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神の間

夏異世界モノの定番です

教室が光に包まれた!

「なんじゃこりゃーっ」と往年の役者ばりに野間琢磨が叫び、「皆んな、何かに掴まれ」と机と椅子しか無いし、掴まっても意味ないやろと心の中でツッコミつつ僕と紀恵を残し全員が消えていった。


「ほえっ?」「うん?」と紀恵と僕の声が漏れた時、虹色の魔法陣が現れ再び教室が光に包まれた。


「きえちゃん、僕に掴まれ!」、「うん!」こうして2人は抱き合ったままこの世界から消えていった。




「ここは、、、、?」ポツリとばにらが呟く。


「天国かな?」紀恵が言うのも無理はない、ここには色とりどりの花が咲き、妖精と思わしきテレビアニメで見る様な小さな羽の付いた可愛い子達が空を飛び、透き通った川、微かに聞こえる優しい音色の歌声、まるで理想郷の様な場所であった。


「よくぞ参ったそなたたち」


振り返るとヒゲモジャなおじいさんでも、のじゃロリでも無く、人の形をしていない虹色の玉が浮かんでいた。


『は?』2人同時にハテナが浮かぶが虹色の玉は続ける、「まずはゆっくりと状況を説明しよう、こちらに座るが良い」


玉が進む先にはテーブルとイスがあり、2人は着席、玉はゆっくりとテーブルの上に着地した。


「まずは自己紹介からしよう、私の名はゴディ、創造神ゴディだ。」


「え?創造神?」

「神様なのですか?やはりここは天国、、、」天国好きの紀恵は放置して神ゴディは続けた。


「まずは状況を説明する。質問などは全て終わってからにしてくれ」


「はい!」ばにらは返事をしつつ、紀恵をヒジでつつく。「はっ、はい!」遅れて紀恵も返事したのを見届け話し始めた。


これが2人の人生を色濃くする物語の始まりである。


「今回そなた達2人を喚んだのは、力を授ける為だ。既に見たと思うが、そなた達の仲間は皆、異世界へ転移されておる。


異世界とはそなた達の時代で言うと欧州の中世、武器や鎧を纏い戦争に明け暮れた時代に似ておる世界だ。違う点は地球では無いので、そなた達の世界の文化、文明、道徳、ルールは通用せず独自の発展を遂げている。


又、魔法や錬金術、スキルというそなた達には馴染みの無い個人個人の能力があるせいで格差社会が生まれておる。力の無いものは力のあるものに奪われる、そんな世界だな。


個々の能力はステータスに表示され、魔物や人、生き物を倒すとステータスが上がり、能力が伸びる仕様になっている。


魔物とは動物とは違い、魔力のある世界特有で魔素という目に見えないエネルギーが溜まると生まれてくる生き物だ。


魔物は同じ魔物や生き物を食べると人と同じくステータスが上がる。一定以上のステータスになると進化を遂げ能力が格段に上がっていくのだ。まぁ、ここから先は異世界で聞くが良い。」


「ここまでは良いか?」

『コクッ』2人とも頷く。

さて、どうなることやら

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