予断を許さない結果に
執筆時期は、28日の早朝。
台風の進路をじっと見ながら、ただひたすらに目で追う日々。
一方で、話の方向をこれらで修正しながら。
主人公のエルフさんにどう仕切らせたものかと。
この子、他人任せなとこ多いから...
嗚呼。
北寄りに進めば早いって話なんだけどなあ。
乙女神ぱぅわぁ~で観測した、混沌とした渦の形成。
光が強力な重力に引っ張られるような、そうした現象の兆しがあったというのだ。
女神の神秘にビビッと来たという、若干、曖昧なしかも生物的な話なので観察が必須だというのだ。
いや、そうだろう、そうだろう。
何だよ、そのビビッと来たって感覚。
神さまなら、千里眼でもあって未来を見通したとか。
そんな権能で話を盛ってくれ。
かつての魔法学校にあった“魔王”のように。
「そうは言うけどもねえ。邪神は、この世界にとっても招かざる客なわけで。なんか視線を感じる、そこの壁に“G”!?ってなノリみたいなトコがある訳よ。私が自らの権能で観れば霧は晴れるとは思うけど...害虫みたいのを好んで見に行く訳ないと思わない?」
おお、あんたがどっかの乙女ならな。
てか、Gって...
旧時代文明が滅びた直後でも生き残ったんか!?
すげぇなあ、アレ。
いや、そこじゃない。
進化させないのは、神の権能か。
乙女神の虫アレルギーか。
「で、あたしらに確認させようってか!!」
彼女はこくりと頷いた。
流石、神。
傲慢だ。
だけど、どこかでほっとしてる。
最近、馴れ馴れしいトコあったし。
接し方で友達になれるかなとか思い始めてた、あたしがいた。
《やっぱり神だ、こんなものさ...》