ジョンレノンと僕らがイマジンする世界について
お話のストックが尽きたので、エッセイを書くことにしました。ジョンレノンのことです。邦訳はちょっとアレですので、あんまり掘らないでください。(笑)
今から42年前、1980年の12月8日23時の少し前、ニューヨークのダコタハウス前に5発の銃声が響き、一人の偉大なミュージシャンがこの世を去りました。彼の名前はジョンレノン、5年間の活動休止期間を経て、前月の11月に久々の音楽活動再開を宣言していました。
私はビートルズの音楽にリアルタイムで直撃された世代ではありませんが、兄や叔父の影響を受け、やはり彼の新しいアルバム「ダブルファンタジー」を心待ちにしていた一人でした。
このニュースをCNNで知った高校生の私はそこそこの衝撃を受け、ボンヤリとした気持ちで登校しました。教室の窓の外、グランドから聞こえてくる体育の号令の声が非現実的な響きに思えて不思議な気分だったことを今でも鮮明に覚えています。
ジョンレノンの「イマジン」…ジョンは歌います。
♪天国はないし地獄もないさ
僕らの上には空があるだけ
国境なんてない
すべての人がこの世界を共有しているのさ
君は僕を夢想家と呼ぶだろうか
でも みんながそう思うのなら 世界はひとつになる (抜粋と訳 筆者)
ウクライナ侵攻が今年一番のニュースであった世界にはとりわけ美しく響くような気がします。
もしかしたら多くの人々には単純すぎる非現実的なメッセージに聞こえるかもしれません。ただ、ジョンレノンの歌詞はそのシンプルさゆえに、未だに私たちの胸に残り続けているとも言えるのではないでしょうか。
私は高校から帰ってきて、やはりボンヤリと夜を過ごし「イマジン」を三回繰り返して聴き、少しだけ泣いてから眠りました。
クリスマスとお正月がやってくるこの季節、「あなたのクリスマスソングは?」という毎度の特集、山下達郎だったりワム!だったり、マライアだったり…なんでしょうが、私にとってはジョンの「ハッピークリスマス(WAR IS OVER)」一択です。
♪今日はクリスマス 戦いを終えよう
強者も弱者も 富める者も貧しい者も
黒人も白人も アジア人もヒスパニックも
君たちが望めば 争いは終わる
メリークリスマス そしてハッピーニューイヤー
良い年になるよう 恐怖のない世界であるよう (抜粋と訳 筆者)
…私としては来年もみんなが笑えるような物語を書いていきたいなあ、などとだいぶハードルの低いことを志としておりますが。
また、超くだらないお話づくりに邁進する所存です。