続・第一話入部?
翌朝、慎治怜治の
二人から同時にメールが
きた。
朝ご飯を食べている途中
携帯が鳴った。
「慎治くんか怜治くん
じゃない?」
お母さんが言った。
みてみるとそうだった。
女のカンは鋭い。
牛乳を飲みながら
内容をみてみる…
ブー!!牛乳をはく…
「朝7時30分から
部活開始遅れるな☆」
同文できた。
ヤバい。遅れる…
只今の時刻7時…
「ご馳走さまっ!!
二人から呼び出しが
かかっちゃった!!」
「あらあら大変ねぇ~
頑張って二人の面倒を
みるのよぉ~」
お母さん…そんなに
ニコニコして言わないで
谷山先生は言った
「部活自体は校長から
許可はでている…が
他の先生は微妙だ…
校長が面白そうだから
と鶴の一声で出来た
もんだな…
反対する先生は狭山が
いるからしぶしぶOKした
だからあいつらのお守り
頼んだぞぉ~~」
らしい…。
名前だけではダメに
なってしまった…。
所謂、監視役だ。
家を急いで息をきらして
出ると、慎治怜治がいた
なるほど、
またはめられたぁ~。
「おいっ!!朝ご飯途中で
出てきたんだぞっ!!」
「知ってるよぉ~。
牛乳はいたところも
ばっちりみた」
慎治がニヤニヤして
言った。やはり罠かっ。
「で、私を呼び出して
何がしたかったの?」
つんとして言った。
「一応、お礼と
今日の部活について。
なながいたから部活が
出来たと始めっから
わかっていたんよ」
怜治が真面目くさって
言った。
「で、今日の部活は
何やるの?」
「ななは何もしなくて
いい。
ただ俺達がしたことの
記録を取ればいいんよ」
怜治が言う。
「記録って?」
慎治が私の問いに
答えた。
「周囲の反応」
「で、何やるの?」
二人が顔を見合わせ、
ニヤニヤ笑って
「ひ・み・つ☆」
入学式からおとなしく
していただけに…
嫌な予感。
私達の高校は都内の
有名?私立だ。
だから周りにコンビニが
たくさ~んある。
駅にも近いからかなぁ。
公共施設も周りにある
図書館、博物館とか。
だから学校の周りには
朝でも結構人がいる
サラリーマンとかもだ
学校の校門前にきたとき
慎治が「俺達は今日、
学校の掲示板とかに
ポスター貼りに行くから
先クラス行ってて」
「私も手伝うよ」
「いい。今日の活動の
仕込みもあるから」
悪そうな笑顔だぁ~、
ヤバいなぁ~今日。
「じゃあ、先行くけど
怒られること、
しないでね」
私が昇降口に走り出すと
「は~い!!」
二人が手を振って
ニヤリと笑った。
普通にクラスに入る
友達の山崎朝華に
あいさつする
「ねぇ、なな、今日は
横河君と渡瀬君と
一緒じゃないの?」
朝華が聞いた
「朝、一緒にきたけど
部活の用事があるから
先行けって」
「良かったぁ~二人が
来ないなんて学校に
くる意味ないし」
はぁ~、めんど。
二人は学年のなかで
イケメンと呼ばれてる。
私の立場なら「ガキ」
絶対にイケメンなんて
呼ばん!!
さて、普通に二人は
教室に入ってきた。
別段、変わったところは
ない(とびきりの
ニヤニヤ笑い以外は)
朝のSHRも普通に受けた。
しかし一限目。
始まった瞬間、先生が
教室に入った瞬間、
二人とも顔を伏せて
しまった。私は別段、
気にしなかった。
昨日、夜遅くまで
悪巧みしてたんだろう…
私の読みはあながち
間違ってなかった。
授業を始まって
10分二人が寝ているのを
先生がやっと気づいた。
全員が注目(おそっ!!)
「横河、渡瀬!起きろ!」
シーン。寝たまま。
「ハア~」
先生が慎治怜治を
同時に起こす。
名前の順の席だから
前、後だ。
先生が揺さぶる。
「うん~、ううん~」
「ほら起きんか!!」
先生が顔をみようと
頭をひねると…
「うわっ!なんだこれ!」
先生が驚く声をだす
みんながさらに注目
一瞬の沈黙…
私もよくみると
クラス全員が大爆発した
きゃっきゃっ笑った
なんと慎治怜治の
まぶたに目が書いて
「先生~。俺達
起きてますよぉ~」
慎治が悪びれた様子も
なく言った。
クラスはさらにわいた。
これがWJCの初活動で
私の初記録だ。
ハア~~。
しょうもなっ!!
皆さん、つまんない
でしょう?
さらにしょうもなく
なるからね…。