11話 再会
すみませんでした!今日から投稿再開です!
短めですが許してください。
俺は鳥達の囀りを聞き目を覚ました。
隣で窮屈そうに寝ているのは、見た目は少女、中身はババアのサレナだ。(俺の方が年上だが気にしない)
寝癖の付いた金髪のショートヘアーが朝日に照らされ輝いており、無駄に眩しい。
俺はまだ起きる気配は無いサレナに、ずれていた毛布をかけてやり食堂へ向かった。
「おはよう!今日いい朝だね」
食堂へと足を運ぶと、ミナが元気に挨拶をしてきた。
緑髪に翠眼、さらには緑の服といった姿をしているミナを見ると、なんとなく突っ込みたくなるが、今は空腹の方が大きいため挨拶を返しておくだけにする。
今日のメニューは緑の魚に野菜の炒め物、そして山菜ご飯だった。
米か……昔、マコトが『米を作ってくれないか?』と頼んできたので、一応お米っぽい物を作ったが……完成にはいたらず断念していた。
まさかこの世界にあるとは。しかも、一粒一粒がしっかりしており噛むたびに旨みが溢れてくる。
「どう?おいしい?」
俺が米に感動しているとミナが感想を聞いてきた。
「ああ、旨い」
俺は端的に返し、米について聞いてみた。
すると、米は昔居た勇者がこの王都に伝えたものだという事が分かった。
米を知っている勇者という事は、もしかしたらマコトと同じで、地球から転移もしくは転生したものなのかもしれない。
縁があったら会いたいな。
俺は大満足の朝食を終え、部屋へ戻った。
サレナはまだ寝ているようだったので、いい加減強制的に起こすことにした。
「【稲妻】」
「あばばばばばばばば」
俺が軽ーく電撃を流してやると、サレナは元気よく痙攣した。流石にこのままだと永遠にお休みなさいしそうなので治癒魔法をかけておく。
「これに懲りたら早起きするんだぞ」
「……はいぃぃぃ!」
サレナは首を勢いよく縦に振った。
「それより、今日はサレナの装備を揃えるぞ」
「……分かった」
サレナは自分の服装を見て、若干頬を赤くさせ頷いた。
とりあえず、サレナには俺のローブを渡しておく。はっきり言って、神秘的な雰囲気のする唯の黒いローブなのでこのままあげてしまってもいいか。
俺はそこらへんの防具屋でマントでも買うとしよう。
さて――揃えるとは言ったものの、俺は王都について、というかこの世界のこと自体あまり分かっていないのだが、どこに行ったらよいのか分からない。
なのでここは人に尋ねてみることにした。
「すまない、近くに良い武器屋、または防具屋は無いか?」
近くにいた赤髪の女性に声をかける。良く見ると彼女は冒険者のような格好をしていた。
背は170cm程で、やや高く、体はすらっとしていて姿勢が良い。
眼は吸い込まれる様な赤眼で、腰にかけている日本刀のような物は一目見て一級品どころではないと感じさせる。
サーチしなくとも分かる、こいつ強いな。
もちろん、俺と比べると話にならないが、この世界に来てから見た奴らとは強さの次元が違う。
たぶん、マコト程の勇者ではないがこの前撃退した勇者よりは強いだろう。
「――?ここをまっすぐ進んで右に進んだ所に、『ハルバート武器防具店』というところがある。あそこはいいぞ。まぁ品質はおやじの気分次第だけど」
俺がジロジロ彼女を見ていると、彼女は若干不思議な顔をしつつ、答えてくれた。
『ハルバート武器防具店』か、名前的にどちらも売っているんだろう。
俺は赤髪の女性に礼を言い、教えてもらった道を進んだ。
そして、『ハルバート武器防具店』らしき場所に着いた訳だが……
「よう、兄ちゃん、何をお求めかい?」
やっているのは筋骨隆々スキンヘッドのおやじだった。




