第弐拾弐話 続・勉強会
どうもこんにちは、碧海ソラです。
書く事も大してないので、本編をお楽しみください。
ゆっくりしていってね!
「そういえば、最初の目的忘れてましたね」
「嘘だろお前……」
「ん?なんの話だ?」
「ああ、ゼラムが身体強化使えなくてな。俺は使えるが教えられないからってことでこの国に教えてもらえる奴を探しに来てたんだ。修行とか諸々兼ねてな」
「身体強化……闘気錬成なら私は教えられるぞ!なんなら生身での戦闘も出来るようにしてやろう!」
「生身での近接戦は要らないんだけどね?取り合えず受け身とかが間に合わなかった事も考えて覚えたいんだよね」
「そんじゃ、とりあえず魔術で言う中級程度までは扱えるようになってもらうからな!!」
「勿論!!」
「んじゃ、とりあえず二人とも練習場まで移動するぞ」
「はい」「押忍!」
――――――――――
「さて、まず先に水派生の発動を見せる。イメージはそうだな……水で槍を作ってそれで貫くイメージだ。窒息が狙える相手ならただの水球でも良いんだがな。んじゃ、見とけ」
『水系統中級魔術 水穿槍』
「流石はルシウス、凄いな!!綺麗にあの木の中心を貫いてるぞ!!」
「この程度で驚いてるとメンタル持たないよネラ?」
「分かってるって!!それにしても凄いものは凄いんだよ!!」
「私、この人の底知れなさを知ってるせいでこの程度じゃ驚かなくなっちゃった」
「ま、風刃に比べりゃイメージしやすいだろう」
「そうですね、取り敢えず一回だけ発動できるか試します……」
想像する、どんな物も貫く水の力……比類なきその力を。
『水系統上級魔術 滄水穿槍』
「うわっ!!なんか……なんですか!?今の!?」
「今のは上級魔術の滄水穿槍だ……イメージが精巧でかつ適性があるんだろうな」
「ゼラムって魔術師では無いんだよな?」
「剣士だよ……中級魔術を勉強中のね……」
「となると、かなり凄いな!!正直ワタシは魔術の才能が皆無だからな、羨ましいよ」
「制御できない力は恐ろしいだけなんだよ」
「それは……そうだな」
「さてとネラ、身体強化をゼラムに教えてやってくれ」
「オッケー……って言ってもコレは殆どセンスだからなぁ」
「取り敢えず努力はするよ、どうしたら良い?」
「そしたら、気配感知は使えるか?もし使えたらワタシに集中して感知を発動してくれ」
「了解、ちょっと待ってね」
『風系統中級魔術・補助派生 気配感知』
この前のルシウスの話の通り、ルシウスよりもネラの形はハッキリとしている
「よし、準備できたよ」
「んじゃ、取り敢えず全身を強化するか」
『身体強化系中級魔術 全身強化』
ネラが呼吸を整えると、更にシルエットがハッキリとした……
「なるほど……体表に魔素の膜?の様な物を纏ったのは分かりますが……」
「外側に纏ってるのは魔素であってるよ、問題は身体能力を強化する方だね」
「それが闘気って事ですか?」
「そうだね、ワタシ達は面倒だから純粋に気なんて風に呼ぶけどね」
「じゃあ、その気を得るにはどうしたら良いの?」
「まず一度息をしっかり吐き出してみて。その後に落ち着いて、魔素なんかの流れを意識しながら深い呼吸をするんだ。そうすると、肺のあたりが熱くなってくると思うよ」
「なるほど、俺は気の概念が分らないんだが……使用者としてはどういうイメージなんだ?」
「うーん……取り込んだ魔素が呼吸する事によって体内固有の魔素の影響を受けて変質してるイメージって言えばいいのかな?それを纏うことで身体能力の底上げをするって感じ」
「要するに、身体に凄い馴染みやすい魔素を作り出して能力の底上げをしてるってイメージ?」
「まあ、そんなところかな。取り合えずゼラムやってみなよ」
「うん、頑張ってみる」
一度大きく息を吸い、吐けるだけの息を吐いた。なんとなく、吐き出した空気にはいつもと違う魔素が含まれているように感じる……そしてゆっくりと、大きく呼吸をしていくと全身が温まっていくのが分かった
「なんて言ったら良いんだろう……身体が凄い暖かいんだけど、これが気の効果?」
「いや、その体温上昇自体は呼吸法の効果だよ。でも、その感覚が掴めてるってことは確実に体内に気は溜まってるよ、その呼吸は街中でも維持できるように頑張ってね」
「んで、それに更に魔力を流し込むのか?」
「その通りだよルシウス、流石に扱えては居るだけあるね。話が早い」
「身体の中央あたりに魔力を流し込むようにすればいいの?」
「昨日も魔術訓練してたんでしょ?なら、発動にかかったくらいの魔力だけを流し込んでみて、多分発動できるはず」
「了解、こうかな?」
『身体強化系中級魔術 全身強化』
「これ……発動できてますか?」
「あぁ、出来てるから安心しろ……取り合えずそうだな、いつもと同じ感覚でジャンプしてみろ」
「あ、いやそれ辞めた方が」
「ジャンプ?いいけd……」
いつもと同じ感覚、同じ力で飛び上がったはずなのに先日の飛竜に匹敵するほどの高度まで飛び上がってしまった。
「うわ!ちょ、これどうしt……」
「ほっ!!」
「ごめん、ありがとう!」
「大丈夫?」
「うん、ビックリしただけ」
「よし、ルシウス説教するからこっち来て」
「悪かったよ……」
「全く、ほんとに死ぬかと思ったんですよ!」
「あ、それは安心しとけ。肉体に入るダメージも強化のおかげで軽減されてるから」
「いや、何にも安心はできないですよ?」
「まあ、あのまま落っこちてても死ぬことは無いけど流石に怪我されてもねぇ」
「ネラまでっ!!」
「ははは、まあとりあえず発動が出来てよかったよ」
「それは……まあ、そうなんだけどさぁ」
作品の内容まとめは作者のnoteにて投稿しております。
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そちらも良ければご確認ください。
以上、碧海ソラでした。次回もお楽しみに!
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