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死へと誘う転生令嬢  作者: ✰✰✰死語遣いのサンシロウ✰✰✰
イルドアラン編
84/102

追憶のバラ

 プロテア達と別れたクズ。

 彼は現在軍の資料室で、ある言葉について調べていた。


「……お、あったヨ。えぇ~『死ノ言葉』の使用者は……肉体が存在し続ける限り、何度でも蘇る。刺しても撃っても斬っても毒を飲ませてもダメ……ほ~ン。この書き方だと、軍でも昔、死の言葉を使える人間を捕まえたことがあるんダ。いやはや大先輩達には感謝だネ!! ……言葉ってことは、アスピラシオンだっけ? この言葉も神様が作ったんだよネ。随分と物騒な言葉を作ったものだヨ」


 手に取っていた分厚い書類の束を、元の場所へと戻すクズ。

 資料室を後にする彼は、懐から煙草を取り出すと、喫煙所ではないにも関わらず火を点ける。


「……戦争を起こせル。ローズがそう思っちゃうのも、無理はないかもネ。そんな言葉を目にするト」


ー-----------------------------------


「お医者さん!! どうなんですか!?


「……おめでとうございます。無事に生まれましたよ


「……!! 母さん!!


「はぁー……本当痛かった。死んじゃうかと思ったよ


「旦那様、どうぞ


「おぉ……!! ほら見て見て母さん!!


「ちゃんと見えてるよ。ふっふ……可愛いねぇ。苦労して生んだかいがあったよ。


「お~よしよし!! そうか……俺もいよいよ父親かぁ……


ー----------------------------------


「え!? 俺が店長ですか!?


「ああ、おめでとう。君の活躍は聞いているよ。実績と実力……そして、現場からも君を推す声が強く出ていたんだよ


「本当ですか? ……みんな」


「な~に泣いてるんですかっ!! アナタなら心配ないから俺達は推薦したんですよ!! なあみんな!?


「そうっすよ!! 自信を持って下さい!!


「俺達は付いて行きますよ!!


「うんうん……ありがとなみんな!!


「じゃあ決まりだね。あ、確か子供が生まれたんだよね? じゃあ、これからバリバリ働いていかないとだね。はい、これが書類だから必要な部分にサインしておいてね。それじゃ


ー------------------------------------


「2人とも見てくれ!! 俺、店長になったんだよ!!


「はいはい……落ち着いて。ふっふっふ……そう、頑張ったじゃないか


「わ~!! お父さん凄い凄い~!! 店長だ店長!!


「はっはっはっ!! 凄いだろ~!! これからは2人に加えて店も守っていかないとな!! 俺の命に代えても守るからな!!


「あんまり無理はしないでね。体は大事なんだからさ


「分かってるよ。そうだ、今日は何かお祝いをしよう!! ケーキでも買ってきちゃおうかな!!


「わ~い!! ケーキケーキ!!


「ふっふっふ……まったく、2人ったら……


ー--------------------------------


「お母さん、洗濯物はこの辺に置いておけばいい?


「……そうそう……その辺だね。すまないね、迷惑かけちゃって……


「いやいや、平気だよ。次は……夕食の準備だね。


「……大丈夫? 火は……危ないよ……


「もう、お母さんは心配し過ぎ!! それにしても、お父さん帰って来ないね


「……そうだね。仕事……忙しそうだもんね。げほげほ……


「お母さん、大丈夫……?


「平気さ……平気……


「お母さん……? お母さん!?


ー---------------------------------


「お父さん!! こっちこっち!!


「お~い、危ないぞ~!! ……ふぅ。アレだけ元気なら、彼女も心配しないだろな


「お父さん、お花早く早く!!


「はいはい……なあ、ちょっといいかい?


「ん? なになに、お父さん


「これから2人で……その、寂しく感じる時があるかもしれないけどね。お父さん、絶対に苦労をかけないって約束するから……必ず守るから。


「うん!! 約束だよ、お父さん!!


ー---------------------------------


「『燃えろ』!! ……やった~!! 凄い凄い!!


「おっ、やるじゃないか。言葉の才能があるかもな~……よ~しよ~し!!


「えっへっへ~!! アレアレ? お父さん、煙草なんて吸ってたっけ?


「ん? あ~……これか。昔は吸ってたんだよな。生まれてからは控えていたけどな


「そうなんだ~……それ美味しいの?


「ん~? 俺はかなぁ~間違っても吸ったらダメだぞ? 大人になってからな。


「はいは~い。 ……? お父さん、この紙は何? 契約書……


「……っ!! ああ、こ、これか? 取引先の書類だよ。個人情報が書いてあるから、勝手に見ちゃダメだよ?


「ふ~ん……分かった!! ……そろそろ時間かな? お父さん、家に帰ろっ!!


「分かった分かった。 ……はぁ……いつまでバレずに済むかな

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