は、前田慶次、南条勝成、水野勝成、可児才蔵の4人である。
賤ヶ岳の戦いや、国内統一戦、南蛮遠征等の、大きな戦に参加をする。
海戦よりは、陸の戦いを得意としており、騎馬隊を率いれば、日の本の中でも、1、2位を争う程の統率力を持つ。
真田信繁
読みは、さなだ のぶしげ
真田昌幸の次男であり、幸村の名を通説に持つ。
武田家滅亡のおり、真田昌幸から、真田夕夏に人質として差し出される。
しかし、信繁の目を見た真田夕夏は、信繁の元服の儀式を済ませ、自分の養女である莉沙の娘婿にさせる。
一説には、信繁に一目惚れをした莉沙が、養母の夕夏に頼み込み、信繁の正室になったとの説もある。
関東進撃戦や、奥州統一戦、南蛮遠征の時にも、夕夏に従って出陣をしている。
八面六臂の活躍をする事になり、後の世にも有名な人物として名を残す。
羽柴秀勝
読みは、はしば ひでかつ
正室である、ねねとの、唯一の子供。
15歳で元服を済ませ、初陣は山崎の合戦である。
軍略を黒田官兵衛から、槍を福島正則や、加藤清正から学び、羽柴秀吉の後継者でもある。
父秀吉の代わりに、南蛮遠征にも向かい、色々と問題をやらかす。
お茶目な部分は秀吉に似ており、回りは本人をなぜか憎めない。
のち、真田敦の7女の春姫を正室に迎え入れ、完璧に尻に敷かれている。
柳生綾夏
読みは、やぎゅう あやか
柳生石舟斎の一族。
幼い頃より、剣術槍術を学び、柳生一族の中でも、3本指に入る腕前である。
柳生新陰流だけではなく、剣術の流派の1つである真田流を、真田家当主を隠居をした真田敦より、直々に学び、真田流免許皆伝の腕前にもなる。
後に、新しい剣術流派である、真田新陰流を起こす。
その時に、真田家2代目当主である真田政長公より、真田の名字を賜る。
西原詩織、山口美那と仲が良く、桜園の誓いにより、3姉妹の3女となる。
長女は、詩織、次女は、美那である。
真田亜莉紗
読みは、さなだ ありさ
真田夕夏の次女。
母親の美貌と、父親の人間性の魅力を受け継ぐ。
幼い頃は、控え目で大人しい性格であったが、12を過ぎた頃を境に、天真爛漫な性格に徐々に変わっていく。
胸ばかり成長をし、勉学はさっぱりであり、どこか憎めない。
真田信澄から引き継いだ人間性の魅力のお陰か、他人から恨まれる事はなく、多数の大名家から婚姻の申し込みも、多数あったとの噂も立つほど。
柳生綾夏を慕っており、他の家臣に対して、変なあだ名を付ける事もあるとか。
大内和肥
読みは、おおうち かつひこ
大内勝雄の嫡男。
武力よりも、政治の才能に秀でる。
父親の才能を引き継いだのか、水軍を率いる才能には恵まれている。
8才の時に、真田政長と会談をした時には、機転の早さと、治世の考え方を褒められ、茶器一式を褒美として頂く。
立派な名君となるべく、日々の努力を怠らず、研鑽を惜しまない努力家。
アヤカ フランソワーズ
読みは、あやか ふらんそわーず
幼い頃より、天武の才能に恵まれる。
政治力はもとより、軍事の才能に関しては、南蛮国でも最高ランクに入る程である。
スペインの名門貴族の出身であり、身分も侯爵の地位を持つ。
12歳の頃に、南蛮視察に出向いていた真田敦と出会い、初対面の時に、お互いが運命のライバルになると、直感でお互いが感じ取る。
(この時代で、イングランドのサーの称号をもつフランシス ドレークと、まともに戦えるのは、スペインのアヤカ フランソワーズ侯爵と、日本の従二位内大臣真田敦である。)
若干20歳にして、スペイン無敵艦隊の総司令官に任命されて以降、イングランドのフランシス ドレークですら、スペイン船の略奪行為を抑える程、有能かつ恐れられてる人物。
凛とした姿は、才色兼備、威風堂々と言われており、彼女の率いる艦隊の士気の高さ、訓練度の高さは目を見張る物がある。
真田一族の、最強の敵でもある。
細川遊美
読みは、ほそかわ ゆみ
細川藤孝の親類であり、足利義昭が京都を追われた頃に、真田敦の教えを学ぶ為に、越前の地に向かう。
真田敦が南蛮視察に向かった頃には、真田夕夏からの教えを学び、15を過ぎた頃から、怪しい魅力を発するようになる。
武芸百般に秀でており、兵法にも精通している。
その怪しい美貌から、数多くの殿方から求婚を求められるも、真田敦、及び真田夕夏の両人が、決して許しを出さない。
真田夕夏の親衛隊の隊長を勤めると共に、柳生綾夏、塚原夏織、山口美那らと仲が良い。
天海坊主とも飲み仲間であり、しばしば朝まで酒を飲む事もあるとか。
真田一刀流の使い手であり、のち真田二刀流使い手にもなる。
真李
読みは、まり
甲賀の抜け忍。
2年余りの放浪生活を続け、越前の真田敦に仕える。
その折、真田敦自らが甲賀に出向き、抜け忍の処遇を巡り、一発即発の状態になるも、真田敦は、従二位内大臣の地位を脅しに使い、朝敵にするとまで脅迫をして、真李の無罪放免を手に入れる。
(最も、その後も抜け忍の始末に来た忍を、真田敦自らが始末をする事もあった。)
真李の忍びの技量は、真田忍軍を凌ぎ、伝説のくの一として、後世に名を残す。
真田敦亡き後は、真田夕夏の命に従い、天海坊主の警護の任務を与えられる。
真田泰臣
読みは、さなだ やすおみ
農民出身であり、兵農分離の時に足軽に志願をする。
初陣は、長篠の戦いであり、数々の戦を経て戦功を重ね、侍大将の地位にまで出世をする。
武芸に関しては、新当流と、新陰流を学ぶ。
兵法に関しては、司馬法、六韜三略を学ぶ。
文武両道の人物であり、南蛮遠征の前には、真田敦の八女を正室に迎える。
真田一刀流を学んだのち、自己流の武術を開眼し、真田二刀流を会得するに至る。
鉢屋葉
読みは、はちや よう
鉢屋美海の長女であり、真田敦の十女。
敦の奇才と、忍びの才能を持つ美海の血を濃く受け継いだ為に、6才にして頭角を現す。
忍びの才能は、母である美海を越え、剣術に関しても、父親である敦の技量を軽く凌駕する。
くの一として生きる事を、定めと自覚しながらも、どこか普通の生活に憧れも抱く。
芯が強く、曲がった事は嫌いであり、天性の慧眼の持ち主。
くの一であるがゆえに、素顔を見せる事は滅多にないが、絶世の美人との噂もある。
レオ ボナパルト
読みは、れお ぼなぱると
スペイン貴族であり、中級の名門貴族であるが、位は子爵。
アヤカ・フランソワーズの副官を任される。
スペイン無敵艦隊の水軍副提督に、任命されて以降、オスマン帝国との、レパントの開戦の時にも参戦をしている。
物静かな対応と、冷酷非道の両面をうまく使い分ける。
真田敦との、、初対面の時にも、真田敦の才能をすぐに見破り、アヤカ フランソワーズと共に、スペイン最大の敵になると肌で感じとる。
世界一周航海にも成功しており、水軍の統率能力は、南蛮においても、5本の指に入ると言われている。
橘柘真
読みは、たちばな たくま
伊達政宗の小性であり、片倉綱景の家臣。
年は若いが、気配りや細かい所にも、目を配らせる才能に秀でる。
武より文の才能に秀でており、蘭丸にも匹敵する美青年。
天海が伊達家に使者として赴いた時に、天海の人柄に感化され、直臣になりたいと、主君の政宗に願い出る。
天海と政宗の会談の末、天海の直臣として迎えられる。
天海の行動を把握しており、時には諫言を強く言う。
後に、真田政長の長女である、徳の娘婿になる。
陽
読みは、はる
相馬領の小さな村に住んでいる子。
真田敦による奥羽征伐のおり、住んでいた村を真田敦に焼かれ、両親も、戦の巻き添えで殺される。
自分の幸せを真田敦に奪われたと思い込み、復讐の機会を待ち続ける。
相馬滅亡後の戦後処理の最中に、千載一遇の機会を得るにいたり、両親の敵討ちをしようとするも、簡単に真田敦に返り討ちにされる。
陽の瞳の中に眠っていた才能を見抜いた真田敦の計らいにより、塚原香織に預けられる。
天賦の才の持ち主であり、師匠の香織から剣術を学び、後に剣豪と呼ばれるまでに成長をする。
内心では、真田敦の事を恨み続けていると言う。
夏奈江
読みは、かなえ
陽の姉であり、健気な女性。
妹の陽に振り回されており、時折、陽の妹と間違えられる事もある。
陽の復讐を止めようとするも、陽の殺気に負けてしまい、再び振り回される。
陽が囚われの身になった時も、必死の助命嘆願をする事になる。
陽とは、違う素質を真田敦に見いだされ、真田葉の預かりとなる。
努力の賜物か、天賦の才能かは不明であるが、瞬く間に忍としての才能を発揮する。
葉と年齢が近い事もあり、葉の相談役も兼ねている。
綾香
読みは、あやか
三姉妹の長女であり、天真爛漫な性格。
妹達の面倒を見ながら、家計の事をやりくりする。
父親が、真田敦に仕官をしていたが、本能寺の変にて戦死を遂げる。
その事に負い目を感じていた真田敦が、自らの家臣として取り立てる。
基本的には、三姉妹で動く事が多く、食べ物には貪欲な1面もある。
その為に、妹達と喧嘩をする事もしばしば。
真田一刀流を学び、勝成に匹敵をする槍の腕前に成長をする。
計算にも明るく、詩織共に真田家の財政面を見ることもある。
花菜
読みは、かな
三姉妹の次女であり、冷静沈着な性格。
常に、冷静な状況判断を得意としており、姉の綾香のサポートを心掛ける。
夢よりも現実を直視し、不確的要素を嫌い、臨機応変は苦手であるが、観察眼はかなり鋭く、真田敦ですら舌を巻くほど。
槍などを使うよりも、本陣において参謀を務める方が得意。
身を守る最低限の剣術などは、学んでいる。
武術の師匠は、西原詩織であり、真田敦の秘蔵の日本酒を、勝手に持ち出し、一緒に飲み交わす仲である。
美夏梨
読みは、ひかり
三姉妹の三女であり、おっとりとしている性格。
周りから見たら、昼行灯のように思われているが、やる時にはきちんと仕事をやる遂げる。
南蛮の流行物に興味があり、特に食べ物に関しては、人一倍興味を強く持つ。
甘い物に目がなく、特に砂糖を使った菓子には目がない。
武術の師匠は、三姉妹の中で唯一、真田敦の弟子である。
花菜よりも、観察眼に優れており、二人の姉ですら解決出来ない時にだけ、本領発揮をし、文武両道にも優れている。