第拾仇話 お勉強会
どうもこんにちは、碧海ソラです。
書く事も大してないので、本編をお楽しみください。
ゆっくりしていってね!
「……ム……ラム……ゼラ……ゼラム」
扉をノックされる音で目が覚めた。呼びかける声からしてルシウスだろう。
「はぁい……今行きます……」
トボトボと扉へ向かいながら髪を軽く手櫛で整える。
「朝早くにどうしたんですか、ルシウス?」
「どうしたもこうしたも無いが?もう昼過ぎだぞ」
「え?そんなわけ……」
ふと窓の外に目をやると、街の喧騒と暖かな日の光を感じる。
「すみません、十分ください。準備します」
「はいよ、先ギルドに居るから早めにな」
――――――――――
「すみません、遅れました!」
「はいはい、まあ次から気をつけろ。んじゃ、早速だが行くぞ」
「はい、お願いします」
そう言うと、ルシウスは移動魔術の詠唱を始めた。
『風系統上級魔術・移動派生 空翔』
『風系統上級魔術・移動派生 疾風』
「改めて見ても凄いですねこの魔術……」
「これくらいならそのうち出来るようになるぞ、今はまだ無理だがな」
――――――――――
「さて、と言うことでゼラムには今から中級魔術を覚えてもらう」
「昨日言われた時も思ったんですが、急じゃないですか?なんでいきなり……」
「そう言えば説明がまだだったな。この国の周辺にあるダンジョンには何種類か物理耐性がかなり高い魔物が居てな。そいつらの対策だ」
「なるほど……しかし、魔術が通るのであればルシウスが」
「基本的には俺が対処するが……一部.俺が魔術を発動するとゼラムごと消し飛ばす事になる魔物が居る」
「え、なんですかそのヤバい魔物は……」
「まず一種類目は粘体族だな。ほとんどの種はCランク以下に分類される下級の魔物だが致死性はかなり高い魔物だ、正直コイツの対策が魔術を覚える目的のほとんどを占めてる」
「ルシウスが言うくらいに高い致死性を持ちながら何でほとんどがCランク以下の魔物なんですか?明らかに致死毒か何かを持ってる様子ですが……」
「致死毒ならいいさ、まあ一部の種は持ってるが……脅威はその物理耐性の高さと顔まで一直線に進んでくる殺意の高さだ。まあ、基本的にはコアが見えてるからその分優しいがな」
「え、まさか毒とか関係ない窒息死での致死性ですか!?とはいえ、コアが見えてるならいくら耐性があっても顔に到達するまでに討伐できそうな気が……」
「自分の手足を斬り伏せたり叩き潰したりしてでもか?」
「あぁ……」
「しかも、Cランク以下となると冒険者でも攻撃魔術を使えない奴は多いからな。更に致死性が高まる」
「なるほど……そりゃ確かに危険ですね。特に私は魔術の扱いが殆どできませんから……」
「この説明だけで魔術の必要性が分かっただろうが……もう何体か勉強してもらう。というか、次が本題だ」
「粘体族よりも物理耐性の高い魔物が居ると……?」
「まあ、実はゼラムも遭遇してるが……竜種だな」
「飛竜種や土竜種といった括りでなく竜種ですか……?」
「ああ、竜種だ。昨日の昼に戦って分かったと思うが、接近戦が得意でない飛竜種ですらその剣を弾くほどの鱗を持ってる」
「え、飛竜種って接近戦が苦手なんですか?」
「そうだな、竜種の中では不得意な種だな。んで、一番固いのが剣の報酬として討伐に向かう土竜だ。正直あの素材と名工を以てしても斬れるかどうか……」
「でも、中級魔術程度で討伐まで行けますか?正直竜種に通すにはこの前のルシウスの魔術くらいの火力は欲しく感じるんですが……」
「またギルドに行って扱う属性の確認なんかもしないといけないが、弱点属性を突けば討伐は十分可能だ。まあ、この前みたいに属性とか考えずに頭潰す方が早いことには早いがな」
「アレはかなりグロいので控える方針でお願いしますね?」
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以上、碧海ソラでした。次回もお楽しみに!
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