追憶のバラ
プロテア達と別れたクズ。
彼は現在軍の資料室で、ある言葉について調べていた。
「……お、あったヨ。えぇ~『死ノ言葉』の使用者は……肉体が存在し続ける限り、何度でも蘇る。刺しても撃っても斬っても毒を飲ませてもダメ……ほ~ン。この書き方だと、軍でも昔、死の言葉を使える人間を捕まえたことがあるんダ。いやはや大先輩達には感謝だネ!! ……言葉ってことは、アスピラシオンだっけ? この言葉も神様が作ったんだよネ。随分と物騒な言葉を作ったものだヨ」
手に取っていた分厚い書類の束を、元の場所へと戻すクズ。
資料室を後にする彼は、懐から煙草を取り出すと、喫煙所ではないにも関わらず火を点ける。
「……戦争を起こせル。ローズがそう思っちゃうのも、無理はないかもネ。そんな言葉を目にするト」
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「お医者さん!! どうなんですか!?
「……おめでとうございます。無事に生まれましたよ
「……!! 母さん!!
「はぁー……本当痛かった。死んじゃうかと思ったよ
「旦那様、どうぞ
「おぉ……!! ほら見て見て母さん!!
「ちゃんと見えてるよ。ふっふ……可愛いねぇ。苦労して生んだかいがあったよ。
「お~よしよし!! そうか……俺もいよいよ父親かぁ……
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「え!? 俺が店長ですか!?
「ああ、おめでとう。君の活躍は聞いているよ。実績と実力……そして、現場からも君を推す声が強く出ていたんだよ
「本当ですか? ……みんな」
「な~に泣いてるんですかっ!! アナタなら心配ないから俺達は推薦したんですよ!! なあみんな!?
「そうっすよ!! 自信を持って下さい!!
「俺達は付いて行きますよ!!
「うんうん……ありがとなみんな!!
「じゃあ決まりだね。あ、確か子供が生まれたんだよね? じゃあ、これからバリバリ働いていかないとだね。はい、これが書類だから必要な部分にサインしておいてね。それじゃ
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「2人とも見てくれ!! 俺、店長になったんだよ!!
「はいはい……落ち着いて。ふっふっふ……そう、頑張ったじゃないか
「わ~!! お父さん凄い凄い~!! 店長だ店長!!
「はっはっはっ!! 凄いだろ~!! これからは2人に加えて店も守っていかないとな!! 俺の命に代えても守るからな!!
「あんまり無理はしないでね。体は大事なんだからさ
「分かってるよ。そうだ、今日は何かお祝いをしよう!! ケーキでも買ってきちゃおうかな!!
「わ~い!! ケーキケーキ!!
「ふっふっふ……まったく、2人ったら……
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「お母さん、洗濯物はこの辺に置いておけばいい?
「……そうそう……その辺だね。すまないね、迷惑かけちゃって……
「いやいや、平気だよ。次は……夕食の準備だね。
「……大丈夫? 火は……危ないよ……
「もう、お母さんは心配し過ぎ!! それにしても、お父さん帰って来ないね
「……そうだね。仕事……忙しそうだもんね。げほげほ……
「お母さん、大丈夫……?
「平気さ……平気……
「お母さん……? お母さん!?
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「お父さん!! こっちこっち!!
「お~い、危ないぞ~!! ……ふぅ。アレだけ元気なら、彼女も心配しないだろな
「お父さん、お花早く早く!!
「はいはい……なあ、ちょっといいかい?
「ん? なになに、お父さん
「これから2人で……その、寂しく感じる時があるかもしれないけどね。お父さん、絶対に苦労をかけないって約束するから……必ず守るから。
「うん!! 約束だよ、お父さん!!
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「『燃えろ』!! ……やった~!! 凄い凄い!!
「おっ、やるじゃないか。言葉の才能があるかもな~……よ~しよ~し!!
「えっへっへ~!! アレアレ? お父さん、煙草なんて吸ってたっけ?
「ん? あ~……これか。昔は吸ってたんだよな。生まれてからは控えていたけどな
「そうなんだ~……それ美味しいの?
「ん~? 俺はかなぁ~間違っても吸ったらダメだぞ? 大人になってからな。
「はいは~い。 ……? お父さん、この紙は何? 契約書……
「……っ!! ああ、こ、これか? 取引先の書類だよ。個人情報が書いてあるから、勝手に見ちゃダメだよ?
「ふ~ん……分かった!! ……そろそろ時間かな? お父さん、家に帰ろっ!!
「分かった分かった。 ……はぁ……いつまでバレずに済むかな




