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9 後日譚 言葉責めしていると偽証した娘のその後

ガラガラガラ


馬車の車輪の音だけが響き渡っている


そのもの悲しさに涙が出てきた


一体なぜこんなことになったのだろう




自問自答を繰り返すが答えはでなかった




流された自分が悪かったのだろうか


両親に相談すればよかったのだろうか


誰かに相談すればよかったのだろうか


寄り親の息子のことなぞ拒絶すればよかったのだろうか


後になって見ると選択肢が幾つも出てくる


だがもう遅くどれも選べない




王立の学園の卒業式の夜会を汚したとして今後10年間王都への出入りを禁じられた


それゆえ王都の屋敷から領地にある屋敷へと送られることになった





御者がただ一人付けられるという令嬢としてはあり得ない待遇であった


両親からの評価が判るというものである


いやそうでもしないと他の貴族への体面が保てないということだろうか




これからの人生を思い娘は一人涙した

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