第玖話 突入!ゴーレムダンジョン
どうもこんにちは、碧海ソラです。
書く事も大してないので、本編をお楽しみください。
ゆっくりしていってね!
罫線
「ここがゴーレムダンジョンですか……この前に比べるとかなり広いですね……」
「素体が人間の遺体のスケルトンと違ってデカいからな、あそこの広さじゃ基本的なゴーレムは動けないぞ」
「基本的なって事は、動けるゴーレムも存在はしてるんですか?」
「俺の知る限り、一体だけだが聞いた事があるな。完全に人型の、サイズも人と同等らしい」
「完全に人型となると、少し斬り辛いですね……」
「上位の人型の魔物とかになるとかなり人らしい見た目だからそのうち慣れるよ」
「う、それは出来れば慣れたくないですね」
そういうとルシウスは、少し遠い目をしながらダンジョンへと歩を進めていった
――――――――――
ダンジョン内は入り口よりも更に広く、横幅は人が五,六人は通れるほどだった。
「奥から聞こえてくる、鈍い足音がゴーレムですか?」
「そうだな。さて、もう少し進むと接敵する。ここで武器強化をかけよう。まずはイメージだ。」
「分かりました、イメージします」
頭の中でイメージをする。石を水のように、鉄を紙のように全てを斬り伏せる。しかし鞘は壊さないし刃こぼれもしない、そんな剣を。
『武器強化魔術 強度・切れ味増加』
「恐らく付与できたと思います。魔力もそこまで減っていません」
「間違いなくかかってるが……ソレ、強度増加もかけてるよな?」
「はい、多少なりとも剣で受ける事になると思うので」
「俺がこの前に見せた一回を模倣してみせたってのか?」
「魔術はイメージだって言ったのは二人じゃないですか、私はイメージして付与しただけです」
「こりゃ、上位の付与魔術も教えられそうだな。まあ、それは次以降でいいか」
「はい、どれだけ安定して付与できてるかは分からないので試し斬りをしたいんですが……」
ガスン、ギギ、ドスンと鈍い音を立てながら一体のゴーレムが現れた。
「向こうから来てくれるとは丁度いい。ゼラム、一人で戦ってみな。危なくなりゃ補助はしてやる」
「はい、因みにゴーレムのコアは一般的にどこですか?」
「コア?一般的に胸の辺りにあるが……」
「分かりました、ありがとうございます」
『セリエンス流 雨穿』
『セリエンス流 狼牙』
ドスンと鈍い音を立て、ゴーレムの両腕は地面に落ちた。
「ハハッ……こりゃとんでもないの仲間にしたのは俺かもな」
「何か言いましたか?」
「いや、気にするな。それより早くコア取り出しちまえ、両腕欠損のゴーレムなんてお前の敵じゃねえだろ?」
「はい、片付けます」
――――――――――
「しかし、本当に一発で武器強化を成功されるとなんか悲しくなるな」
「まあ、私の付与とは別でこの剣にも元から付与されてますから」
「別に大した事ないとは言わないが、その付与自体はそこまで強くないぞ」
「え、そうなんですか?」
「そうだな、少なからずさっきみたいな石製のゴーレムは斬れない。ここのボスの合金製なんてもっての外だから、俺が追加で付与するつもりだったが……」
「逆に石製未満くらいのゴーレムは斬れるんですねコレ」
「土とか、木製くらいならな……お、見つけた。コレ斬ってみろ、多分コレくらいなら斬れる」
ルシウスから投げて渡されたのは金属塊のようなものだった
「リセルから聞いたボスの素材より、少しだけ硬い合金塊だ。コレが斬れればこのダンジョンはクリアと同義だ」
「やってみます」
宙空に金属塊を投げ、構える。
『セリエンス流抜剣術 蒼輪・鷹閃』
「マジで斬るのか、お前すげえな」
「速度特化の鷹閃で斬れるのなら恐らくどの技でも斬れますね」
「正直俺はゼラムが駆け出しで良かったと心の底から思ってるよ」
「バカ言わないでください、もっと強くなっていろんなダンジョンに挑戦したいんです!」
「はいはい、取り敢えず先進むぞ」
――――――――――
「コレで何体目ですか?」
「十三体目だな。そんで、ちょうどボスのいる広間がこの先だ」
「どうしますか?私はまだまだこのまま進めますけど……」
「どうしますか?じゃねえよ。なんでお前はこの一本道の洞窟で入り口に帰ろうとするんだ」
「私が方向音痴だって言いたいんですか!?失礼ですなぁ……」
「いや、少なくとも方向音痴なのは事実だろ」
「そんな事ありません。で、進めるんですか?」
「殆ど戦闘も何もしてない俺が疲れてるわけないだろ?」
「それは確かに。もう少し戦闘手伝ってくれたっていいのに……」
「俺が手出ししたら全部の戦闘が一秒もかからず終わるからな。面白くないだろ?」
「それは……確かに」
「それで……まだまだ魔力も残ってるな。一つ中級の武器強化を教えよう」
「中級?魔術にもランクってあるんですか?」
「あるぞ、斬れ味とか強度とかの強化は初級だな。コレは攻撃系統の魔法にもあるから覚えておきな」
「この前使ってた空翔ってやつと疾風ってやつはどのくらいになるんですか?」
「あれは上級だ、ゼラムの魔力量的にそのうち扱える様になるだろうが今はまだ無理だな」
「流石にそんなに簡単なものだとは思ってませんよ」
「今この場でゼラムに覚えてもらう魔術は『刀身延長』だ」
「名前の通り、リーチを伸ばす魔術なのは分かりますが……そんな事出来るんですか?」
「重量なんかは変わらないから、イメージしてみな多分使い勝手的に十センチ前後だろうがな」
「イメージしてみます」
刀身が伸びたイメージをする、私の手元から確実に急所へ伸びる様な切先を
『武器強化系中級魔術 刀身延長』
「伸びましたね……想定より、少し長くなりましたが十分扱えます」
「お前なんでそんなに素質あって魔術使って無かったんだよ」
「剣術は母仕込みなんですけど……母は元Bランク冒険者なので必要ではなかったんじゃないかなと」
「まあ、なんでもいいや。聞いても多分俺の常識は通用しねえだろうし」
「ちょっと!」
「はいはい、軽く準備整えたらボス戦行くぞ」
「逃げましたね、まあ良いですけど」
作品の内容まとめは作者のnoteにて投稿しております。
また、作者は普段YouTubeにて活動していますので
そちらも良ければご確認ください。
以上、碧海ソラでした。次回もお楽しみに!
以下はリンク欄になります。
YouTube:https://www.youtube.com/@S0R4_youtube
Twitter:https://x.com/S0R4_youtube
note:https://note.com/s0r4_youtube




