第拾陸話 到着、シャングラ連邦国
どうもこんにちは、碧海ソラです。
書く事も大してないので、本編をお楽しみください。
ゆっくりしていってね!
「え、そんなに凄いんですかその五大老って方々は」
「単純な火力勝負じゃ俺が圧勝出来るはずなんだがな。色々バフを全開状態で背後取った状態で戦闘開始できても勝てる未来が見えん」
「え?そんな事ありますか?」
「所謂技術の類ではあるんだが、ただでさえ獣人という種族のフィジカルバフに加えてそれがあるからな。本気で勝てる未来が見えん」
「というか、その口ぶりだと何回か戦ったことありません?」
「ああ、あくまで試合って形だったから怪我無く制圧してくれたが……正直本気で敵対したら即座に殺されるだろうな」
「ルシウスでそれって、私も手合わせ願いたいですね……」
「やめとけ、俺あの人たちと試合するためだけに三か月くらい受け身の練習したんだぞ」
「え、要は上手に受け身が取れる前提の制圧をしてくるって事ですか?」
「そうだ、正確にはあの人たちと本来手合わせできるのがそのレベルって話だが」
「何と言うか、本当に勝ち目がなさそうですね」
「一人を除いて勝てる未来が見える奴がいない」
「逆に一人だけでも居るんですねそのレベルの戦いが出来る人が」
「ああ、教皇国って知ってるよな?」
「はい、あの独裁差別国家で有名なところですよね?」
「あ~……まあその国だ。その国の神官と呼ばれる人間の内ただ一人だけはあるいは……ってところだ」
「へぇ……あ、なんか集落?が見えてきましたけどアレがシャングラですか?」
「そうだな、とは言えまだまだこの辺りは辺境も辺境だが」
他愛もない話をしていると遠くに見えていた集落から男性が二人、こちらに駆け寄ってきた。
「「すみません、観光客の方でしょうか??現在観光目的でいらした方の入国には審査が必要になっておりますが……」」
息ぴったりに二人が同時に声を発する。
「アルヴァリア王国から来たルシウスと後ろに乗っているのがゼラムだ。アルティオスにあるギルド支部に用があって来たのだが入国は可能だろうか?」
「「アルヴァリア王国ということはギルド本部所属の方ですね!!失礼しました!!ギルドカードだけ拝見させていただいでもよろしいですか??」」
「あぁ、勿論だ。ゼラム、お前も見せておけ」
「あ、はい」
「「なんと、SSランクとBランク冒険者様でしたか!!重ね重ね失礼しました!!この街道を真っすぐ進むと首都に到着します。それでは、良い旅を!!」」
「ああ、道案内助かるよ。お前さんたちも気ぃ付けてな」
――――――――――
「あ、見えてきたアレがアルティオスですか?」
「そうだぞ、独特の雰囲気はあるが綺麗だろ」
赤を基調とした木造の建築物と天に向かって伸びる尖塔は僧院を彷彿とさせながらも、独特の美しさを醸し出していた。
「はい、そうですね」
「しかし、ここの国も入国検査って一応あるんだな……」
「え、知らなかったんですか?」
「前にも軽く話したが、いつもは五大老のところに直で飛行魔術つかって向かってたからな」
「よく怒られませんでしたね」
「仮にもあのタイミングでは俺らは来賓だし、そもそも五大老以外は知りすらしないんじゃないか?」
「えぇ……」
「まあ、基本的にこの国は自治区の集まりだからな。仕方ないと言えば仕方ないんだよ」
「そういえば、その自治区って種族ごとに分かれてる感じなんですか?」
「いや、そういうわけでもないな。どちらかと言うと宗教の宗派って言った方が正確なのか?」
「なるほど……宗派ですか。そうなると、かなり自治区間の関係は悪かったり?」
「いや、むしろ良好だな。そもそもが同じ宗教な上に生活様式とかが違うから分かれてるだけって感じだ」
「それなら良かったです。でも、それならギルドでリセルと話してた五大老がどうこうってのは何なんですか?」
「時期的にその五大老を決める選挙と入国が被りかねなかったんだがな。多分選挙直前で何とか滑り込みセーフって感じだ」
「それなら安心です。ところで、この足でギルド向かうんですか?」
「いや、疲れたからどこか宿を一旦取ろう。明日ギルドに行ってまた紹介してもらおう」
「分かりました、流石に私もヘトヘトです」
「まあ、戦闘挟んでも二日で着いたのはこの馬車とゼラムのおかげだな」
「飛竜戦でルシウスが楽しんでなければもっと早かったんですけどね」
「悪かったって」
「まあ、テキトーに宿屋探して今日は休みましょう、ルシウスの奢りで」
「分かったよ……ったく」
「やった!!」
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以上、碧海ソラでした。次回もお楽しみに!
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