第漆話 武器強化系魔術
どうもこんにちは、碧海ソラです。
書く事も大してないので、本編をお楽しみください。
ゆっくりしていってね!
「あれ……もう朝か」
ルシウスと別れて宿屋に戻って直ぐに眠ってしまったらしい
「まだ三時間以上あるし、ゆっくり準備すれば良いかな。それにしても、武器強化魔術かぁ……私に扱えるのかな?」
今日の予定は彼と合流後、適当な場所で魔術を教わる手筈になっている
「よし、早めに行って待ちながら剣術訓練でもしよう」
――――――――――
「取り敢えず今日は武器強化系を教えれば良いか?」
「はい、なので手頃なダンジョンを攻略がてら教わろうかと……」
「いや、ゼラムの未踏破ダンジョンは避けよう。恐らく魔力総量は多い方だが、効率がどんなもんになるか分からん……最悪魔力切れ起こして面倒だ」
魔力枯渇状態……聞いたことがある。どんなに鍛えた兵士であっても動くのが困難になる程度には不愉快な状態らしい。確かにダンジョンでそれを起こす危険があるのは危険だろう。
「となると、昨日話していたダンジョンかテキトーに地表にいる魔物が相手になりますけど……」
「それなら、そのダンジョンに行ってみるか?一応依頼として受注してな」
「そうですね、そうしましょう」
――――――――――
「って事で、俺はルシウス――セルシウス・ヴェルナー、ゼラムとPT組んでる魔術師だ。ちょっとココをゼラムの練習場にさせてくれ」
「は?いや待て待て待て、なんでウチで練習するんだよ……他行ってくれ。お前相当強えだろ」
「強さはともかく、俺も駆け出しだからな。それに、ゼラムに武器強化系魔術の概念教えたのお前だろ?であれば、これくらい使わせてくれ」
「いやまぁ……ココさえ壊さなけりゃなんでも良いけどさ。お前がガチでやったら俺諸共消し飛ぶから気ぃ付けてくれよ?」
「わかってるよ。んじゃ、始めるぞゼラム」
「すみません、場所お借りします」
「まず、魔術の概念からだ。基本的に空気中には魔力の元、魔素ってのが存在している。コレを体内の魔力を通して具現化させて魔術を発生させる」
「粘土を固めて武器にするみたいな話ですか?」
「まあ、そのイメージで合ってるが……ルシウスの説明に補足を入れるなら、イメージに出来ない魔術は扱えないし、逆にイメージ出来てさえしまえばどんな魔術も扱えるぞ」
「まあ、魔力総量が足りなきゃスカになるがな」
「なるほど……となると、魔術に大事なのはイメージで合ってますか?」
「そうだな、例えば今回教える武器強化系魔術は折れない剣、刃こぼれしない切れ味みたいなイメージが必要だ」
「まずはどんなものでも斬れる剣とかでイメージしよう。鉄を斬るイメージが出来るなら斬れるだけの強化もできる」
「鉄を斬れる剣ですか……頑張ってみます」
「まずは発動補助は俺がしてやる。イメージだけしてみな」
「はい……」
――――――――――
キン!!
「刃こぼれはしなかったですが……中心部に恐らくヒビが入りましたね」
「マジで斬れんのか、斬れないと思って強度増加付与してねぇよ」
「じゃあ、これで切れ味増強は使えるってことですか?」
「一応出力抑えたが、ゼラムの魔力出力によっては若干切れ味落ちるかもな」
「ってか、お前は驚かねえのな。俺正直補助有りとは言え引いてるんだが」
「多分素質的に育てりゃ強化無しで鉄くらい斬れるようになるだろうしな。それにこの娘は俺に魔術を教わるためだけにPTの勧誘してきた面白娘だ。これくらい出来てもらわなきゃ困る」
「は?ゼラムお前、コイツを自分の強化のためだけに仲間に勧誘したのか?」
「いや、あなたが強化魔術を使えって言うから魔術師を探したんじゃないですか」
「だからって実力が遥か上の人間を引き入れるなアホ!無鉄砲過ぎて怖いわ!」
「まあ、俺身体強化系は教えられないからな。そこでトントンだ」
「トントンになってねぇよ!つーか何でダンジョンボスの俺がツッコミ役やらなきゃいけねぇんだ」
「それは貴方が勝手にやってるだけですから」
「よし、ルシウス。俺らの剣に武器強化かけてくれ。一回シバく」
「まあ、お互いが死にそうになってたら一応止めるが、それで良いなら」
「良いぞ、さあゼラム構えろ」
「分かりました。行きますね?」
「来い」
『セリエンス流 獅閃』
『練磨一刀流 煉閃』
キンッ
「おいおい、マジかよ」
「フフ、切れ味強化ってすごいですね!お互いの剣が真っ二つです!」
「お前らがお互いに剣術は素晴らしいからな。強化だけじゃこうはならん」
「しかし、俺の剣をあそこまで正確に捉えられると泣けるな」
「そんな事言って、私の剣に上手に合わせながら打ち込んできてくれたの知ってますよ?」
「はいはい、終わり終わり。しかし、一応軽く強度増加も入れてたのに一撃か……お前らどうなってんだ?」
「仮にも剣士の端くれだからな。スケルトンになったって鍛錬くらいしてる。ウチ暇なダンジョンだし」
「今後もたまにゼラムの打ち合いの相手してやってくれ。お前ももしかしたらダンジョンランク上がるかもしれないしな」
「それ俺に得無いぞ、まあ暇だしお前に本気出されたら確実に消し飛ぶから逆らったりしないけど」
「お前多分今の俺の本気一発くらいなら耐えられるぞ。ゼラムも単発火力だけなら強化込みで俺より若干弱いくらいだし」
「はは、誉め言葉として受け取っておくよ」
「それじゃ、俺らはこの後別のダンジョン攻略行ってくるからまたな」
「ああ、どーせいつだって暇だから話し相手がてら来てくれ。お前ら相手なら気にせず喋れる」
「あ、話すの苦手だって言ってたのに饒舌だったのそういう事なんですね」
「知り合いなら話せるタイプなんだよ」
「まあ、なんでも良いですけど……それじゃまた」
「はいよ、ポーションは……要らなさそうだな」
「コイツに歩かせるとまた迷子になるから飛んで帰るよ」
「まーたゼラムは迷子発症してたのか、アホだろ。まあ大丈夫だとは思うが気ぃ付けてな」
「アホじゃありません、お疲れさまでした」
作品の内容まとめは作者のnoteにて投稿しております。
また、作者は普段YouTubeにて活動していますので
そちらも良ければご確認ください。
以上、碧海ソラでした。次回もお楽しみに!
以下はリンク欄になります。
YouTube:https://www.youtube.com/@S0R4_youtube
Twitter:https://x.com/S0R4_youtube
note:https://note.com/s0r4_youtube




