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呼ばれた理由、地球への帰還方法

神様はイケメンな予感。

「先に今ここにいる状況を説明しよう。まずそなた達がこれから転移する異世界は【リアーナ】という名前の世界だ。


そこではそなた達の世界では科学、リアーナでは魔法という文化が発展している。


そなた達には魔法は信じられないと思うが、リアーナの住人からしたら、そなた達の世界の分子や細胞、エネルギーついては説明しても信じられないだろう。


まぁ、そういう世界だと今は思っていてくれ。


そこでリアーナの国の一つ、サユキ帝国が古代魔法である召喚魔法の解読に成功し召喚されたのがそなた達とそなた達の仲間だ。


古代魔法とはいにしえの魔法で一度魔法戦争により世界が滅びかけ、忘れ去られた魔法なのだ。


その魔法をダンジョン奥深くで発見し、数十年の研究を経て復活させたのだ。


私はその召喚の際に魔法陣に介入しそなた達2人をここへ呼んだのだ。」


ペコリッ「まずはすまなかった。本来なら私はどの世界の事象にも干渉せず、全ての世界の死と生を見届けているのだが、今回は我々神に類するものの手がはいっておってな、神の干渉は私が厳しく不可と定めている故、巻き込まれたそなた達に手を伸ばしたのだ。


2人をここへ喚んだのは、魂の輝きだな。他の仲間達は魂の輝きが弱く神界に飛んだ瞬間に魂の力を使い果たし、輪廻へと巡っていくのだ。


そなた達2人の魂の輝きは強く祖先、いや前世より前からの善行や想いの強さが魂に刻まれておるのだろう。


そなた達にお願いしたいのは戦争の防止と今回の原因である神に類する者【亜神】の討伐、排除、封印のいずれかを行なって欲しい。


勿論、神への対抗能力を授けるし排除後も人生を終えるまでは能力は渡したままにするので好きに使うが良い。方法は全て任せる。


私が一つ一つ指示するので無く、せっかくの異世界だ、2人で相談しながら共に成長し切磋琢磨しながら目標を果たすが良い。


亜神の名前はサタニア、目的は戦争を起こし世界を混乱させ破滅の寸前に手を差し伸べることで世界から神と崇めさせる事だ。


神は世界中から崇められることで神力を上げる事ができるのだ。亜神も力を得れば神になれる。あやつはそれが目的なのだよ。


今は神力も無く心の声を送る事しか出来ないが、ヤツは神託として声を届け今回の古代魔法の解析を行わせたのだ。話の流れから分かると思うが、目的は戦争。召喚者は召喚術に組み込まれた能力解放の術の影響により特殊能力が開花されるのだ。


その強い力を育て戦争を優位に進めるつもりだ。まずは戦争の回避、それから力を付け亜神の場所を探るのだ。質問はあるか?」


ふぅーっと深呼吸後にばにらは尋ねる。

「僕たちの世界では行方不明のままですか?」


「ばにらよ、その話し方は生来のものでは無いだろう。神に隠し事は出来んぞ、普通に話すが良い。

そなた達の世界は私の力で時空封印しておる。分かりやすく言うと地球含む銀河系は時間の概念が無くなっておる、要するに時間停止だな。


そなた達全員がリアーナで生を終えた後、召喚前の状態に戻し時間を再開する。まぁリアーナで先に死んだ者も気付いたら全員揃って戻っている訳だな。なので意識のある内に2度の生を授かったと思い、思う存分に過ごすが良い。」


「はぁっ、神様、分かったよ。この話し方で良いかい?失礼にならないか?」とばにらは尋ねる。


「はっはっはっ、私はそなた達の父であり母でもあるのだぞ、親が子供の話し方に文句を言うか!」

お互いの目が合い、揃ってニヤリっと笑みを浮かべる。


「あのー、神様。喚ばれた理由と地球の状況は分かりました。私達が授かる能力と使い方はどんなのですか?」


と紀恵が尋ねるが、神は再度ニヤリっと笑い「能力は既に与えておる、2人ともステータスと声に出すのだ。」

一生に一度で無く、二生になりましたね。

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