表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
守銭奴エルフの冒険記  作者: さんぜん円ねこ
308/539

台風がすぎ去った、後...

 なんか、愉しくなってきたので。

 あともう一回、こんな調子で書いてみますね(*'ω'*)。


 台風、熱帯低気圧になってますよね。

 (8/16 08:59 現在執筆・時期)

 巨大ミミズ――もとい、ワームの事だけど。

 結果は散々だったと言っておこう。

 正教会の奴ら、ゴネてる間に有志の()()()でサクッと倒してやった。

 セルコット・シェシーっていう置物を残し。

 あたしらは覆面の()()()()()って事で現地へ飛ぶ。

 ミロムさんとヒルダが前衛で身体を張り、中段にお爺ちゃんと、師匠が。

 あたしは、聖女としての特性か。

 或いはもともとの封印指定な“火焔レッド魔王ロード”チート性能で、だ。

 呼び出した従者たちに、聖国の騎士団の救助活動に勤しんだ。


 感謝されたし。

 なんか押し付けるように“革袋”が来た。

 中身は金貨である。


 要らないっていったのに。

「そういう善意は貰っておいて損は無いのです!!」

 聖女をダシに、商売をしてた後輩が説く。

 ワームの抵抗は激しかった。

 流石に災害級というだけは、ある。


 一撃は、うねる身体で地面を()()()に叩きつけて起こす、アースクエイク。

 本来の魔法攻撃だと、地割れとか、或いは足元を不安定にさせる“状態異常”にちかい。

 攻撃として判定が入った時には、神の賽が振られて、ダメージ判定へと移行する。

 クリティカルになると――

 見るも無残に、引き千切れたりする。


 まあ、ミロムさんやヒルダさんにはかすり傷くらい?

他人ひとを化け物みたいに言うな!! これでも肌の柔いとこはある」

 って、ヒルダさんが引き締まった二の腕と、脇の乳を見せてくれた。

 触ってもいいぞ、嗅ぐときは...一言言ってくれ、心の準備がとか。

 言ってた気がしたけど。

 結局、触らなかった。

「触れよ、いや、揉めよ!! こう好々爺みたいに下種な笑みを浮かべてだな!!!」

 なるほど...彼女の癖は、ソレか。

 亡くなった皇帝が知ったら、卒倒するな。

 止めてあげなさい。

「――で、正教会の皆さんの...その...財宝の方ですが?」

 旅団長が王冠被ってるし、

 副団長は首飾りか何か?

 後輩の方は重たそうな革袋を、何個持ってんだ、お前ら?!!!

「な、なに...正当な報酬だろ、いあ、です」


「誰の?」


「当方たちの」


「覆面の冒険者たちが、処理したんだが?」

 長い沈黙の末。

 正教会が獲得した財宝は、冒険者ギルドを通して持ち主に返却された。

 これが、門の都事件のあらましである。

 バトルは――もう、ふたりのお姉さん方の一方的な蹂躙で終幕した。

 ミロムさんはひと指しゆびの背が切れたで、キレたし。

 ヒルダさんは、まあ。

 わき腹に突き出した岩で、小突かれたぐらいでキレた。

 大人げないのは百も承知だが。


 出てきて暴れてくれた、ワームも災難だった。

 まさか、そこに災害級の剣士がふたりも居合わせたのだから。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ