第参拾弐話 突入!!嵐焔の竜窟
どうもこんにちは、碧海ソラです。
書く事も大してないので、本編をお楽しみください。
ゆっくりしていってね!
「おはようさん、二人とも」
「おはようございます」
「さあ、早速だがダンジョンに向かうぞ」
「本当に朝一の朝一に出る奴が居るか!」
「場所と規模感が正確には掴めない以上早くここを発つ必要がある」
「それもそうか……ちなみに、そのダンジョン名って何なんだ?」
「嵐焔の竜窟だ」
「ダンジョン内の構造は分かってないの?」
「正確には分からんが目標ボスとダンジョン内の魔物の種類は分かる。目標は紅焔土竜と風迅土竜の二頭の討伐、推定攻略時間は三日だ」
「ゼラムは昨日水属性付与を覚えてたよね?紅焔土竜は任せてもいい?」
「頑張るけど……早めに風迅を片付けて助けに来てね」
「お互い頑張ろう!――それで、ダンジョン内に居る魔物は?」
「コウモリ型の魔物"嵐翼蝠"、カメ型の魔物"焔甲亀"、クモ型の魔物"焔糸蜘蛛"、犬型の魔物"風牙獣"だ」
「ダンジョンボスの属性に起因してやっぱり一般の魔物の属性も分派するのか……」
「その感じ、普通ならダンジョン内に居る魔物の属性は単一なの?」
「そうだよ、それにこんなに普通は魔物の種類も――」
「その辺の話はダンジョンに向かう道中で話してやる。取り合えず馬車に乗り込んでくれ、色々補助魔術をかける必要がある」
「「はーい」」
――――――――――
私とネラが馬車に乗り込むと、ルシウスは何やら色々魔術を唱えた後馬車を出発させた
「おい、ルシウス!!お前こんだけ魔力を使って大丈夫なのか??この馬車一体にかなりの継続強化をかけてるだろ!!」
「大丈夫だ、バルさんに魔力が擦り切れそうになるまで使うように言われたからな。それと……断風と断熱の保護魔術を強化とは別でかけ続けてるから叫ばなくて大丈夫だぞ」
「あ、確かに普通に聞こえるわこれ」
「それにしても、元々の速度が高いとはいえこの速度普通におかしいですよね?明らかに身体強化最大出力の私たちより早い気がするんですけど……」
「ああ、そういえばゼラムに説明してなかったな……すっかり忘れてた」
「え、何の話ですか?凄く怖いんですけど」
「ルシウスまさかとは思うがエルナの説明してないとかないよな?」
「そのまさかだな……」
「え、エルナ?」
「まあ簡単に言えば馬の近縁種だ。通常の馬の八倍の速度と八倍の走行継続時間,四倍の魔力適応力を持った上位種だな」
「あ、そんな上位種だったんですね……確かに明らかに早い上に綺麗な馬だと思ってましたけど……」
「ゼラム結構天然と言うか能天気だよね」
「えぇ?そんな事無いよ」
「あるよ、普通ならこの速度で違和感を覚えないのおかしいから」
「いやぁ、ルシウスの強化もあるだろうし普通かなって……」
「大体、こっち来る時に使ってた馬車と同じなんだよね?」
「あぁ、そうだぞ」
「なら尚更、来る時の速度で気づくでしょ。なんかルシウス変な事言ってなかった?」
「そういえば物に対して金額が安いから大丈夫かって確認を……」
「いやそこで気付きなよ本当に」
「確かに……一理ある」
「じゃあ、ゼラムがおかしいって事で」
「いやそうはならないでしょ!!!」
「い~や、なるね」
――――――――――
「はいはい、仲がいいのは結構な事だが今回向かうダンジョンの特異性でも説明してやっておいてくれ」
「あぁ、そういえばルシウスに遮られてそのままだったね」
「そういえば……今回のダンジョンって何か変なの?」
「まず特殊なのは、ボスが二体居る事。今回は多分大丈夫だとは思うけど死霊魔術とか扱えるタイプの魔物だと最悪ずっと復活するよ」
「要するに最悪の場合ほぼ同時討伐が必要って事?」
「そうそう、まあ正確には詠唱時間中にさえ討伐できれば良いから同時ってほどではないけどね」
「ふーん……まずって事はまだ色々特殊なところがあるって事だよね?」
「うん、次に特殊なのは魔物の種類の数だね。普通は多くても二種類なところが今回は四種類だから……」
「要は今回は倍って事?」
「そうなるけど、これは多分ボスの影響かなぁ……属性毎で見れば二種類ずつしか居ないしこれはまあボス数との比率で考えれば普通って感じかな」
「ふーん……ちなみに、魔物の対策とかってある?今まで私はスケルトンとかゴーレムくらいしか戦ったこと無いんだけど」
「一応今回の魔物は名前の通りだけど、コウモリ型,カメ型,クモ型,イヌ型かな。カメとクモが炎系統,コウモリとイヌが風系統の派生持ちだね」
「ってなると、カメとクモは私がメイン対応って感じかな?」
「そうなるけど、ワタシ自身風系統の対策があんまり得意ではないからルシウスの補助が必須になりそうなんだよね……頼んでもいい?ルシウス」
「あくまで俺は補佐的役割だっての。道中の魔物戦はお前らがやれ」
「そう言ったってそれで攻略が進まないってなると食料が底を尽きない?」
「大丈夫だ、最悪カメとイヌの肉で食い繫げるし、そもそも往復分合わせて一週間分の保存食も持ってきてる」
「なら大丈夫か、となると後は昨日言ってた洞壁の魔素遮断率が高いって話だけど……これはルシウスが教えてもらっても良い?ワタシも良くわからん」
「簡単な話だ、上位のダンジョンになればなるほど壁面の魔素遮断率は上がっていく。特に今回は宮廷魔術師のローブにも使われる遮魔鉱が含まれてるからな。遮断率はかなり高い」
「で、その遮断壁を元に通路の形を探りながら見ていかなきゃいけないと」
「そうだ、二人とも最大出力で気配感知を発動させるとどのくらいの距離を感知できる?立体じゃなくて平面で良い」
「ワタシは平面で良けりゃ大体半径十キロってところか?」
「私は最大でも半径四キロ程度かと……」
「うっわお前ら怖……」
「なにがよ、ゼラムは兎も角ワタシは一応獣人族だからそう言うの得意なの知ってるでしょ?」
「知ってるけどAランク冒険者が出していい出力じゃない、そんでゼラムに関しては数日前に教えたばっかりなのに何ですでに四キロも扱えてるんだ」
「あなたが常駐出来るようにしろって言ったんじゃないですか」
「言ったけどそんな伸びると思ってない。まあ、良いやそれならもしかしたら二日間くらいで終われるかもな」
「可能性はあるね」
「そういえば、今回みたいなダンジョンってどのくらいレアなの?」
「Sランクとかだとある程度聞くけどね……Aランク以下ならごく少数しかないよ」
「正直Sランク上がってから体験するよかよっぽど良い……っと見えてきたなダンジョンが」
「「お、どれどれ!!!」」
馬車の窓から顔を覗かせると、かなりの標高を誇る山とその麓にぽっかりと開いた大穴が見えた
「麓に馬車を停めて突入するぞ、降りる準備をしておけ」
――――――――――
麓に到着し馬車を降りると眼前には馬車が通る程の大きさの穴が開いていた
「ここが……」
「そうだ。嵐焔の竜窟……二頭の魔竜巣食うAランクダンジョンだ」
作品の内容まとめは作者のnoteにて投稿しております。
また、作者は普段YouTubeにて活動していますので
そちらも良ければご確認ください。
以上、碧海ソラでした。次回もお楽しみに!
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