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その冒険者は今日もダンジョンで迷子です  作者: S0R4
第弐章 邂逅~シャングラ連邦国~
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第参拾話 手合わせ

どうもこんにちは、碧海ソラです。

書く事も大してないので、本編をお楽しみください。

ゆっくりしていってね!

「と言うか、一応お前さんは宮廷魔術師団を辞めた身なんだよな?こんな大使みたいな真似をして大丈夫なのか?」


「コレは元々私の仕事ですからね。魔術師団を辞めて冒険者をやる許可を王に貰っただけで完全に宮廷から外れたわけでは無いですから」


「知ってはいたが、お前もレオナール王もやっぱり無茶苦茶だな!!」


「どうだ……この後手合わせでもしないか……?」


「良いですね、私の修行もかねてお願いします」


――――――――――


会議が終わり、手合わせに向けて軽い準備運動をしているとテラさんから話しかけられた


「そういえば、さっき言っていたアンタ達の喧嘩の内容ってなんだったんだい?」


「魔術と剣術どっちの方がアザロスに効くかですね」


「ハッハッハッ、やっぱりアンタ達は愉快で良いねぇ」


「結局折り合い付かなくて宮廷魔術師の立場だけかなぐり捨てて来ました」


「アンタももっと達観できるようにしなさいね?実力も何も無かったら損なんだから」


「はい、肝に銘じておきます。ところで、テラさんも一緒に手合わせ如何ですか?」


「虐めになっちゃうからアタシはやめておくよ。バル!ヴェル!やりすぎないようにするんだよ!!」


「分かってるよ、テラさん。行くぞ、ルシウス!」


「はい!!それじゃ、テラさんもまた今度!!」


「はいよ、無理はするんじゃないよ」


――――――――――


「さて、この辺りで良いか」


会議室からかなりの速度で飛び、自治区外の平原に降り立った


「取り合えずルシウスはそこで準備運動しながら俺らの手合わせを見ておけ!それで良いよね、バルさん?」


「私はどのような形であっても良い……やるならさっさと始めるぞ」


俺が軽い準備運動をしていると、二人は手合わせを始めた


「うっはぁ……やっぱすげえなあの二人……」


超高速の打ち合いは空気を揺らし、暴風を生み出した


「アレでもまだ本気じゃねぇんだもんなぁ……」


ヴェルは四割、バルに至っては二割程度の身体強化出力にて戦闘を行っている


「バルさん、ちょっと出力上げるよ!!」


「あぁ」


二人の魔力出力が高まると、更に風が強くなった


「隙ついてどうにか横やり入れられねぇかな」


『水系統上級魔術 滄水穿槍(アクアランス)


「ルシウス~~???」


「やっべ、これ絞られるやつだ」


「どうやら準備は良いみたいだな……?」


「バルさん、取り合えず四割くらいで殴り合ったら?」


「そうだな……そうするとしよう……」


「後生なので殺さないでくださいね?」


「殺意など込めん……」


「取り合えず準備だけしますんで待ってくださいね」


最初から最大出力で身体強化をかける


「じゃあ……行きますよ!!!」


声をかけると同時に魔術を詠唱する


『土系統特級魔術・妨害派生 砂獄嵐陣(さごくらんじん)


瞬時に特大の砂嵐を発生させ、視界を潰す。ただ、これでは聴覚と嗅覚は機能する


『風系統特級魔術 空封旋嵐(くうふうせんらん)

『樹系統特級魔術・妨害派生 香獄花界(こうごくかかい)


「やっぱ、五感潰したら感知で俺を察知するよな……ゼラム、お前の技借りるぞ」


五感を潰した途端に気配感知が強まったが想定内だ


『水・樹二系統合成特級魔術 水樹群傀界(セルヴァ・ドミニオン)


ゼラムが俺に届かせた、あの分身術を改良した。多重分身に自立思考、これを以てして俺の最高火力を撃ち込む


『炎系統最上級魔術 黒点』


着弾と同時に、周囲は黒煙に包まれた。これで届かなければ俺はどうしようもない


「今のはかなり効いたが……まだまだ私には届かん、精進せよ……」


バルの声が聞こえると同時に黒煙の中から俺の顔に向かって手が伸びてきた


「まさか当たってないんですかアレが!?」


「そうだ……正確に言えばお前本人が放った物だけ避けたと言うべきか……」


俺を地面に降ろし、煤や砂を払いながら俺の魔術に評価をしてくれている


「分身の精度は決して悪くない……本体の威力も十分だ……」


「要するに、本体以外が放った黒点の火力が低すぎると?」


「私が獣人だからというのもあるだろう……だが私には届かん……」


「横から口を挟む様で悪いが、俺なら負けてたな多分」


「だろうな……ヴェルは感知が粗雑すぎる……五感に優れた肉食獣の血によるもの故仕方ないがな……」


「なるほど……と言うことはやっとヴェルさんに届くくらいまで到達できましたか……」


「言っておくが、お前の年で俺クラスとほぼ対等に戦えるのなんて極稀なんだからな?」


「分かってますよ。大体自分の数倍の年月を生きてる人と手加減込みとは言え対等に渡り合えるだけでも光栄です」


世辞でもなんでもない、俺の本音だ


「現状のお前に足りないのは、命を削る様な実戦経験と魔力総量……それと、魔力精密性だな」


「実戦経験は正直足りないと自覚してますが……後ろ二つは足りている認識なんですけど?」


「まず魔力総量だが簡単な話だ。魔力切れギリギリなんて状況はここ数年起こしてねえだろ?」


「え、もしかしてまだ魔力総量が増えるって仰ってます?」


「簡単に言うならその通りだ、ルシウスの魔術適正とかその辺を見てると多分今の倍以上には増えるぞ」


「恐らく倍では済まんぞ……」


「だ、そうだ」


「ってことは俺は今の魔力総量を使い潰す訓練が必要って事ですよね?」


「だな、まあ多分身体強化を最大出力でかけ続けながら黒点でも空砲みたいに撃ってればすぐに消費出来るけどな」


「ヴェルさん結構グロイ事言ってる自覚ありますか?」


「言っておくが、俺ら五大老はあの会議所を除いて基本は身体強化はマックス出力だぞ」


「よくそれで魔力切れ起こしませんね……」


「昔は起こしてたが流石に今のお前の数倍の総量と回復速度があれば減らないさ」


「ちなみに、今お二人の最大出力を見せていただくことは可能ですか?」


「バルさん、最大出力だせる?治癒魔術で結構魔力使ったと思うけど……」


「問題ない……今出せばいいのか?」


「はい、お二人のマジを一度肌で体験させてください」


「んじゃ、行くぞ~」


何とも軽い掛け声を皮切りに魔力出力が数倍に跳ね上がるのが分かる。俺の技が届くと言ったヴェルですら届く未来が見えなくなるほどに


「ははは……やっぱり届く未来すら消えましたよ」

作品の内容まとめは作者のnoteにて投稿しております。

また、作者は普段YouTubeにて活動していますので

そちらも良ければご確認ください。

以上、碧海ソラでした。次回もお楽しみに!

以下はリンク欄になります。

YouTube:https://www.youtube.com/@S0R4_youtube

Twitter:https://x.com/S0R4_youtube

note:https://note.com/s0r4_youtube

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