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守銭奴エルフの冒険記  作者: さんぜん円ねこ
313/511

台風が来るかも、ね 2

 27日当たり。

 予報円が大きかった、22日現在では。

 東より最大だと中部・東海側、或いは神奈川直撃コースも考えられ。

 関東には突風の危険性がある。


 で、予報円の西側は近畿地方、紀伊半島へ上陸する見込み。

 どちらも、そこそこ強いという予想のようで、洒落に成らない。

 しかも...


 気象庁の衛星ひまわりが見せる、太平洋図では更なる雲の動きが。

 いくつか怪しい影が見えるんだよね。

 9月の台風...

 多そうですねえ(汗

 正教会は“神秘”の切り分けに対して、ヒステリックになっている。

 そもそも女神の信託も、巫女を経由しているとはいえ。

 彼らに協力させるために...。


 乙女神は彼らの欲望をつついたのだ。

 ベッドで横になっていると――天界の豪奢な扉の前で目が覚めた。

 御使いたちが、ここまで引っ張て来てくれたんだけど。

 どうも別の事に気が散ったらしく、置き去りにされた。

「あら?! あら、あらあらあら...」

 一応、用事があって呼んだはずだが。

 乙女神の方も何で呼びつけたのかを、忘れている様子。

「ごほごほ...ちょ、帰る」

 咳払いしかけて、マジで咽たあたしは。

 やややる気が削がれて、

 神々しい光を放つ存在に。

 そんな捨て台詞を吐いていた、

「ちょっと待ってよ。なんか、今思い出そうとしてるとこ!! ま、折角来たんだし、中入ろう、今すぐ茶菓子用意するから、思い出すから帰らないで!!!」

 天界の連絡通路は滅多に開かないんだ、という。

 てか、あたしは気が向いたら連れてこられてる気がする。

「そう?」


「そう」

 外じゃ、冒険者ギルドの調査旅団に動きがあったし。

 あたしらもどちらが先に行動を起こすかで、一挙手一投足の緊張が走ってる。

 もっとも、ギルド側はガツガツしていないから、不思議なんだけど。

「そうそう、正教会の子らとは仲良くしてる?」

 ん?

 なんですと!?

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